2014年09月05日
最低賃金が改訂されます。16円のアップ、平均780円です。 14.9.5
[厚生労働省は28日、2014年度の47都道府県の最低賃金改定の答申状況をまとめた。
全国平均は780円で、平均引き上げ額は16円となった。
最低賃金が2桁の増額となるのは3年連続。
生活保護水準を時給に換算した額を下回る逆転現象があった都道県5カ所は全て解消した。2008年度に比較を開始して以降、逆転現象がなくなったのは初めて。」
毎日新聞 2014年08月29日 東京朝刊の記事です。
「厚労省のまとめによると、各都道府県の引き上げ幅は13円から21円。
改定後の時給が最も高いのは東京都の888円、次いで神奈川県887円だった。
昨年は800円台が3都府県だったが、埼玉、愛知県が加わり5都府県となった。
一方、時給が最も低いのは鳥取、高知、長崎など7県の677円で、東京との差は205円から211円へと拡大した。
改定された最低賃金は10月中に全都道府県で改定される。」(同記事)
今年も大幅に最低賃金が上がりました。
平均で16円のアップです。
週40時間50週、年間で2,000時間として、単純に計算すると32,000円の賃金アップです。
パート社員を100人使っている会社ですと、320万円の増額になります。
ちょっと大変な金額ではあります。
非正規社員の待遇改善が政府の大きな課題ですから、これくらいの増額は当然かもしれませんが・・・・。<(`^´)>
以下、都道府県別の金額です。
◇2014年度改定後の最低賃金
都道府県 新最低賃金 引き上げ額
☆北海道 748 14
青森 679 14
岩手 678 13
☆宮城 710 14
秋田 679 14
山形 680 15
福島 689 14
茨城 729 16
栃木 733 15
群馬 721 14
埼玉 802 17
千葉 798 21
☆東京 888 19
神奈川 887 19
新潟 715 14
富山 728 16
石川 718 14
福井 716 15
山梨 721 15
長野 728 15
岐阜 738 14
静岡 765 16
愛知 800 20
三重 753 16
滋賀 746 16
京都 789 16
大阪 838 19
☆兵庫 776 15
奈良 724 14
和歌山 715 14
鳥取 677 13
島根 679 15
岡山 719 16
☆広島 750 17
山口 715 14
徳島 679 13
香川 702 16
愛媛 680 14
高知 677 13
福岡 727 15
佐賀 678 14
長崎 677 13
熊本 677 13
大分 677 13
宮崎 677 13
鹿児島 678 13
沖縄 677 13
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全国加重平均 780 16
※☆印は生活保護水準との逆転現象があったが解消した都道県。10月1日から順次発効する。