2011年06月10日

専門的には「節電」と「省エネ」は違うんですね。

昨日、財団法人省エネルギーセンターの専門家による「この夏の節電対策と省エネ」というセミナーに参加してきました。
(23.6.9銀座の中小企業会館で。中小企業診断協会東京支部主催。)

 

今の大きなテーマの一つが、夏に計画停電がないことです。そのためには、電力のピークカットをしないといけません。

 

ここでわかったのは、専門的には「節電」はそのピークカットのことであり、「省エネ」と「節電」はどうも違うらしいということでした。

 

大口需要家は15%以上の節電をしないと100万円以下の罰金です。

 

これは電気事業法(電気の使用制限等)27条、同施工令の要求事項です。


簡単にいうと、

 

電力の「大口需要家」は

・「23.7.19.22」→毎日「9時〜20時」(これを基準期間、基準時間帯といいます)に、

・昨年の基準期間、基準時間帯の最大電力値の85%を超えてはいけない。

・「大口需要家」とは、契約電力500kW以上の電気の使用者です。

 

つまり、事業所でたくさん電力を使う企業は、7/19/22の間は、昨年のピークの85%に電力を押さえないと、100万円以下の罰金になるということです。

 

経済産業大臣は、「公共の利益を阻害すると恐れがあると認めるとき」は一定の電力利用者に制限を加えることができるようになっています。

 

ただ、これは罰金だからというのではなく、この仕組みに協力しなければ、計画停電になり、困ったことになるわけですから、いやも応もない。実行するしかないですね。

 

これが必要な「節電」です。イコール「省エネ」ではありません。

 

東京電力の今の想定需要のピークは6,000kWです。供給力見通しは東北電力からの融通後で5,380kW。未だ620kW不足です。

 

「節電」対策としては、5つあるとのことでした。

1.「省エネ等」により最大重要電力の低減

2.操業の平準化

3.操業のピークを基準時間帯以外に移す

4.蓄熱・蓄電設備の活用

5.共同使用制限スキームの活用

 

今、エレベータをとめたり、電気を控えめにしたり、盛んに行われています。これなど「「省エネ等」により最大重要電力の低減」ですね。

 

企業によっては、出勤曜日をずらすことも検討され、実施に移されようとしています。これが、「共同使用制限スキームの活用」の具体例になります。休日の輪番制などもあります。

 

操業の平準化はなかなか難しいでしょうが、少しでもそれぞれの企業で検討し、計画すべきです。操業時間のピークを基準時寒帯に移すというのも、夜や朝に操業の山を持ってくることですので、これこそ発想の転換が必要です。かなり取組ガイがある・・・。

 

蓄熱・蓄電も取組が進んでいます。電気はためることもできるのですよね。だって乾電池があるのですから・・・。(^^)/

 

省エネの情報もいろいろとありました。

 

詳しくはまた書きますが、「ブラインドの有効活用による省エネをご紹介します。

 

●昼間で直射日光があたるとき → ブラインドは、半開きの状態で、下まで降ろす。直射日光を避けることで空調機の負荷を低減する。また外の光を照明として利用する。

 

●昼間で直射日光があたらないとき。また、曇りの日や雨の日。 → ブラインドは下ろさない。消灯して、外の光で仕事をする。

 

●夜間 → ブラインドは光が逃げないように締め切った形で全て降ろす。照明の光がブランドに反射し、明るさを外に逃がさない。

 

以上言われてみれば当たり前なことなのですが、あまりきめ細かく実行している会社はあまりないのではないでしょうか。コンピュータによる自動制御に頼るのではなく、人の細かい配慮によるコントロールです。

 

アナログがここでも必要です。

 

参考になりました。m(_ _)m



iso_hiramatsu at 19:40コメント(0)トラックバック(0) 
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プロフィール

平松 徹
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