2011年03月10日

定額残業制度は問題ない???

今回も就業規則についての相談事例です。


当社は事務の簡素化のために残業手当として一定額を支払って、実際の時間外労働についての賃金の計算はしていません。
 ある社員から、計算すると実際の労働に見合った賃金になっていないし、割増賃金のことを考えるとかなり損をしているのではないかとの話が総務部にありました。
実際には時外労働に見合った賃金にはなっているのですが、これで法律上など大丈夫なのでしょうか。


 時間外労働に対して、賃金計算をしないで、一定額を支払う制度を定額残業制といいま
す。

 その場合、手当ての名称を時間外手当であることがわかるものにして、何時間分の時間外手当に見合うものであるかを明確に記載することが必要です。

 

また、実際に計算した場合の時間外手当を超える手当が、毎月支払われていることも必要です。
 1年間を平均してなど、期間平均でプラスマイナス0ではだめです。実際の時間外賃金が手当を超える月は、オーバーする分について支払う必要があります。

 

法定労働時間を超える分や休日労働に対しては、割増賃金も必要になるので、それも考慮した手当てでないといけません。

定額残業制度には、最新の注意が必要です。

 

 就業規則の作成例としては次のようになります。
 第○条     給与に関する詳細は、「給与規程」によるものとする。

 

 給与規程
 第○条  1. 時間外業務手当は一賃金支払期において30時間分の時間外労働があったとものとみなして、時間外手当の代わりとして支給する。

     2. 1項の手当は実際の時間外労働が30時間未満であっても支給する。



iso_hiramatsu at 11:52コメント(0)トラックバック(0) 
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プロフィール

平松 徹
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