タイムマネジメント
2021年04月13日
道元の時間論です。
皆さん時間の不思議さ、考えませんか。
時間て一体何なのか、いつできたのかです。
わかりづらいですね。
しかし歴史のスタートはいつなんでしょうか。
小さな頃からずっと私の疑問の一つでした。
50億年位前に、ビックバンで宇宙が始まりました。
もちろん科学的にも根拠があることです。
それでは、ビックバンの前は何があったかです。
つまりビックバンから歴史が始まり時間がスタートしました。
旧約聖書の創世記、皆さん神話と考えていらっしゃる。
その通りなのですが、神話には多くの真実が含まれています。
旧約聖書の創世記に「初めに、神は天地を創造された。・・・。光あれ。神は光を見て良しとされた。・・・。第一の日である。」とある。
もう少し難しい話をします。
新約聖書、ヨハネ伝その冒頭です。
「初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。」
「言」はイエス・キリストのことです。
イエス・キリストそのものが「言葉」でした。
わかりづらいかもしれません。
「言葉」はギリシャ語では「ロゴス」といいます。
「ロゴス」は英語で言えば「オーダー」、「秩序」です。
イエス・キリストは「言葉」であり、「秩序」だった。
英語では、「壊れた」は「アウト・オブ・オーダー」、秩序から外れた…。
宇宙の神秘、地球の神秘すごいと思いませんか。その秩序、整然としています。
規則正しく、整然と動いています。
そう考えてくると、ヨハネ福音書のイエス・キリストは「言葉」であり、「秩序」そのものだった。
曹洞宗道元に「有時の巻」があります。
そこで時間論を展開しています。
「而今(にこん)」です。
「いはくの今時(こんじ)は人人(にんにん)の而今(にこん)なり。
我(われ)をして過去未来現在を意識せしめるのは、いく千万なりとも今時(こんじ)なり、而今(にこん)なり。」とあります
少しわかりにくいですが、「今この時は、人にとっての今この時であり、その人としての私の中に過去、現在、未来が永久に続いており、そしてある。」。
「瞬間の永遠」と言う言葉がよく使います。
今この時そこに過去も未来も全てある。これが、瞬間は永遠です。
紀野一義さんという仏教哲学者がいらっしゃいます。
もう8年前にお亡くなりになりました。
やはりつい先日お亡くなりになった、梅原猛さんとともに「西の梅原、東の紀野」といわれました。仏教哲学の双璧でした。
その紀野一義さんの戦中体験です。
台湾に少尉でいらしたときに、そこの農民のために、不発弾の処理を軍の司令を無視して実行しました。1,700発の不発弾の処理をされた。1個の爆弾を処理するとき、命がけです。
ちょっと間違えると爆破して当然紀野さんは死んでしまう。
その1,700発の不発弾処理、全て記憶があるそうです。
その時のこと考えると、道元の「而今(にこん)」の意味がわかると書かれています。
過去も未来も今この時にある。
過去と未来が行ったり来たりする。
記憶の中ではその通りです。
般若心経の「色即是空 空即是色」。
これも一緒です。
ちょうど私の家の前の桜通りの桜、すっかり散って今は緑の葉っぱばかり。
ほんの何ヶ月前は全く花の葉っぱも一切ない状態で春を辛抱強く待ちました。
しかし桜の芽はしっかりとその幹の中でだんだんと膨らんでいきました。
見えないけれども、その時間プロセスが桜の木の中に動いていたわけです。
今は確かに花も全て散って、葉っぱが出揃うそんな桜君達ですが、またそこから新しい芽が出、プロセスがスタートしている。
まさに季節は巡る。時間が円環のように回っている。
仏教の時間論は円環と言われます。
キリスト教では、時間は神が作られた。
時間は神によってあるいは宇宙の中の見えざる根本的なものによって作られた。
私の尊敬する筑波大学院名誉教授の村上和雄先生は、それを「サムシング・グレイト」と表現されています。
「すばらしい何か」と言う意味です。
まだ村上先生にはお会いしたことありませんが、「神の見えざる手」によって多分それほど遠くなく、お会いできると思っています。
ちなみに、村上和男先生は遺伝子学の世界的な大家、ノーベル賞をいつもらっても不思議では科学者です。
その村上和男先生が神と言わず、本当に偉大な何かと言われている。
そのこと、私にはとても納得がいくし、私のキリスト教に対する、イエスキリストに対する信仰もまさにそこに原点があります。
2019年01月13日
これがどうもタイムマネジメントの要諦の一つのようです。
タイムマネジメントではイベントを明確にして、それを創り込んでいくのが一つ大切です。
例えば、1週間後の大切な会社を訪問する。
それのためにそれまでの時間をマネジメントして、創り込んでいく。
訪問準備ですね。
相手をよく考え、相手目線に沿って、提案内容を組み立て、プレゼン資料を用意する。
ウェブで調べ、周りや上司に相談する。
そして実際に訪問したら、その後もそのフォローのプロセスを創り込む。
これがいわゆるプロジェクトマネジメント、業務の核になるプロセスの創り込みです。
成果を出すためにプラス方向のプロセスマネジメントです。
そしてもう一つ大切なのが、効率化のプロセスマネジメントです。
同じ成果を上げるのに、どのくらい効率的に業務を進めるか。
マイナスをいかにうまくゼロ点まで引き上げるか、労なく業務を進めるかのプロセスマネジメントです。
そのための有力な手法が、すき間時間の活用です。
業務の合間には必ず「すき間時間」が発生します。
その空いた「すき間時間」をどのように有効活用するか。
そのためには、その「すき間時間」を活用するプランニングが大切です。
仕組みです。
「すき間時間」に実施する仕事をあらかじめメモなどで書き出しておきます。
時間が空いたらそのメモを出して、選んで実行する。
改めてやろうとすると必要な資料なども探す時間がかかって、結構時間がかかります。
だから今日明日中くらいに片付けないといけない、あるいは1週間以内くらいでやればよいが今やればやはりどこに必要な資料があり、どのように取り組めば効果的などもわかっている、だから今のうちに片付けてしまう。
こんな仕組みを作り実行する。
すき間時間の活用、まさにタイムマネジメントのポイントの一つです。
「鉄は熱いうちにうて」の実践でもあります。( `ー´)ノ
2018年12月05日
で次のような相談がありました。
残業時間が増えると生産性が低下するという話はよく聞きますがその理由についてわかる方いますか?
次のように回答しました。
この場合の「生産性が低下する」というのは、業務効率が落ちるということですね。
私たちが残業をするときのことを考えると、「しょうがないから残って仕事をしよう」と仕方なく残業することが多くないですか。
これって、前向きな仕事の仕方でなく、結構後ろ向きです。
だから、仕事もはかどらないことも多い。
生産性は、けっこう低いです。
しかしです。
仕事の後にデートする約束をして、定時で帰りたいと考えると、俄然やる気も出て、てきぱき仕事が進みます。
大脳生理学者で著名な茂木健一郎さんが、「タイムプレッシャー法」という仕事の仕方をお話されていました。
「何時何分までに」、「これこれの仕事を」終わらせる…。
その積み重ねで仕事の仕方もドンドン良いものになり、結果として業務効率が飛躍的に上がる。
私も前から知らず知らずその方法を取っていました。
なかなか良いですよ。
結局、のんべんだらり仕事をすることになると「生産性は低下」します。
残業しないで早く仕事を終わり、プライベートの生活を楽しみましょう。
2018年12月04日
今日の(株)未来総合研究所代表取締役若尾裕之さんのメルマガ良かったので、転載しました。
テーマは『連勝より連敗しないことが大事』でした。
「勝負の世界ではずっと勝ち続けることは出来ません。
現在の将棋界で最強と言われる羽生善治さんでも通算成績では勝率7割強です。
プロ野球でも6割を越えれば優勝できる可能性が高くなります。
そうすると、3連戦で3連勝しなくても連敗しないで、2勝1敗のペースであればほぼ優勝できます。
連勝よりも連敗しないことが大事なのです。
人生も同じです。勝ち続けることはできません。
勝ったり負けたりが当たり前です。失敗や挫折することはあります。
たった一度の負けでクヨクヨする必要はありません。
心が折れてやる気をなくしてしまっては、負けが続いてしまいます。
何か失敗したとしても、同じ失敗をしなければいいのです。
気分転換して、次に勝つことだけを考えましょう。」
その通りですね。
一つひとつの出来事に一喜一憂しないこと。
今日、来週、来月、来年…。
その時間プロセスの中で、自分をマネジメントする。
矢張りタイムマネジメントが大切です。( `ー´)ノ
2018年11月23日
「LINE wizball 労働法相談」https://wizball.io/qna/57
で次のような相談がありました。
皆さん、会社の始業時間は何時ですか?
また何分前には会社についてますか?
次のように回答しました。
2つの会社で勤務しましたが、2つとも9時始まりでした。
今思いだすと、20分から30分前には出勤していました。
それで別に時間外労働の申請をするのでもなく、やはり時間の余裕をもっていき、朝礼までに準備をし、朝礼後はすぐに業務をスタートするのが大事だなと考えていた記憶があります。
大切なのは仕事の段取りです。
一日の業務の流れを予測しながら、どのように進めたらうまく進むのかの業務プロセスをよく考えて、事前にできることはやっておくなど大切ではないでしょうか。
結構、自分のマネジメント大事です。
それが、時間を有効に活かすタイムマネジメントにも、直結します。
もう独立して20年ですが、会社員の頃が懐かしいですね。(^O^)
2018年11月04日
仕事を一気にやってしまう業務遂行のノウハウの一つです。
仕事ってのんびり構えて、のんきに、ダラダラとやっていると、仕事は一向に進まず、結局質の低いものでしかも期限オーバーしてしまうことも結構あります。
そのときに有効なのが「タイムプレッシャー法」てす。
制限時間を決めて、自分にプレッシャーをかけ、一気に実行します。
これを訓練として実行していくと、仕事の仕方も改善します。
できない場合は、その原因を検討し、できる方法を見つけ出し、できるようにするからです。
そのレビュー見直し、そしてそれを踏まえての改めての実行が大切です。
それにより仕事をこなす能力も向上します。
仕事はだらだらではだめです。
一気に仕上げて、その後は別のものに取り組む、少しリフレッシュするために休憩する、プライベートなことに取り組むなど、メリハリをつつけること。
結構仕事の極意かもしれません。( `ー´)ノ
仕事をさっさと終えて、アフターファイブを楽しみためにも効果的です。
人生を楽しく、豊かに過ごす極意かもしれません。(^-^;
もちろんその前に、私であればひげをそったり、歯を磨いたり、新聞を読んだりします。
それぞれの生活スタイルですね。
一日を豊かにするのは、その朝の始まりがとても大切です。
もう40年くらい前でしょうか、「サンダカン八番娼館 望郷」という映画があり、ヒット映画として話題になりました。
戦争中「からゆきさん」として今のインドネシアのボルネオにあった娼婦館の日本人娼婦をえがいたものでした。
私の学生の頃の映画です。
田中絹代さんの最後の映画になりましたが、田中さん演ずる元娼婦のサキさんが、天草で今暮らしている小さな家の外で、柏手を打ちながらお天道様に朝の挨拶をするすがた。
その映像が、私の心に強烈に残っています。
https://movie.walkerplus.com/mv28397/
戦時中の娼婦としての心の澱のようなものをすっかり落とし、祈る姿がとても印象的でした。
この「イメージ」いまだに私の生き方に影響を与えています。
山崎朋子さんの原作でした。
一日の始まりに感謝をする。
そして一日をスタートする。とても大切です。
そして大事なのは、その後の時間のプログラム設計です。
特に今日、明日、…一週間でしょうか。
短期の時間プロセス、ショートタイムマネジメントですね。
そこにはやはり短期間での目標がないといけません。
結節点してそれをスケジュールの核にして、時間設計をする。
その明確化が大切です。イベント管理ですね。
まず一日の段取り、それはこの一週間くらいの「イベント/スケジュール」の創り込みです。
ワーク・ライフ・バランスという観点からは、まずプライベートがあり、そのあとライフがある。
これが基本です。これが逆転すると、良い人生になりません。
ワークを優先するのは、それぞれ皆さん人生設計が違うので、いろいろあって良いのですが、まず「個」があることは基本です。
その「個」を充実させるために人生と会社のバランスをうまく取る。
ワーク・ライフ・バランスは仕事と生活の調和を言います。
「ライフ」の中にうまく「ワーク」を「バランス」させるこですねと。
もちろん、人生のずっと先を見て、夢としてそれを追いかけることも基本です。
夢がなければ人生はつまりません。
目標管理をしっかりして、「夢をあきらめない」こと重要です。
その人生の夢を明確にしてそれを追いかけていく。
将来のビジョン設計ですね。
しかし実際には、今しかありません。
「永遠の今」とも言います。
今、現在の中に、過去も未来もすべてあります。
過去を振り返り、未来に投げかけていく。
過去の振り返りが大きく深いほど、未来への投げかけも大きく高くなります。
そして1日を重要な区切り考えると、一日の朝の始まりでは、私ですと聖書を読みスタートします。
日本人は天照大神、太陽神信仰がもともとありました。
だからお天道様に柏手を打つ。それで良いのですね。
一日のスタートを大切にすること、あらためて重要と考えます。
2018年10月26日
生産性のアップです。
生産性のアップは、業務の効率化と業績アップの2つの側面から検討できます。
少ない投資で一定の成果を出す業務の効率化と同じ投資であればより高い成果を出すとの業績のアップ、どちらも大切です。
そして高い成果を出すためのポイントの一つが「タイムマネジメント」です。
時間管理をどのようにするか、どのようにうまく時間をコントロールするかです。
なかなか時間は思い通りになりません。
自分自身でも、チームとしてもです。
会社の中でうまくチームとして業務をこなすには、うまいスケジュール管理が必要です。
そして、皆で成果を出すために検討し、課題を明確にし、改善を図っていく。
そのとき大切なことが皆とそれぞれの状況を理解しあって、協力することです。
業務の効率化と成果の最大化に必要なツールが、業務手順書とチェックリストです。
段取上手は仕事上手。業務手順書とチェックリストは段取上手に欠かせません。
必要な業務手順を作成し、それを定期的に見直し、良いものにどんどん仕上げていく。手順が改善することが業務効率に貢献し、より高い成果につながります。
そして、チェックリストも大切です。
業務は常に万全には運びません。むしろ何かしら微妙な違いが起こります。
その内容を確実に把握するのがチェックリストの役割です。当事者の目でなく、第三者の目で、業務プロセスを眺める。そうすると改善課題が見えてきます。
スケジュール管理もその結果としてうまくいくようになります。
少しずつの継続的改善です。