2011年03月30日

大津波とまちづくり

 今から1000年以上前ですが、貞観11(869)526日の夜、陸奥の国を大地震と大津波が襲ったそうです。その貞観地震と大津波のすさまじさは「日本三大実録」にあります。

 

 

「多賀城の城郭や倉庫も崩れたものが数知れない。雷鳴のような音と共に海があふれ出して陸に入り、城下まで至った。水はその果てがわからないほど広がり、原野や道は大海原のようになった。船に乗るいとまもなく、山に登るにも間に合わず、千人が溺死した・・・。」(毎日新聞3.29朝刊「余録」から)


 最近の専門家の調査によると、仙台平野や福島県北部では海から数キロまで津波が押し寄せたことがわかっています。

また、このような大規模な津波が450年〜800年に一度の割合で起こっていた可能性も浮かんだとのことです。

 

「このような知見は一昨年には原発耐震性再評価をめぐる経済産業省の審議会で報告されたという。だが東京電力が今回の福島第一原発の異常事態「想定外の津波」によるモノと説明しているご存じのとおりだ。」(同上)

 

 原子力発電は、自然界にないモノを人間が生み出しました。本当に危険なモノということもわかっていました。通常のリスクではありません。起こればクライシスに至ります。

 

 そのとき少しでも手を打ったのでしょうか?

  政府の責任も極めて大きいですね。経済産業省の審議会に報告されたのですから・・・。

 それを考えれば、今後の災害補償に対して、国の負担でということも必要です。一人東京電力の責任にはできません。

 

 ところでこの記事に出ている仙台の多賀城。実は、225日にある運送会社のISOの審査で訪問したばかりでした。そこの営業所責任者の方は、多賀城がその昔、東北地方の中心の地域だった。その史実が残る記録など、残っている。それをまちづくりに活かしたいですね、などとお話しされていました。


 大津波で東北の都が根ざやしにされたので、多賀城は東北の都でなくなったのでしょうか?

 お話をお伺いしたとき、地方の資源の一つがそこにはしっかりあると、ちょっと思いました。東北地方の中心だから、「日本三大実録」に載っていたのですね。

 

そして今また大津波は、まちづくりの芽をいっぺんに流してしまいました。



iso_hiramatsu at 22:22コメント(0)トラックバック(0) 
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プロフィール

平松 徹
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