2018年10月20日
家内労働法ってご存知ですか。18.10.20
「家内労働法という法律はどういうものですか?労働法の1つだそうですがわかる方、説明お願いします。」との労働相談がありました。
次のように回答しました。
「家内労働法は、家内労働者を守る法律です。
家内労働者とは、企業から委託をされて、物品の製造、加工に従事する人です。
家内労働法は家内労働者の工賃の最低額、安全/衛生などの労働条件の向上について定めています。
ふわふわとさくらさんのおっしゃるように労働法の一つです。
昭和45年(1970)に施行されました。
一般に家内労働者は、委託者である企業に対してきわめて弱い立場に立ちます。
特に低工賃,工賃の支払方法,委託の打切りその他劣悪な作業環境などです。
そこで家内労働法では工賃の最低額,支払方法,委託打切りの予告,安全衛生に関する措置など家内労働者の保護に必要な事項を定めています。
家内労働者には3つのパターンがあります。
「専業的家内労働者」「内職的家内労働者」「副業的家内労働者」です。
「専業的家内労働者」は、家内労働が世帯の本業です。一人で、または家族と一緒に仕事をし、その収入で生計を立てている人です。
「内職的家内労働者」は、主たる生計維持者以外の家族(例えば、主婦)が、家計の補助などのために家事の合間に家内労働を行う人です。
「副業的家内労働者」は、他に本業を持っている人です。本業の合間に、一人で、または家族と一緒に家内労働を行う人です。
またご相談ください。(^O^)/