脳科学
2024年02月01日
1万円の新紙幣の図柄は、渋沢栄一さんです。
渋沢さんは、第一国立銀行(現在のみずほ銀行)など数多くの企業を設立しました。
日本資本主義の父、日本近代経済の父と言われます。
歴史上の方々の肖像画は、厳しい表情のものが多い、しかし渋沢さんの肖像画は、微笑んでいます。
こんな逸話があります。
どんな難しい会議に出席しても、会議後は優しい笑顔でねぎらいの言葉を残し、会議室を出て行った。
部下たちの心は救われ、そしてやる気が出たに違いありません。
渋沢翁の、人間としての生き方が、実感されます。
周りに対する感謝であり、周りに対する尊敬の念です。
いつもニコニコ微笑んでいることは、まわりへのプラスの効果とともに、自分自身の気持ちを「前向き」にもしてくれます。
笑顔はすべてに優先します。
というより、笑顔が心を明るくし、行動にもそれが出ます。
大切なことは、嬉しいから笑顔ではなく、笑顔ににすると楽しくなることです。
この事大切です。
笑顔は作ることができます。
とにかく、無理やりでも笑顔になること。
顔が引きつっても良いではないですか。
その心の底にあるものに人は気づきます。
そして配慮も感じる。
渋沢翁の笑顔、しっかり見習いたいですね。(^O^)/
2024年01月24日
「何か心配事があったようなときには、『困ったことは起こらない』という言葉と同時に、『すべてはよくなる』という言葉をくり返してください。
本当に事態は改善し、心配したようにはならないから不思議です。」
10年ほど前にベストセラーになった、浜松医科大学名誉教授の高田明和さんのご著書です。
昨年12月に逝去されました。
言葉の「言霊」としての力を信じること。
不安な気持ちが芽生えたとき、思ってもいないようなトラブルが起きたとき、クヨクヨ悩んでしまうときなど、「言霊」の籠った言葉を繰り返します。
『すべてはよくなる』、『すべてはよくなる』と口ずさみます。
すると不思議に悪くなりません。
言葉を信ずることが言葉の効果を増し、その言葉を信じるようになります。
良い言葉によって変わった脳は、今までできなかったさまざまなことに挑戦できるように、私たちを変えます。
昔から、言葉には「言霊」が宿っているといいます。
確かに、言葉には力がある。
よくありたい、よくありたいという心のシステムを刺激し、私たちをより良い状態に変えます。
高田明和さんの専門は、「生理学」「血液学」と同時に、「脳科学」です。
高田さんのご冥福、お祈りします。
2023年12月26日
プロ野球で不思議なことかあります。
ヒットも得点も入らない「ノーヒットノーラン」がけっこう多い・・・。
フォアボールもない「プァーフェクト」になると、一気に数は減ります。
「ノーヒットノーラン」は打者だけの問題、「プァーフェクト」は投手のメンタル面も入ってきてしまいます。
「ノーヒットノーラン」では、名だたる大打者が同じボールを打って三振の連続????
こんなとき監督やコーチからは、「低めのボールは捨てろ!!」など、球種や玉筋などを研究しての指示は飛んでいます。
その試合の最初の対戦で、低め内側のシュートで三振したら、それを振らなければ良い。
ところがそれをつい振ってしまう。
ある本に次のようにありました。
「人間の脳は、頭の中にあるイメージを実現しようとする。」
その本によると、低めのボールを打たないと自分の言い聞かせる打者の頭にあるのは、「低め内側のシュートで三振してしまった」イメージ。
その「失敗のイメージ」のせいで、大打者でも低めのボールを振って、イメージを実現しようとしてしまう。
経営者から管理職、一般社員に至るまで、「具体的なプラスのイメージ」を持つことが大切です。
それぞれの目標が達成したときの現実の姿、具体的なイメージを、具体的に思い浮かべること。
でも具体的なプラスイメージを、どのように思い浮かべるかです。
「ノーヒットノーラン」でいえば、過去にそのピッチャーからヒットを打ったときのイメージを具体的に思い浮かべることです。
しかし、最後の最後でノーヒットノーランが崩れるときなどは逆に、過去の打たれた記憶が、マイナスイメージとして、ピッチャーの脳裏に浮かんだのですね。
ある本とは、「NO.1理論」西田文郎著 現代書林刊。
とても参考になります。( `ー´)ノ
2023年11月10日
人は一人では生きていけません。
多くの人たちから、支えられています。
学生であれば、学校に通えるのも親のお陰ですし、会社員であれば仕事ができるのも同僚や取引先、そしてお客様のお陰です。
常にまわりの人に「感謝」して生きることが大切です。
「感謝して生きることが幸せな人生に繋がります。」。
感謝なくして幸せな人生はありません。
例えば怒ることは体によくありません。
「腹を立てる」と胃が本当に立っており、体を傷つけています。
憎しみや、恨みなども肉体にも悪影響があります。
暗く生きると癌になりやすいことは良く知られています。
人を怨んだり、怒ったりはよくありますし、その時の感情をどうにもできません。
しかし、そのときに感謝をしてみてください。
心が少しでも落ち着きます。
私はキリスト教徒ですが、キリスト教は「心の平安」を大事にします。
怒っていても感謝をすると、心が平安に向けて動き出します。
動き出すとは少し変な表現ですが、大脳はそのように動くように作られています。
心がプラス思考ですと、幸せな人生につながります。
そして、その中でも一番のポイントは「感謝」です。
「ありがとう」の一言、とても大切です。(^O^)/
2023年10月01日
あなたが悪いことをしていなくても、悪口を言う人はいます。
人により、考え方や価値観が、異なるからです。
また、人は自分の不満を外に吐き出すことにより、いわゆる「ガス抜き」をします。
特に、成功している人や優秀な人に対して、妬みの気持ちを持ちやすい。
誰にでも劣等感があり、その裏返しが悪口につながります。
ですから、他人(ひと)から悪口を言われたとしても、気にする必要はありません。
人は人です。
あなたらしく精一杯生きていたら、悪口の人より、褒めてくれる人が段々多くなります。
自分らしく、自信を持って歩くことです。
気にすること、気に病むことはありません。
しかし、その人との関係に、問題がある場合があります。
そのときはその原因を考え、課題があれば明確にして、改善していくことです。
引きずらないことが大切です。
何ごとも、前向きに考えることです。(^O^)/
2023年04月19日
お猿さんのドーパミンの実験の話です。
お猿さんにジュースをあげるとドーパミンが出ます。
「ジュースをあげるよ」との合図でベルを鳴らし、その後ジュースを出すようにするとやはりドーパミン出ます。
でもそのジュースをあげて飲んだときには、ドーパミンはもはや出ません。
もうすぐジュースがもらえる、と予測すると快楽物質のドーパミンが出る。
飲んだ後には,もはやドーパミンは出ないんですね。
中野さんは書いています。
「脳は未来のことを予測して楽しんでいる。報酬が与えられた時楽しいのではない。」
意味深です。
もうすぐゴールデンウィークですが、どこに行って何をするか、その計画段階が楽しい。
そして何より大切なのは、計画をしっかり立てておくと、中身が充実することで、実際の旅行もしっかり充実する。
計画段階での創り込み、ここでも大切です。( `ー´)ノ
2021年05月30日
アンリ・ベルクソン、フランスの哲学者です。
そのアンリ・ベルクソンに、「物質と記憶」という名著があります。
私の敬愛する小林秀雄が、20世紀を代表する2つの名著の一つとしてあげました。
もう一つは、フロイトの「夢判断」です。
こちらも、深層心理学の元祖です。
怖いですね、今私が向かって書いている、パソコン。
さわっていないと、次から次にいろいろなコマーシャルが画面に無言で出ます。
例えば、映画の宣伝…。
毎日見ていると、何とかして観たいと思うようになり、いつのまにか、有料のアプリにサブスクリプション契約・・・になる。
「その気にさせる」ストーリーがある。
人をコントロールすることは、そう難しくないということです。
そして、「時間」はそれとつながっています。
「時間」は不思議です。
今真夜中です、だから声を出さない。
映像が無言で私の目の中にそして心の中に少しずつ、巧妙に入り込んで来る。
そして私をコントロールする。
サブスクリプション。
「一定の期間」という「時間枠」をうまく「ビジネス」に利用しています。
時間は本当に不思議です。
時間をいかにうまく使うか、いろいろな意味でそれが問われている。
人生は本当に100年かもしれません。
50億年の宇宙の歴史を考えると、ほんの一瞬です。
しかし、「最初に光あれ」と書かれている旧約聖書。
「創世記」です。
もちろん、これは神話です。
しかし絵空事ではありません。
神話には力があります。
「聖書の非神話化」、ご存知ないと思います。
聖書の中から神話の部分を取り去り、歴史的事実だけを取り出していく。
特にイエス・キリストの数々の奇跡、それは人間が作り出した、「作り話」に過ぎない。
ドイツのルドルフ・ブルトマン博士、日本では八木誠一先生が有名です。
私も大学生の頃、「新約思想の成立」という八木先生の本を何回も何回も繰り返し読みました。
一度だけ、八木先生をセミナー会場でちょっとお見かけしたこと思い出します。
八木先生、まだご存命です。
もう一度お会いしたいな私としては思っていますが、八木先生にとっては私はもちろん初対面です。
記憶と記憶が、重なったり、すれ違っています。
今世界の人口は70億人です。
70億の記憶が重なったり、重ならなかったり、すれ違ったりしています。
それも時間の中で、多層に渡り流れています。
「草の花」、ご存知ですか?
私の好きな「福永武彦」の小説です。
小説の中に、音楽の流れを入れた素晴らしい本です。
今読み返しても、心が熱くなります。
音楽は「時間」です。
そして時間の流れの中で、人は生きています。
毎日毎日何人も亡くなり、何人も新たに誕生します。
長谷川真理子先生、ご存知でしょうか。
総合大学院大学学長です。
「自然人類学」の大家です。
その長谷川先生、ホモサピエンスである人間だけが「脳」という「臓器」と持っているとおっしゃっています。
臓器なんです、脳は。
うちの愛犬が、1年ちょっと前に死んじゃいました。
ワンコ、かわいいですね。
今でもしぐさを思い出すと、涙が出ます。
しかし、ワンコはこちらの想いをわかってくれているように振る舞っているだけです。
そんな遺伝子になっている。
かわいく見えるのは、人間の単なる思い込みに過ぎません。
脳は一人ひとりの「個」を維持するための基盤としてのコントロールパワーに過ぎません。
しかしそれさえも、神が創造された。
筑波大名誉教授の村上和夫先生は、それをサムシング・グレートとおっしゃってます。
決して「神」とは言いません。
それを特定の「神」という言葉に限定することを恐れていらっしゃるのかもしれません。
世界はとても楽しいですね。
しかし、それ以上に不思議なことに満ちています。( `ー´)ノ
2021年05月08日
とても内容のある、ご返信いただきました。
了解を得ましたので、転載いたします。
ご無沙汰しております。
富山の中小企業診断士の栗原裕則です。
「キュレーション」の情報ありがとうございました。
お忙しいと思いましたが返信させて頂きました。
自身、最近特に「編集による価値化」を意識して仕事をするようになっておりました。
特に、セミナーのコンテンツを作る時に感じておりました。
5〜8年位前にBS放送で、日本で最も売れた作曲家、筒美京平氏が
珍しくテレビに出演し(初めて顔が分かりました)、さらに自身の作曲の仕方についても語っていました。
元々レコート会社の洋楽担当のサラリーマンだった方ですが、とてもすべて聞ききれない)膨大な量の洋楽のレコートを収集し、レコード針でワンフレーズだけいつも拾い聞きしていたと語っていました。
その情報が作曲の資源だったと・・・
普通の作曲家は閃きによる感覚的なものですが、彼にはその膨大な量のフレーズのDBが頭の記憶に存在し、歌手の特長にマッチするよう記憶から浮かぶフレーズを編集して作曲していたようです。
(南沙織のデビュー曲・17才を作曲した時、南沙織の好きな歌と声の特長から作曲したことを語っていました。)
彼のジャンルに関係ない幅の広さ、名曲の数々は、情報量とマッチング・編集力にあると感じたことが、編集力が新しい価値を生む意識に繋がったと思います。
脳科学の知識を知っているだけでは意味がなく、どうすればビジネスに繋がるかと長年悩んでいましたが、今はテーマや顧客の特性に応じて、情報を収集・整理し、自己の強みとなる経験知や脳科学の視点等と関連化して編集することで新しい価値を生み出すことを意識するようになりました。
物の加工のように情報・知識も加工してこそ価値化出来ると・・・再認識する機会になりました。
長くなりましたのでこれで終わらせて頂きます。
感謝を込めて返信させて頂きました。
ありがとうございました。
都内は特にコロナ禍で大変な環境と思いますがくれぐれもお体にお気をつけ下さい。
2020年04月04日
「安倍ノマスク」などとネットで、安倍首相揶揄されていますが、私は安倍首相の政策良いと思っています。
マスクは目が粗いので、コロナウィルスはしっかり通してしまいます。
だから、その効果はありません。
しかし、感染している人が飛沫を飛ばせは、人にうつりします。
全国民が感染していると仮定しての政策、良いのではないでしょうか。
リスクマネジメントは、最悪の事態を想定して手を打つ。
これはリスクマネジメントの鉄則です。
私は、安倍さんの9条改憲論には反対ですが、合衆国は今トランプ大統領ですから、安倍首相で良かったと考えています。
皆さん、トランプさんの支持率、落ちていないのご存知ですか?
最新のワシントンポスト、ABCニュースの調査では
「経済政策」と 「コロナ対応危機」で それぞれ、
トランプ 対 バイデン
52% 対 42%
47% 対 43%
これはとてもおかしいと感じたのですが、「エコチェンバー現象」とのことです。
以下、今日の毎日新聞朝刊「余禄」の記事です。
「ソーシャルメディアなどで、同じような意見の人がお互い賛成し合っているうちにますますその信念が増幅・強化されるのを「エコーチェンバー」現象という。
エコーは反響、チェンバーは部屋=閉鎖空間である。
前回の米大統領選で泡沫候補のトランプ氏がみるみるうちに当選したのも、ネット上の「エコーチェンバー現象」のおかげといわれる。
少数者の偏った意見でも、うその情報でも、仲間内で反響が反響を呼ぶうちに社会全体をのみ込んだ。
こちらの「チェンバー」は今、世界の多くの人々が新型コロナウイルスの脅威によって閉じ込められた自宅の部屋である。
日本でも感染爆発の危機の続く大都市部での外出自粛の要請で、「コロナ疲れ」などという言葉が交わされる。
感染急拡大のさなか、閉ざされて孤立した生活を強いられれば、そのストレスが心配になる。
外出禁止となった海外ではDV(配偶者らへの暴力)の増加も伝えられるのは、心の鬱屈が他者への攻撃性をもたらす人間の悲しいさがか。
ソーシャルメディアなどで「外」とのつながりを求めれば、どうしても心にわだかまる不安や恐怖と共鳴する情報や意見を探し、とらわれがちだ。
こもった家が悲観的なデマや臆測の「エコーチェンバー」となって心をさいなみかねない。
はからずもテレワークやオンライン授業に目を開かせたコロナ禍である。
暮らしの空間を不安の「エコーチェンバー」にすることなく、正しい情報を介して社会へとつなげるネット利用で心に風を通したい。」
しかし、トランプさん今日もとんでもない発言をしていました。
「マスクの米国からの輸出禁止ですと」。
マスクは米国国外でもたくさん作られています。
それを米国は輸入してなんぼです。
そんなこともわからない、愚かな大統領です。
こんな人が、再選されるわけがありません。
やはり、人生いろいろです。(>_<)
2019年04月18日
お猿さんのドーパミンの実験の話です。
お猿さんにジュースをあげるとドーパミンが増えます。
しかし、「ジュースをあげるよ」との合図でベルを鳴らすと、ドーパミンがやはり出る。
でもその後、ジュースをあげて飲んだときにはドーパミンはもはや出ない。
もうすぐジュースがもらえると予測すると快楽物質のドーパミンが出る。
飲んだ後にはもはやドーパミンは出ないんですね。
中野さんは書いています。
「脳は未来のことを予測して楽しんでいる。報酬が与えられた時楽しいのではない。」
意味深です。
もうすぐゴールデンウィークですが、どこに行って何をするか、その計画段階が楽しい。
そして何より大切なのは、計画をしっかり立てておくと、中身が充実することで、実際の旅行もしっかり充実する。
計画段階での創り込み、ここでも大切です。( `ー´)ノ
2018年04月20日
今日の若尾裕之さんの未来デザインメルマガ、良かったので転載しました。
テーマは『『大谷翔平選手の笑顔の力』です。
大リーグエンゼルスの大谷翔平選手は二刀流で投打で大活躍していますが、プレーだけでなく、笑顔がファンの気持ちを引きつけています。
アメリカでは笑顔が素敵な選手ほど、ファンに受け入れられるそうです。
チームメートからも「いつも笑っていていいやつ。落ち込んだり怒っているところを見たことがない」と言われ、チームに溶け込んでいます。
開幕前のオープン戦で絶不調の時でさえ、笑顔を忘れなかった大谷選手は素晴らしいですね
あなたは笑っていますか?
「笑う門には福来る」といいますが、笑顔の素敵な人はまわりに好印象を与えます。
そして、気さくな雰囲気になるので、まわりに人が集まります。
すべての基本は「笑顔」です。
特に、ビジネスの場面では笑顔が必要です。
営業職や接客業などではお客様の反応が変わってきます。
しかし、大変なことがあると、険しい表情になりがちです。
忙しいとピリピリした表情になります。
そうなるとまわりにも影響します。
険しい表情の人からはだんだん人が遠ざかります。
機嫌の良い時は笑えても、それ以外の時は気難しい表情になっていませんか?
最初は無理にでも笑顔をつくるようにすれば、だんだん自然の笑顔になります。
つらい時こそ、笑顔でいるようにしましょう。
●この通りです。
笑えば、ガンになりにくい。
これは免疫力の問題です。
「笑い」には、免疫細胞であるNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させる働きがあります。
NK細胞は、ガンをやっつける、ガンキラー細胞です。
笑いによって分泌されるエンドルフィンの働きで、NK細胞が、しっかり元気になります。
本当に、「笑う門には福来たる。」です。(^O^)/