2011年03月02日

就業規則が危ない・・・マイカー通勤編

私は社会保険労務士でもありますが、就業規則について、次のような相談がありました。


『社員のAさんがマイカー通勤の途中で事故を起こし、相手方の運転手Bさんにケガをさせてしまいました。後日Bさんが会社に対して損害賠償を求めてきました。


就業規則には「マイカーを許可されたものは安全運転と事故防止に努めなければならない。マイカー通勤とは運転者がマイカーを使用して自宅と就業場所との間を合理的な経路で往復することであり、業務の性質を有するものを除くものとする。」とあります。

 

損害賠償の記載はありません。どうなるのでしょうか。』

 

マイカー通勤を許可している企業は多いと思います。地方ですと、電車やバスなどの公共交通機関で通うにも限界があります。車でなければ通勤できない場合も多いですね。

 

ポイントは次の通りです。

・マイカー通勤については許可制にし、損害賠償保険加入を条件とする。

・会社に責任ないこと、従業員に全て責任であることを明確にする。

 

マイカー通勤で従業員が事故を起こして損害賠償などが必要になったときに、その従業員が困らないようにしておくことが必要です。

上記の例のように、従業員個人に支払い能力がないとわかったら、勤務先企業に支払い責任を求めることも十分にあり得ます。そのときに、ハッキリと拒絶できるようにしておきます。

 

就業規則には次のようにします。

1.マイカー通勤を希望する者は、「マイカー通勤申請書兼誓約書」によりマイカー通勤許可申請をし、マイカー通勤の前日までに許可を受けなければならない。

2.
前項の申請をする者は、次の書類を添付すること。
運転免許証の写し 任意自動車保険の写し 自動車検査証の写し


3.
前項の任意自動車保険に関しては、次の条件で加入していなければならない。

‖仗庸綵額 無制限    対物賠償額 2,000万円以上  E訃莠埆害 1,000万円以上


4.
会社はマイカー通勤途上で発生した事故については一切責任を負わない。損害に関してはマイカー通勤者
が加入する自賠責保険および任意保険を適用する。また会社は、マイカーの車両の損害についても一切責任を負わない。



iso_hiramatsu at 22:35コメント(0)トラックバック(0) 
ビジネス | コンサルティング

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
プロフィール

平松 徹
株式会社ソフィア
代表取締役

<主なサービス>
社会保険労務士として
・就業規則作成
・助成金申請支援

行政書士として
・建設業の許可申請
・建設業の経営事項審査
・相続に関する手続き業務

経営コンサルタントとして
・ISO認証取得支援
・Pマーク認証取得支援
・Gマーク認証取得支援

最新コメント
記事検索