2006年02月08日

[ムハンマド風刺画問題] ムスリムの叫びに耳を

ホロコースト漫画展で対抗 イラン紙
http://www.sankei.co.jp/news/060207/kok091.htm
 イラン紙ハムシャハリは7日の紙面で、欧州の新聞がイスラム教預言者ムハンマドの風刺漫画を掲載したことに対抗し、ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)に関する漫画のコンテストを実施すると発表した。

 同紙は「欧米は、米国とイスラエルの(パレスチナ人などに対する)犯罪やホロコーストのような出来事に言論の自由を認めているのか。宗教の聖なる価値を侮辱することだけが許されるのか。イスラム教徒の深刻な疑問だ」と主張。(産経新聞さんより)
略)
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キリスト教徒がイスラム教を風刺。
イスラム教徒がユダヤ教を風刺。
やっているのは同じことなのに、自分がうけるイメージがここまでかわるのか、と思わず唖然とさせられました。
現在のヨーロッパでユダヤ教を批判するというのは(ネオナチなど一部を除いて)なかなか想像できません。日本で例えるならば在日コリアンを批判するのと似ているでしょう。いわばタブーというやつですね。
世の中に完璧なものなどない。その中で問題を提起・議論するという言論の自由を振りかざすのであれば、当然世の中のタブーをなくす努力をしなくてはいけないはずです。しかし実際の世界はそれらの努力を怠り、主張し易いところだけをとりあげ論説を展開しているのが現状です。世論などによって流されがちですが、これほど理不尽なものはないでしょう。今回の問題であらためて気づかされました。

今回のイランの行動は、現在の自由主義世界が抱えた問題点・矛盾点に対する重大な挑戦だと思います。これは日本にとっても決して対岸の火事とすませられることではなく、欧州や中東などでおこっている議論から学べることは沢山あります。自由主義世界はこの難題を乗り越えることができるのでしょうか。
今回の出来事を他山の石とし、言論の自由が意味することの重さと難しさを考え直す契機としたい。





isuco at 00:25│Comments(2)TrackBack(1)

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この記事へのコメント

1. Posted by MEMORIZERS管理人   2006年02月08日 17:19
はじめまして。この問題をはじめ、中東についての意見を募っています。興味深い記事を歓迎いたします。もしよろしければこちらにご投稿お待ち申し上げております。
http://memorizer.blog11.fc2.com/blog-entry-90.html
2. Posted by Nasda   2006年02月14日 20:16
書き込みを戴きましてありがとう御座います。あらたに掲載をして居りますので御意見を戴けましたら幸いです。宜しくどうぞお願い申し上げます。

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