isuramuのブログ

イスラムに関する教えの翻訳です。 翻訳者の詳細情報を知りたい方はミクシから参照してください。 http://mixi.jp/show_friend.pl?id=3444161

1.人間は神様の存在を否めない (2)

1.2 人間は難局に立ち向かうと神様に祈る

私の日本語の先生は無宗教だが、彼女は困っている時に神様によく祈っていました。このように人間は、困っていて何もできない時に、神様の存在を認めて、祈ります。これも人間の本質の一部です。どんなに神様の存在を否定していても、大きな問題に直面する時に人間は必ず神様に祈るでしょう。

アッラーは船に乗るある人々のやったことをアル・クルアーンにこのように述べました。

هُوَ الَّذِي يُسَيِّرُكُمْ فِي الْبَرِّ وَالْبَحْرِ حَتَّى إِذَا كُنتُمْ فِي الْفُلْكِ وَجَرَيْنَ بِهِم بِرِيحٍ طَيِّبَةٍ وَفَرِحُواْ بِهَا جَاءتْهَا رِيحٌ عَاصِفٌ وَجَاءهُمُ الْمَوْجُ مِن كُلِّ مَكَانٍ وَظَنُّواْ أَنَّهُمْ أُحِيطَ بِهِمْ دَعَوُاْ اللّهَ مُخْلِصِينَ لَهُ الدِّينَ لَئِنْ أَنجَيْتَنَا مِنْ هَـذِهِ لَنَكُونَنِّ مِنَ الشَّاكِرِينَ ﴿يونس : 22﴾فَلَمَّا أَنجَاهُمْ إِذَا هُمْ يَبْغُونَ فِي الأَرْضِ بِغَيْرِ الْحَقِّ يَا أَيُّهَا النَّاسُ إِنَّمَا بَغْيُكُمْ عَلَى أَنفُسِكُم مَّتَاعَ الْحَيَاةِ الدُّنْيَا ثُمَّ إِلَينَا مَرْجِعُكُمْ فَنُنَبِّئُكُم بِمَا كُنتُمْ تَعْمَلُونَ ﴿يونس : 23﴾
かれこそはあなたがたを陸に,また海に旅をさせられる御方である。それであなたがたが船に乗る時,それが順風に乗って航行すれば,かれらはそれで喜ぶ。暴風が襲うと,大波が四方から押し寄せ,かれらはもうこれまでだと観念して,アッラーに向かって,信心を尽くして祈る。「あなたが,もしわたしたちをこれから救い下されば,必ず感謝を捧げる者になります。」 [ユーヌス 22]
だがかれが救助してみると,見よ,かれらは地上において正義を侮って不義を行う。人びとよ,あなたがたの反逆は只自分自身の魂を害し,現世の生活で享楽を得るだけであるが,あなたがたはすぐにわれに帰るのである。その時われは,あなたがたの行ったことを告げ知らせるであろう。 [ユーヌス 23]

1.人間は神様の存在を否めない (1)

1.1 人間は神様の存在を実感している

自分が無宗教だと言っている日本の方でも、心のどこかで、神様が存在することを実感しているはずです。何故かというと、神様を信じることは人間の本能の一つです。アッラーはアッ・ローム章30節にこのようにおっしゃられました。

فَأَقِمْ وَجْهَكَ لِلدِّينِ حَنِيفاً فِطْرَةَ اللَّهِ الَّتِي فَطَرَ النَّاسَ عَلَيْهَا لَا تَبْدِيلَ لِخَلْقِ اللَّهِ ذَلِكَ الدِّينُ الْقَيِّمُ وَلَكِنَّ أَكْثَرَ النَّاسِ لَا يَعْلَمُونَ ﴿الروم :30 ﴾

それであなたはあなたの顔を純正な教えに,確り向けなさい。アッラーが人間に定められた天性に基いて。アッラーの創造に,変更がある筈はない。それは正しい教えである。だが人びとの多くは分らない。 [アッ・ローム 30]
(和訳は多少原本とニュアンスが違う気がします。)解釈で、天性は、人間が一神教を信じる本能を持つことです。

日本人の知り合いは自分でも宗教を持たないのはおかしいと思っているが、皆そうだからついつい流されたといいました。やはり、人間は純粋に考えれば、絶対に神様が存在することを信じるはずです。ご覧の無宗教のあなたも純粋に考えてください。必ず神様の存在を信じます。インシャーアッラー。

アーシューラーの日の断食

アーシューラー日の任意的断食

アッサラームアライクム。
明後日(2007年1月29日)はアッシュラの日とされています。

【断食する命令】
アブ・ムーサによるとユダヤ人達はアッシューラーの日を祭りの日とみなしていたが、預言者は信徒に「あなた方も、この日に断食せよ」と言った。[サーヒフ・ブハイリ]

イブヌ・アッバースによると、預言者がマディナに着き、ユダヤ人達がアーシューラーの日に断食しているのを見て、「これは何の日か」と尋ねたとき、彼等は「これはよい日で、アッラーがかつてイスラーイールの民を敵からお救いになった日で、ムーサはこの日に断食した」と答えた。すると預言者は「私はあなた方よりもムーサに相応しい」と言って、その日に断食し、人々にも断食するように命じた。[サーヒフ・ブハイリ]

以上により、アーシューラーの日に断食することを勧められます。ただし、これは義務ではなく任意的です。

【断食日】
アーシューラーとはムハラム月の10日にあたる日で、アーシューラーの日のほかにアーシューラー日の前日に断食することを勧められます。

【報奨】
預言者はアーシューラーの日に行う断食について聞かれた。そうすると、預言者は「この断食は去る一年間の小さい罪を消滅させることができる」といった。[サーヒフ・ムスリム]

【注意】
ユダヤ人やシーア派はこの日に大きな祭りを行っている。しかし、我々ムスリムは宗教行事においてアッラーと預言者の命令のほかに宗教行事を勝手に追加してはいけないので、祭りをすべきではない。
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