2020年06月28日
「三密」「三密」って騒ぐこと、おかしくないですか?
「三密」って「密集」「密閉」「密接」ですが、全部一緒くたにして考えていくのはおかしいと思います。
今現実に「密集」はどこにあるんでしょうか。
「密集」は群衆の中にいることを指します。
満員電車はまさに密集ですね。
1番身近な。密集です。
しかし満員電車ではみんな黙っています。そして、マスクをつけている。
満員電車でくしゃみ咳をすることもありますが、不織布マスクをつけていれば飛沫は外に出ません。
今満員電車でマスクをつけない人はいるんでしょうか。
会社ではどうでしょうか。
会社に行くと今は皆マスクを付けています。
しかし、本当につける必要があるのでしょうか。
会社では離れて仕事をする場合が多いですし、大きな声で話し合う場面もそれほどありません。
強いていえば会議でしょうか。
会議でも、「口角泡を飛ばす」激論なども、それほどあるとは思いません。
冷静に話すことの重要さなども、改めて意識しても良いですね。
会議でソーシャルディスタンスを取る事は必要かもしれません。
しかしそれもあまり過度に考える必要はありません。
なぜかというと、周りな感染者はほぼいないと考えられるからです。
実際に今日本に何人の感染者がいるかを考えると、今毎日だいたい100人くらいの感染者が出ていますので、2週間の潜伏期間で100人× 14日で1400人です。
もちろんサイレントキャリアの方もいらっしゃいます。
しかしそれを考えても1万人はいません。
今日本の人口が1億人ちょっとです。その中の1万人。
つまり、1万人当たりでいえば1人の感染者です。
しかしやはり怖いのはクラスター感染。
病院、老人施設、そして、カラオケ店やホストクラブではクラスター感染がだまだ発生しています。
特にカラオケで大きな声で歌って、マイクにも感染ウィルスがくっついているなどを考えると、やはりカラオケ店なんかは危険です。
新宿歌舞伎町あたりでいまだに感染者が出ていますが、歌舞伎町でも頑張って感染防止に取り組んでいるお店がほとんです。
しかし一部の店が守っていない。
そして我慢できないお客さんもいてクラスター感染につながっています。
医療施設等はもうかなり手当てができていて、クラスター感染の源泉になるということはこれからはあまりありません。
もうモグラたたきではないんですね。
確実にそういうクラスター感染の出るところを丁寧に潰していくということをすれば感染は防げます。
日ごろの暮らしの中で、一番怖いのは「密接」です。
しかし本当におかしいと思うのは、食事に行って横並びで食べなさいっていまだに政府がチラシなどで広報しています。
そういう指示っておかしいと思いませんか。
親しく話をしたいから行くわけです。
しかも高熱が出ている場合は行きません。
節度を持って食事をしたりお酒を飲んだりしたら良いのではないでしょうか。
周りを見ているとあまりにも政府の指示が極端です。
日常の楽しさを捨てろと言っているように聞こえます。
その政府の言うことを鵜呑みにしていいんでしょうか。
素直に疑問を感じます。
「密閉」は「換気」をすればオッケーですから、皆結構「換気」しています。
しかし、「密集」には、少し問題が残ります。
人が大勢集まるところでは、かなりの対策をして感染を防いでいます。だから感染率は極めて低く抑えることができています。
しかしです。
例えばプロ野球の観戦。
無観客から少しずつ入場者を増やしていく。
どこまでそれを広げるのか難しいですね。
一人でも感染者が出てら、それこそやはりまずい。
1万人に1人の問題では済まないかもしれません。
そのときは、再度原因を徹底的に分析すること。
そして、再発防止の手を打つことです。
結局、リスクは残ります。
しかしそれを恐れて、大観衆の中での大観戦の中の大声援の醍醐味を放棄することはありません。
予防処置をしっかりすること。
火災でも、社内禁煙をしたりいろいろと火災防止の手を打ち、そして消火器の使い方の訓練や、火災が発生した場合の誘導訓練など、実施します。
しかし、どんな予防処置も100%OKではありません。
放火だってあります。
だから不幸にして火災が発生したら、急いで消火器で消火活動をし、消防署に連絡して、そして避難誘導をする。
それが、被害を最小限にする緩和処置です。
予防処置をしているのとしていないのとでは、大きな差が出ます。
これがリスクマネジメントのストーリーです。
リスクは正しく恐れて、相応の手を打つことです。
必要以上にリスクを恐れない。
過剰に反応して、人生をつまらないものにしたくありません。
そのために皆の知恵を結集し、そして効果的な仕組みを作り上げ実行に移すこと。
「三密」「三密」と声高に政府がさけぶこと、早く止めていただきたいと、切に願います。