英語教材
September 28, 2004
『えいご漬け+対話』&『DIALOGUE1800』

以前からずっと気になってた語彙本『DIALOGUE1800』(写真左)。とうとう買ってしまった^^;。もし、ボキャビルマラソンがこの世になかったら、たぶんこの本を語彙増強用のメインに使っていただろう。
内容的には、アメリカで生活したり働いたりする場面などを想定したテーマ(日常生活、慣習・制度、娯楽・レジャー、健康・医療、環境問題、ビジネス、科学技術、政治、法律、社会問題)ごとに単語、例文、ダイアログが掲載されている。このダイアログもなかなかユニークで、全編を通して数人の登場人物がいて、きちんとキャラクタ設定もされている(DUO3.0のBobみたいな変わり者(?)ではありません^^;)。また、それぞれのテーマやトピックの中では、アメリカでのゴミの収集方法などの生活情報や文化的な情報も紹介されていて、それらを読んでるだけでもなかなか楽しい内容だ。
ただ、CD3枚とこの手の本としてはボリュームはあるのに、例文の音声はCDには収録されていない。あと、熟語に関しては、やはりこの手の本と比べるとやや収録数・内容ともに貧弱だと思う。まあ、単語本と熟語本を同じ形式でまとめるのは多少無理があるので、この手の本はどうしても、熟語本としては物足りなくなるのはしかたないけど。
で、例文の音声、どうにかならないかな〜と思っていたところで発見したのが、『えいご漬け+対話』(写真右)だ。実は、『えいご漬け+対話』は『DIALOGUE1800』のえいご漬け版で、単語・例文・ダイアログの内容はもちろん、例文も含めて全ての音声が収録されている。開発元のプラトに体験版があったので試してみたら、特にダイアログのところとか結構やりごたえがあったので、こちらも買ってしまった^^;。
やってると時間を忘れるぐらいはまってしまう。英語学習に疲れた時とか、ゲーム感覚でプレイすると結構面白いです。アルクもプラトとコラボレートしてSVL12000のえいご漬け版(全4巻くらいで)出せばいいのに。絶対、売れると思うんだけどな〜。
August 30, 2004
ディクテーション学習ソフト Forest三昧

実は、そのForestの例文を収録した音声CDというのが存在して、学校のみが購入できるらしいんだけど、その筋の関係者に知人がいないため入手不可能で、例文の音声があると何かと便利なのにな〜とずっと考えてました。
そしてつい最近偶然見つけたのが、このディクテーション学習ソフト『Forest三昧』です。開発元は、えいご漬けシリーズで有名なプラト。そう!このソフトって、えいご漬けのForest版なんです!画面も機能もえいご漬けのまんま。ただ、プラト自体は開発オンリーのようで販売は桐原書店になってて、その点が他のえいご漬けシリーズとは異なります。
このソフトでのディクテーション自体にはあまり興味はないけど、例文の音声が1文単位でMP3ファイルになっているので、これをMP3プレイヤーに入れて持ち歩けば、通勤中にForestの例文の復習ができて便利だな〜っと。また、MP3から音声CDをつくるソフトなどを使えば普通のCDプレイヤーでForestの例文をリピーティングなんて事もできるし。
詳しくは、こちらのサイト(KIRIHARA KYOIKU NET)をチェックしてみて。to不定詞の例文のみ収録された体験版もダウンロードできるので、実際に体験してみては?個人での購入は、Z会100%出資会社のBSSのサイトでのみ可能なようです。
August 28, 2004
英字新聞って面白いかも?

週刊STのメルマガやJapan Times OnlineのTopNewsを毎日読んでみて、たいぶ英字新聞の雰囲気に慣れてきて、面白さも分かってきた。
それで、Japan TimesとNew York TimesとCNNのE-mailでのニュース配信に申し込んだ。この3誌(紙?)は記事のスタンス・視点がそれぞれ違ってて面白そうなので、配信されてくるのが楽しみ♪
August 27, 2004
より良い外国語学習法を求めて ― 外国語学習成功者の研究

最近、読み終えました。巷に溢れる『私はこうやって英語を身につけちゃいました〜♪』みたいな英語学習法本とはまったく異なります。普通の日本人英語学習者が高度な英語力を身につける事ができるのかと言った疑問をテーマにした一種の研究論文みたいなもんです。
ここでいう"普通の日本人英語学習者"というのは、臨界期となる11・12才以降に英語の学習を始め、留学経験もなく・ほとんどなく、家庭内でも母国語を使い、日本国内で主に学校および独学にて英語を学習している日本人の事を指します。ただし、全大人に5%存在する特別な言語学習能力・才能を有するものは除きます。"高度な英語力"とは、翻訳・通訳および外交官に従事可能なレベルとしています。
内容は、まず、これまでの英語学習法の研究論文、主に欧米の研究についておさらいします。その中で、日本人英語学習者には当てはまらない、つまり、ESL(第二言語としての英語)環境を対象にしたものとEFL(外国語としての英語)環境を対象にしたものは、大きく異なり、ESL環境の研究結果から導き出された理論をそのまま普通の日本人英語学習に適用するのは少々危険ではないかという仮説を導きます。どういう違いがあるかというと、例えば、ESL環境の研究結果では音読や文法構文の暗記は軽視されています。これはESL環境ではクラス外でも母国語ではなく英語を使う必要があるためだろうと考えられています。
そして、高い英語力を身につけている大学生・そうでない大学生を対象にした解析、達人とよばれる人たちを対象とした解析(ただし5%の特殊才能を持つものを除く)、巷に溢れる英語学習成功者たちの書籍を対象とした解析の三点測量法により、理論立てていく。この辺りの理論展開の仕方には、凄いものがありました。私は理系人間なので理系の論文はいろいろ読んだ事がありますが、文系の論文でもここまで科学的・数理・統計学的なアプローチができるのか〜と感心しました。
主に学習方略(戦略)、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティング、語彙、文法について学習初期・中期(前半)・中期(後半)・後期(現在)の各段階で成功者がどんな事を行ってきたのかがまとめられ、そこから結論を導き出します。
英語の学習というのは個人差があるけれども、その差はある程度の範囲に収まっていて、その中から各人が好み・レベル・時期などにより選択しているだけである。一般に言われている臨界期も絶対的なものではなく、当たり前のことをコツコツと継続していれば、普通の日本人英語学習者が高度な英語力を身につける事は十分可能との事です。
この本で、もの凄い画期的な英語学習法が見つかるわけではないですが、英語学習の本当の姿がはっきり認識できるんじゃないかな〜と思います。研究論文スタイルなので特に前半部分は結構読みにくいですが、後半からの大学生・達人・成功者体験談書籍の解析部分は非常に面白くて一気に読んでしまいました。これ一冊で、全ての巷に溢れる英語学習法本に匹敵するんじゃないかな〜。少なくともその最大公約数となることは間違いないのでしょう。
amazon.co.jp内の紹介サイト
August 23, 2004
週刊ST購読に申し込んじゃった!

で、散々悩んだ挙げ句、週刊STをとりあえず3ヶ月、購読してみる事にした。まあ、確かに、Web上の『週刊STオンライン』を使えば主要な記事は無料で読めるし、PC上でなら英辞郎などの電子辞書も使えて便利だけど机に座らなきゃいけないし、新聞ってのもごろ寝して読めるしアナログ的でいいかな〜っと。
最近どうも、英語学習意欲が弱い時に限ってなぜか無性に英文を読みたくなる欲求が強く、そういう時は仕方なく英英辞書や英語学習雑誌などを読むのだが、気が付いたら3時間くらい経ってたなんてのはざらで、3時間以上も集中して英文読んでるくらいなら、英語の勉強に取りかかればいいのにとは思うが、英語学習意欲と英文読みたい欲求とは、どうもパワーの源が違うらしい。^^;
そんな英文読みたい状態になった時用に、週刊STをと思ったわけ。週刊STなら、今までごろ寝して読んでた物よりも、英文の内容の鮮度も高くていいかな〜と思って申し込んじゃった。実際に送られてくるのは、振替用紙を受け取って入金した後だから、9月くらいからになるのかな〜。
決定版 英語シャドーイング

内容自体は、第一部で英語学習と脳との関係がイラストを用いて分かりやすく解説された後、そのメカニズムの中でシャドーイングが脳にどのように働きかけるのかが解説されている。他のシャドーイングの本にありがちな"通訳が使ってるからいい"とか権威主義的な説得力のないものと違って、シャドーイングの効用・何のためにやっているのかがはっきり自覚できてなかなかよかった。
第二部からはいよいよ実際のトレーニング編となる。初級・中級・上級それぞれ約6ユニットから構成されてて、各ユニットはコーチ役のハカセとトレーニングに取り組むキノコの2人の会話調の解説で進んでいく。これも、自分がシャドーイングして感じた事と同じ事をキノコがハカセに質問したりしてなかなか面白い。
とりあえず、シャドーイングというトレーニング法に慣れるって目的でしばらく使っていこうと思う。
amazon.co.jp内の紹介ページはこちらです。
August 14, 2004
ビジネス英会話(ビジ英)9月号

私自身はそれほど多くはプレゼンの機会はないが、それでもプレゼンでよく出る決まり文句が英語ではどういうのかが分かってためになりそうだ。ダイアログもトピックがプレゼンなので、よくあるABABABってパターンではなくAがたくさん話す=>Bがちょっと話す=>Aがたくさん話すのパターンが多い。中にはAだけがずっと喋り続けるダイアログもある。シャドーイング教材には向いてるかも。
さて、次回10月号からはいよいよあの杉田さんの講座が始まる。もう以前のやさビジのように『やさしい』の冠はついてなので、その分さらに難しくなる?…な事はないか。今月のテキストによると、実用性、ビジネス習慣、語彙力、英語知識の4つの要素を中心に作成されるそうです。
導入部(?)のあらすじを引用します。
日本のあるハンバーガー・チェーンに勤める高橋修三のところに、ある日突然、電子メールで転職の誘いがきました。ニューヨークの本社にある、中堅の国際的PR会社が食品栄養部門の日本人担当者を探しているというのです。そのPR会社は、日本の食品メーカー数社の仕事をしていて、最も働きがいのあるPR会社の今年のランキングでトップだったそうです。興味を持った高橋は、さっそくアメリカ人の友人二人に相談し、まずは履歴書とカバーレターの効果的な書き方について教えを受けます。
ん〜。何かどっかで聞いた事のある話だな〜。でも、私自身は過去に杉田さんのやさビジをやった事がないので、特に気にはなりませんが。あと、後期のレッスン内容の予定として、以下のものがあげられてました。
Career Advice
Travel to New York
Food Marketing
New Digital Divide
Perils of e-mail
Slow Food Movement
Appearance vs. Reality 他
また、リスニング入門の方も後期からはあの遠山顕さんが担当する。遠山顕さんは私に英語の楽しさを教えてくれた2人のうちの1人で、何か懐かしいな〜。毎月最終週には物語のリスニングができるようだ。この辺りは顕さんらしい^^。話学の遠山顕さんに地味なリスニングっていうテーマは似合わない感じもするが、リスニングの地味さをどう遠山顕さん風に味付けをするのか、その辺りも結構楽しみだ。
これで秋からのNHKラジオ英語講座は岩村・遠山・杉田のコンビとなるが、これってかなり強力なコンビじゃないかな〜。これで、全講座が週3日ではなく週6日の形態ならよかったのに。まあ、とりあえず、10月号の全3冊は買う事になりそう。^^;
August 13, 2004
NeoSpeech

NeoSpeechのサイトには、400文字(400"語"ではない)以内の英文を読みあげるデモが公開されているので、『英語よみあげくん SpeaK!』の読みあげがどの程度のものかを知りたい方はいろいろな英文を入力して試してみては?私が試した感じでは、同じ英文でも改行位置によって微妙に発音の仕方が変わったり、なかなかよくできてるな〜と思いました。あ、そうそう、私的にはキャラクタ選択はPaulがお勧めです。
でも、所詮機械の発する音声なので、長文のリスニングスキルをのばすトレーニングに使えるようにはあまり思えない。むしろ、例えば、単語ノートをコツコツ作っている人が、その単語ノートの全例文をこのソフトで読みあげさせてMP3化または録音して、細切れ時間にノートがなくても音だけでボキャビルできる環境を作るとかの方が向いているような気がする。ボキャビルの例文なら単語・例文を記憶する事が目的なので、リスニング教材のような音の品質は必要とされないだろうから。
あと、最近の辞書にはCDROMとかも付属・別売りされてて単語の発音が聞けるものも多いが、さすがに用例(英英辞典なら定義なども)まで発音してくれるものはないので、こういった辞書の用例や英英辞典上の定義などを読みあげさせてMP3化・MD録音とかして持ち歩くなんて使用方法も有りじゃないかな〜。そうそう、文法書の例文などにも使えるかもね。ん〜、ますます、『英語よみあげくん SpeaK!』が欲しくなってきた。でも、他に買いたい物もあるし、年末まで我慢しようかな〜。^^;
August 11, 2004
英語よみあげくん SpeaK!

このソフト、ただ読みあげるだけじゃなくて、学習者が音読・シャドーイングした音声を瞬時に判断して各単語ごとに4段階の評価をしてくれるらしい。これってどれくらいの信憑性があるんだろう。
その他、もちろん辞書機能(SVL12000対応)もあるので分からない単語を調べながら読む事もできるみたい。このソフト、音声とかのないWeb上のニュース記事とかを読みあげさせて、その音声をMP3やCDやMDに録音すれば、自分だけのリスニング教材ができていいかも?でも、問題はこの音声に慣れていいかどうかだろうな〜。まあ、割と自然には聞こえるけど、どうなんだろう。
ちなみに、このソフトは『英語よみあげくん』って商品名でアルクから発売(実際には予約受付中だが…)されてるけど、元々の販売元はSpeaKESL社で、アルク版との違いはよく分かりません。SpeaKESL社版の方はオンラインで読めるマニュアル(PDF形式)もあるので、このソフトに興味のある方は覗いてみては?
August 10, 2004
週刊STの見本紙、来たる!

早速読んでみたが、結構知らない単語がある^^;。日本語の注釈が付いてはいるが、未知語の出現率が高く、読んでて疲れた。ん〜、やっぱしんどいな〜。B5サイズの雑誌みたいな感じならペラペラめくれるんだけど、タブロイド判とはいえ新聞だと広げて読む分、何か大袈裟っていうか場所を取って、気楽に読めるって感じにならない。
以前、某新聞紙(朝刊)を年間購読してたけど、インターネットで新聞が読めるようになってWeb版の方が気楽に読めるからって新聞購読を解約したんだけど、やっぱWebでニュースを読む事に慣れてしまうと、あの大きな紙を広げて読むという行為自体に何か違和感を感じてしまう。
でも、唯一『EASY READING』っていう日本の昔話をやさしい英語で書き下ろしているコーナーは十分楽しめた。ちなみに、読んだのは『したきりすずめ』でした。
てなわけで、週刊STの定期購読は見送る事になった。代わりに、週刊STがやってるメールマガジンを購読する事にした。このメルマガはJapanTimesの記事を毎日少しずつ読みながら、英字新聞を読む力をつけていこうってコンセプトで、忘れた頃に同じ英文を復習させたりなど(しかも年約7回も!)、非常にユニークで私のレベルでも理解できるように丁寧な説明もあるので、このメルマガをコツコツやりながら、時々週刊STのオンライン版を覗いていこう。