避難所 いま必要なのは震災で露呈するリーダー不在のわが国

2011年03月25日

震災後の心のケア ストレス改善の秘訣

心のケアということでは、震災関係の記事を書き始めてから
何度か記事に書いてきたが、だんだんとASDと思われる兆候を
うったえる人が周りでも増えている。

地震酔いについては、すでに記事にしたので、今回はASDについて
少し書こうと思います。

ASD:急性ストレス障害(Acute Stress Disorder);

ASDは、PTSDと同様の症状。PTSDの症状持続率が低い状態。

特徴的には、トラウマから来るストレス障害。

震災後に以下のような症状が出てきたとすれば、該当するのでは
ないだろうか。

【主な症状】

・なかなか寝つけない
・寝てもまた起きてしまう
・並行感覚が定まらない
・疲れが抜けない
・やる気が出ない
・食欲がない
・仕事に行きたくない
・気持ち悪くなる 等

直接被災していないのになぜ?と思うが、理由はちゃんとある。

1つには震災後から連日報道される報道からの衝撃的な映像や、
被災地の状況を多く目にすることから、それが心でトラウマ化されて
しまい、ストレスの原因となっている。

もう1つに、被災地ではなくても、原発問題や直接自分たちの生活に
影響を及ぼしている、計画停電、水問題、ガソリンや物資不足の
現状などの不安要素。

これらの要因が引き金となって、無意識のうちに心の元気を奪われて
しまい、ASD(急性ストレス障害)となっている人が急増しているのが
現状。

ASDの症状というのは、一般的に4週間程度でおさまるらしいので、
それ以上改善が見られないようであればPTSDの疑いがあると見た
ほうがいいらしい。

なんでもそうだが、理由が分かれば改善策はあるもの。

【ASD(ストレス)改善】

・長時間にわたって震災関係のネガティブ情報を見ないようにする。
 フラッシュバックの要因となってしまう

・極力、人と話す時間を作る
 人と話すことにより元気になるきっかけを作れる

・震災以前の生活を持続する(ないものはしょうがないとして)
 震災ショックを払拭するために

・好きなこと(趣味)に時間を使う
 映画や旅行、ショッピングなど、趣味に時間を費やすことでストレスを
 発散していく

・お風呂では湯船につかる
 心身ともにリラックスできる状態を作るきっかけになる

・軽く香水など、好きな香りを身につける。
 リラックスできる 自信が出てくるきっかけになる

・部屋に観葉植物や花を(リラックスできる香り)置く
 植物は精神的リラックスに良いとされている

できれば、これらのどれか1つでも実行してみることで、心的ストレスから
正常時に戻るきっかけとなる。

私も、震災後、だいぶストレスを感じていて、しばらくやる気出ない
症候群に陥っていましたが、お風呂の湯船につかることや、
好きなことに時間を使うことで、時間の経過とともに、だいぶ不安も
払拭できてきたように思います。

まだまだ希望が見えない状況ですが、いまこうして生きていることに
全ての意味があると確信して、この震災でお亡くなりになった方の分まで、
1歩でも前に歩み出したいですね。

少しでもストレスで悩んでいる方の参考になれば幸いです。



it_mediaf_001 at 11:23│Comments(0)TrackBack(0) 311東北地方 太平洋沖地震 

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