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奈々さん史上、初めて日本海側も訪れる、コンサートツァー「Live Journey」はまだまだ始まったばかりです。皆様各地でのチェリーボーイズへのご声援も本当にありがとうございます。引続きぜひとも応援よろしくお願いいたします。
今日はツァー前の4月に二作同時リリースとなった最新シングル「SCARLET KNIGHT」と「POP MASTER」のギタートラックについて書いてみます。二曲ともCDでギターを弾かせて頂いています。作曲編曲はElements Gardenの藤間仁君。他の奈々さん作品でも聴ける通り、自身も素晴らしいギタリストです。他の曲の、特にアコースティックとラックで、すばらしい演奏を聴かせてくれます。この二作品の僕担当エレキギタートラックでは全て Fractal Audio SystemのAxe FX Ultraを使い、ラインのみで録りました。
「SCARLET KNIGHT」では、まずA、Bメロで目立つクリーンカッティングが聴かれます。定位はやや左側です。これはFenderのCustom Shop Strat 69 Closet Classicを使い、フロント&センターのハーフポジションを使用。Axe FX Ultraのモデリングは意外ですがHi Wattを使っています。

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サビ、イントロのヘヴィディストーションパワーコードは、レスポールとPRSを半音下げチューニングにして、B♭mキーをBmキーで弾いています。左右にスタックで1本づつ入ってるのがわかると思います。ヘヴィディストーションパワーコードリフはこのスタック手法は定番です。どっちがどのギターかは忘れましたが(^^;(多分左がレスポール)。
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半音下げにしたのは、サビの三小節めのE♭mをボトムの解放でEmポジションで鳴らせるのがポイントです。それにより、抑えポジションで三小節めからEm-F#m-G-Aと上昇するリフ感が出せるわけです。ライブでも半音下げにした、しかも「スカーレット」にちなんで赤いサンバーストのPRSで弾いています。こちらの音色はMesa Boogieのレクチファイアのモデリングと、もしかしたらSoldano SLO100もどちらかで使ったかもしれません。いずれにせよ全て、僕らしい端正な演奏トラックに仕上がっていて、とても気に入っています。
「POP MASTER」に移ります。こちらはギター、ベース、ドラムがチェリーボーイズの演奏。最初からライブを想定した曲作りだったようです。僕のパートはソロ以外は全部PRS二号機。ライブでもメインで使っているブラウンの「AMBER」というカラーのギターです。

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オブリリードはリアのハンバッカーでSoldano SLO100のモデリング、バッキングは5段スイッチの二段めポジション7、いわゆるストラトサウンドが出るポジションで、こちらはMesa BoogieのTri Axisの歪みChのモデリングでやりました。北島さん(あ、定位は北島さんが右、僕が左です。客席から見たステージと一緒ですね)がパワーコードっぽい抑え方で、僕がそれよりややレンジの高いコードっぽい抑え方でバッキングをやっています。ライブでもこの感じの割り振りが多いですね(POWER GATEなどがそうです)。ソロはレスポールを使ってSLO100の音です。北島さんの泣き&早弾きに対し、リフっぽいソロが良いと言う藤間君のリクエストでこの形になりました。いつでもメロディアスで口ずさめる感覚を基本にソロは考えます。さらにこの曲では全編薄くアコギのストロークが入ってます。これは奈々さん作品では「深愛」「空時計」などでも聴けますが、Martin HD40マークノップラーを使用しました。この曲のエンディングは北島さんと僕のオブリリードが延々フィードバックして延びたまま終わりますが、アンプスピーカを鳴らさないライン録音だとこうは行かないので、最後のワンフレーズだけはあえてモニタースピーカを用意して、フィードバックさせて録音しました。この曲のデモプリプロダクションを聴いた時、藤間君は毎回奈々さんのコンサートを見ているので、僕と北島さんの個性を研究して知り尽くしている事が良くわかりました。「ライブでお二人がやってるの想像して考えたんです」と、それぞれのパートアレンジが個性を読まれた感じでイメージされていてビックリ、本番ではそれを少しづつマイナーチェンジして、作り上げたわけです。
なんとなくこの記事を読んでもう一度CDを聴いてもらえると、楽しさが増すと思います。ギター弾く人だけかな(^^;。