2013年01月13日
明けましておめでとうございます
お正月もすでに13日になってしまいました。
ブログの更新は昨年もままならず、今年も目途が立ちません(^^)
すでにISO22000の審査が2件、FSSC22000の審査(予定)が3件入っています。
その他、9001ですが食品企業の審査が3件、14001と22000の複合審査が1件、有機JAS検査が1件入っています。
仕掛中のコンサル案件やセミナー準備、研修等もあり、今年もブログ更新は難しそうです。
月に1回くらいは更新したいですね。
ブログの更新は昨年もままならず、今年も目途が立ちません(^^)
すでにISO22000の審査が2件、FSSC22000の審査(予定)が3件入っています。
その他、9001ですが食品企業の審査が3件、14001と22000の複合審査が1件、有機JAS検査が1件入っています。
仕掛中のコンサル案件やセミナー準備、研修等もあり、今年もブログ更新は難しそうです。
月に1回くらいは更新したいですね。
2012年07月07日
FSSC22000
先月はFSSC22000の初審査を行いました。
FSSC22000と言うのは、ISO22000にPRPの詳細な要求事項を追加したものです。
PRPが要求事項になると設備投資が増えるのでと、二の足を踏んでしまう企業も多いのではないでしょうか?
これはある意味真実ですし、ある意味誤解です。
基本的にはPRPをしっかり管理して衛生的な工場を作り、食品安全の基礎としようということです。
建屋から始まってフードディフェンスまで、さまざまなハード面、ソフト面の細かい規定があります。
これらをクリアしていくことで衛生的な工場の基礎が出来上がります。
しかしこれらの細かい規定は唯一絶対のものではありません。
ハザード分析をきちんと行って安全を保障できれば、他の手段に置き換えることや除外することも可能です。
規格の性格を表す条文として13.8「人の行動」のb)項に注目してみましょう。
13.8 b)加工及び保管区域の要員が身に付ける、宗教的、民族的、医学的及び文化的に避けられないような、許可された装身具によるハザードを最小にするための管理手段
装身具、例えば結婚指輪は食品安全ハザードを防ぐためには外してから工場に入るべきです。
なぜかと言うと、手を洗う時に指輪の部分が上手く洗えず、雑菌が残ってしまうからです。
食品安全は科学の視点で見ると単純明快なものです。
この単純明快な原則を、避けられない理由があればとして例外を認めているのです。
結婚指輪は外してから工場に入るべきだが、宗教上どうしても外せない人は指輪が汚染源にならないように、注意して入ってね・・・と言うわけです。
ただし、この条文を免罪符にして全てをなし崩しにすべきではありません。念のため。
FSSC22000と言うのは、ISO22000にPRPの詳細な要求事項を追加したものです。
PRPが要求事項になると設備投資が増えるのでと、二の足を踏んでしまう企業も多いのではないでしょうか?
これはある意味真実ですし、ある意味誤解です。
基本的にはPRPをしっかり管理して衛生的な工場を作り、食品安全の基礎としようということです。
建屋から始まってフードディフェンスまで、さまざまなハード面、ソフト面の細かい規定があります。
これらをクリアしていくことで衛生的な工場の基礎が出来上がります。
しかしこれらの細かい規定は唯一絶対のものではありません。
ハザード分析をきちんと行って安全を保障できれば、他の手段に置き換えることや除外することも可能です。
規格の性格を表す条文として13.8「人の行動」のb)項に注目してみましょう。
13.8 b)加工及び保管区域の要員が身に付ける、宗教的、民族的、医学的及び文化的に避けられないような、許可された装身具によるハザードを最小にするための管理手段
装身具、例えば結婚指輪は食品安全ハザードを防ぐためには外してから工場に入るべきです。
なぜかと言うと、手を洗う時に指輪の部分が上手く洗えず、雑菌が残ってしまうからです。
食品安全は科学の視点で見ると単純明快なものです。
この単純明快な原則を、避けられない理由があればとして例外を認めているのです。
結婚指輪は外してから工場に入るべきだが、宗教上どうしても外せない人は指輪が汚染源にならないように、注意して入ってね・・・と言うわけです。
ただし、この条文を免罪符にして全てをなし崩しにすべきではありません。念のため。
2012年03月17日
ソウルでセミナー

韓国ソウルで食品安全監査員の能力アップセミナーをやりました。
2日間コースです。座学を極力減らし、実習形式でやりました。
感受性の鍛え方、視野を広げること、視点を変えることの大切さを学んでもらいました。
国は違っても悩みは一緒。
最初は消極的だった受講生も、講義が進むにつれて、真剣な質疑応答と参加者どうしのディスカッションが広がり、なかなかエキサイティングなセミナーとなりました。
次回の韓国出張はロッテグループの他工場の監査になりそうです。
P.S
初めて写真を貼ってみましたが、ちょっと大き過ぎですねえ(^^)
面倒なのでこのままにしますが、次回はちょっと調整します。
日本でもセミナーや工場監査を行いますので、お気軽にお問合せください。
有限会社 ISOCS(アイソクス)
〒753-0818 山口県山口市吉敷上東2-7-15
藤井 孝司
E-Mail:fujii@isocs.net
TEL/FAX:083-928-6900
2012年01月01日
明けましておめでとうございます
明けましておめでとうございます。
2012年、今年もよろしくお願い致します。
昨年は大震災という悲しい出来事がありました。
想像を絶する自然の猛威には、ただただ驚きと恐れを覚えました。
震災による原子力発電所の事故では科学の脆さを見せつけられました。
食品安全の視点から原発事故を見る時が来るなんて夢にも思っていませんでした。
私は医薬品開発の仕事で動物実験を長くやっていたので、安全性が科学の問題であり、ある程度の予測が立つことを理解しています。
一日の摂取量、摂取日数、代謝量(排泄等)、蓄積性(臓器特異性)、性差など、いろんな条件を考慮して食品の放射線基準が決められています。これはある意味信用できるものです。
しかし、「食」の多様性を考えると、無条件に鵜呑みにすることはできません。
放射線の半減期はセシウム239で30年、プルトニウムではなんと24,360年だそうです。
一生の「食」の安全など、誰にも保証できるものではありません。
「安全安心」と言うフレーズは流行語のように使われていますが、科学は「安全」に対する限定的なデータを提供しているだけで、「安心」に対する回答を用意できていません。
原発は人間には手の負えない「パンドラの箱」だと思います。
事故により環境を放射能で汚染してしまったことは事実です。
消費者の「安心」に対する要求に応えるには、できるだけ汚染の少ないものを提供する他ないでしょう。
“科学の知識のない素人がヒステリックに騒ぐな”的な切り捨てはすべきではありません。
昨年は韓国KBC社とのご縁も出来ました。
韓国ロッテグループ4工場の支援を行いましたが、国は違っても悩みは同じです。
今年3月にはソウルで食品工場の監査員セミナーを行います。
悩みを聞かせてもらいながら、一緒に考えていこうと思っています。
審査員としての仕事も大切にしたいと思います。
審査員とコンサルタントの両方の視点を持つことで、バランスの取れた仕事が出来るのだと思っています。
22000の審査では乾物の製造業、野菜の加工業の2社がすでに入っていますが、しっかり準備をして取り組もうと思います。
ブログの更新はなかなか難しそうですが、出来るだけ更新したいですね(^^;)
2012年、今年もよろしくお願い致します。
昨年は大震災という悲しい出来事がありました。
想像を絶する自然の猛威には、ただただ驚きと恐れを覚えました。
震災による原子力発電所の事故では科学の脆さを見せつけられました。
食品安全の視点から原発事故を見る時が来るなんて夢にも思っていませんでした。
私は医薬品開発の仕事で動物実験を長くやっていたので、安全性が科学の問題であり、ある程度の予測が立つことを理解しています。
一日の摂取量、摂取日数、代謝量(排泄等)、蓄積性(臓器特異性)、性差など、いろんな条件を考慮して食品の放射線基準が決められています。これはある意味信用できるものです。
しかし、「食」の多様性を考えると、無条件に鵜呑みにすることはできません。
放射線の半減期はセシウム239で30年、プルトニウムではなんと24,360年だそうです。
一生の「食」の安全など、誰にも保証できるものではありません。
「安全安心」と言うフレーズは流行語のように使われていますが、科学は「安全」に対する限定的なデータを提供しているだけで、「安心」に対する回答を用意できていません。
原発は人間には手の負えない「パンドラの箱」だと思います。
事故により環境を放射能で汚染してしまったことは事実です。
消費者の「安心」に対する要求に応えるには、できるだけ汚染の少ないものを提供する他ないでしょう。
“科学の知識のない素人がヒステリックに騒ぐな”的な切り捨てはすべきではありません。
昨年は韓国KBC社とのご縁も出来ました。
韓国ロッテグループ4工場の支援を行いましたが、国は違っても悩みは同じです。
今年3月にはソウルで食品工場の監査員セミナーを行います。
悩みを聞かせてもらいながら、一緒に考えていこうと思っています。
審査員としての仕事も大切にしたいと思います。
審査員とコンサルタントの両方の視点を持つことで、バランスの取れた仕事が出来るのだと思っています。
22000の審査では乾物の製造業、野菜の加工業の2社がすでに入っていますが、しっかり準備をして取り組もうと思います。
ブログの更新はなかなか難しそうですが、出来るだけ更新したいですね(^^;)
2010年12月09日
基礎固め
萩市のT社の基本文書作成、衛生教育のお手伝いをすることになりました。
まだISO取得までは考えておられず、基礎固めの段階です。
中小企業にとってはコンサルティングに掛ける予算がハードルになっています。
予算に合わせて、コンサルティングをすることも可能です。
予算に応じて、一番重要な部分を集中的にコンサルティングします。
まだISO取得までは考えておられず、基礎固めの段階です。
中小企業にとってはコンサルティングに掛ける予算がハードルになっています。
予算に合わせて、コンサルティングをすることも可能です。
予算に応じて、一番重要な部分を集中的にコンサルティングします。
M社 登録
M社のISO22000認証、11月30日付けで登録されました。
登録はスタートに過ぎません。これからの運用によって継続的な改善を推進していくことが求められますし、そのことが御社の発展に繋がらなければ登録の意味はありません。
実はM社のマネジメントシステムは御希望もあり、少し重い仕組みになっています。顧客の要望の高まりからISO22000だけではなく、思想としてAIBやISO14001も盛り込んだためです。数年は仕方ないかとも思いますが、顧客の動向も見ながら、軽くできる部分は軽くしていく時期が来ると思っています。
企業のマネジメントシステムは多面的なものです。
安全だけ、品質だけ、環境だけで動いている訳ではなく、財務や人事なども含め、これらが組み合わさって機能しています。
複数のマネジメントシステムを包含するM社のマネジメントシステムは、最先端の取り組みと言えます。
登録はスタートに過ぎません。これからの運用によって継続的な改善を推進していくことが求められますし、そのことが御社の発展に繋がらなければ登録の意味はありません。
実はM社のマネジメントシステムは御希望もあり、少し重い仕組みになっています。顧客の要望の高まりからISO22000だけではなく、思想としてAIBやISO14001も盛り込んだためです。数年は仕方ないかとも思いますが、顧客の動向も見ながら、軽くできる部分は軽くしていく時期が来ると思っています。
企業のマネジメントシステムは多面的なものです。
安全だけ、品質だけ、環境だけで動いている訳ではなく、財務や人事なども含め、これらが組み合わさって機能しています。
複数のマネジメントシステムを包含するM社のマネジメントシステムは、最先端の取り組みと言えます。
2010年11月08日
衛生管理・トレーサビリティ等
M社のISO22000審査、報告を忘れていましたが、9月に一次審査、10月に二次審査を受けました。
もちろん無事に認証予定です。
今年はISOの審査と有機の検査が多く、ブログ更新がなかなか出来ません。
M社のコンサルティングが一息ついたので、少しずつでもブログを更新しないといけませんね。
萩のT社様から衛生管理とトレーサビリティの相談を受けています。
ISO取得までは考えていないが、顧客の要求も高くなってきており、基礎固めをしたいとのことです。
中小の食品企業の場合、そういうニーズも高いように思います。
少しずつでも企業のレベルを上げて行くお手伝いができればと思います。
会社の衛生管理、品質管理、法対応、5S、社員教育など、お困りな点があれば遠慮なくお問い合わせください。
もちろん無事に認証予定です。
今年はISOの審査と有機の検査が多く、ブログ更新がなかなか出来ません。
M社のコンサルティングが一息ついたので、少しずつでもブログを更新しないといけませんね。
萩のT社様から衛生管理とトレーサビリティの相談を受けています。
ISO取得までは考えていないが、顧客の要求も高くなってきており、基礎固めをしたいとのことです。
中小の食品企業の場合、そういうニーズも高いように思います。
少しずつでも企業のレベルを上げて行くお手伝いができればと思います。
会社の衛生管理、品質管理、法対応、5S、社員教育など、お困りな点があれば遠慮なくお問い合わせください。
2010年07月10日
必ず
支援中のM社の審査日程が決まりました。
9月に一次審査、10月に二次審査です。
現在内部監査中で、このあと検証活動、回収訓練、マネジメントレビューを一気に実施します。
必ず認証取得させる!
これはコンサルタントとして当然です。
必ず役に立つシステムにする!
従業員の意識を必ず変える!
これも僕の信念です(^^)
9月に一次審査、10月に二次審査です。
現在内部監査中で、このあと検証活動、回収訓練、マネジメントレビューを一気に実施します。
必ず認証取得させる!
これはコンサルタントとして当然です。
必ず役に立つシステムにする!
従業員の意識を必ず変える!
これも僕の信念です(^^)
2010年05月23日
JFARB資格
JFARBへの切り替えですが、先週、無事に合格通知が届きました。
って、プロとしては当たり前か(^^)
来週手続きをし、6月1日付けでJFARBに登録されます。
IRCA資格についてはもったいない気もしますが流そうと思っています。
私は品質、環境、食品安全の3つの資格があるので、それを維持するだけでも、結構な労力と経費が掛かります。
コンサルタントに審査員の資格は不要ですし、実際無資格でコンサルタントをやっている人もたくさんいます。
審査員とコンサルタント、どちらの立場からも見ることのできるバランス感覚も大事にしたいと思っています。
って、プロとしては当たり前か(^^)
来週手続きをし、6月1日付けでJFARBに登録されます。
IRCA資格についてはもったいない気もしますが流そうと思っています。
私は品質、環境、食品安全の3つの資格があるので、それを維持するだけでも、結構な労力と経費が掛かります。
コンサルタントに審査員の資格は不要ですし、実際無資格でコンサルタントをやっている人もたくさんいます。
審査員とコンサルタント、どちらの立場からも見ることのできるバランス感覚も大事にしたいと思っています。
2010年03月25日
審査員資格の乗り換え
久々のブログ更新です(^^)
昨年ISO22000の認証取得をお手伝いしたM食品さん、もちろん取得していただきましたが、継続して5Sや社員教育をお手伝いすることになりました。
来月は5Sの再スタートで赤札作戦を決行します。
食品安全チームのみなさんと私は気心が通じてしまっていて、ビシバシと切り捨てることが難しい気がします。
そこで別のコンサルを同行させて作戦を決行することにしました。
手心加えずビシバシやるように伝えていますが、やはり人間ですからね(^^)
ISOが取れても気を緩めずに工場を改善していく。
社長さんのその決意がM食品の発展に繋がっていくことでしょう。
さて、私のISO22000審査員資格は現在IRCAというイギリスの資格です。
所属している審査機関((財)日本規格協会)からJFARBという日本の資格に切り替えるように言われたため切り替え申請中です。
先日東京でJFARBの試験を受けてきました。
微生物、ISO22000、ISO19011、HACCP、法令等が試験範囲です。
久々に受験生気分を味わいましたが、適度な緊張感もあっていいものですね。
忘れていたことも受験勉強で再確認できました。
合格発表は6月だそうです。
昨年ISO22000の認証取得をお手伝いしたM食品さん、もちろん取得していただきましたが、継続して5Sや社員教育をお手伝いすることになりました。
来月は5Sの再スタートで赤札作戦を決行します。
食品安全チームのみなさんと私は気心が通じてしまっていて、ビシバシと切り捨てることが難しい気がします。
そこで別のコンサルを同行させて作戦を決行することにしました。
手心加えずビシバシやるように伝えていますが、やはり人間ですからね(^^)
ISOが取れても気を緩めずに工場を改善していく。
社長さんのその決意がM食品の発展に繋がっていくことでしょう。
さて、私のISO22000審査員資格は現在IRCAというイギリスの資格です。
所属している審査機関((財)日本規格協会)からJFARBという日本の資格に切り替えるように言われたため切り替え申請中です。
先日東京でJFARBの試験を受けてきました。
微生物、ISO22000、ISO19011、HACCP、法令等が試験範囲です。
久々に受験生気分を味わいましたが、適度な緊張感もあっていいものですね。
忘れていたことも受験勉強で再確認できました。
合格発表は6月だそうです。