2020年05月29日
「1蜜」でも、よくわきまえて行動する。
少し前ですが、北九州で21人のかなりの感染者が出てしまいました。
その前後でしょうか、東京でも30人の感染者が出ました。
やはり、チョッと心配です。
そう簡単にはこのコロナ禍、収束しないと言うことです。
クラスター感染が最も大きな感染スタイルです。
病院とか今まで多く発生している感染者と接する場所、感染者が入るところ感染者とのつながりがあるライフラインなど、いずれにしても感染者数を下げることが難しいケースがいろいろとあります。
しかしそうであってもその状況に対してきちんと手を打つことがとてが重要です。
国民の行動スタイルとして「3密」に気をつけることはもちろん大切かもしれません。
しかし、3つの「蜜」が揃うところは、そう多くはありません。
満員のコンサートや満員御礼の大相撲観戦など、今は現実的ではありませんし、コロナ禍が収束する頃になると、国技館はコロナ対策として修繕しているかもしれませんし、満員のコンサートも席を一つ明けて座るなど、多分対策が取られています。
あまり「3密」にこだわることはありません。
ところがです。
「3密」でなくても1つの「蜜」のところは、逆にどこにでも転がっています。
そちらの方こそ、気を付けないといけません。
例えば食堂で食事をする、飲み屋さんで一緒にお酒を飲むということは、結構あります。
そのときには話をします。
1メートル以内で話をすることになれば、どちらか感染していれば、そのまま感染する可能性が高い。
だからといって、せっかく一緒に食事に行き、話をしないで黙々食べるというのも、なぜそこに行ったか分からなくなってしまいます。
そこでどのように対処するのかが、とても重要です。
対処の方法としては、静かに話をするくらいはOKと考えたらと思いますが、いかがでしょうか。
人口1億人のうち、感染者が1.7万人ちょっとです。
0.017%です。
サイレントキャリア―を考えても、10倍でせいぜい0.17%です。
600人に1人の割合で感染した方、あるいは今感染している方がいらっしゃる。
それらの方たちのほとんどは、今陰性です。
症状のある方は、何らかの手当てを受けていますので、今前にいらっしゃる無症状の方は、多分、本当に多分ですが、問題ない。
何らかの行動する場合、必ずリスクが伴います。
食事をしたり話をするとき、大きな声では話さないとか、咳、くしゃみのときは手の甲で押さえながら下の方をむいてするとか、適切な処置をすれば、問題ないと考えます。
今では、食堂の人も飲み屋さんもみんなマスクをつけています。
何回か体験しましたが、入口でアルコール消毒を強制的にさせられたりもします。
食堂や飲み屋さんなど、とにかく感染させないとの意思で、非常に積極的に感染防止に取り組んでいらっしゃる。
だから、もちろん全く安全というのではありませんが、多くは問題ないと考えます。
一時かなり問題視されたパチンコ屋さんも、席をかなり空け、アルコール消毒などの感染防止策を確実に実施したうえで、営業を再開しています。
とにかく飛沫を飛ばさないとが大切です。
不織布マスクであれば、くしゃみや咳をしても、外に飛沫は飛びません。
布マスクの場合は咳やくしゃみをすれば外に飛沫が飛んで感染源になります。
だからくしゃみや咳をするときは、手の甲で押さえて咳やくしゃみをすることを心がける。
大事な事は、一人一人が状況をよくわきまえてどうしたらうつさないのかということを考えながら行動することです。
「密集」のところはまずマスクを必ずつけて、飛沫を飛ばさないようにする。
そしてそのような場所には、それなりの指示が会場内で必ずあります。
それに従って行動する。
「密閉」のところは、「換気」をとにかく徹底すること。
休憩スペースなどでの「換気」は特に必要です。
「換気」は個人レベルではなく組織の取組みとしてよく検討して、組織内の人に「安心感」を与えること。
「安全」「安心」の必要が今ほど高まっているときはありません。
リスクマネジメントの要諦でもあります。
政府の作成した「『新しい生活様式』の実践例」が、広く流布していますが、「食事は対面でなく横並びで座ろう」、「会話をするときは、可能な限り真正面を避ける。」などとあります。
日頃の生活スタイルをよく考えた結果の文章なのでしょうか。
少し見識を疑います。
感染者を出さないためには、「一人一人が節度を持って」どの様にしたら感染源にならないのかよく考え、「感染しない」、「感染させない」ようにすること。
そのことが、一人ひとりの自覚として、とても重要なのではないかと思います。(^_-)-☆