水樹奈々さんの来月リリース予定のニューアルバム「ROCKBOUND NEIGHBORS」はマスタリングまでのスタジオ行程は全て終えて、あとは工場での製造行程に入る様です。あとは発売を待つだけという所ですが、先に記事にした通り、今回は二曲ギターで参加させてもらっていますが、これで僕が奈々さん作品にレコーディング参加した曲は、数え間違えてなければ通算20曲になる様です。結構やってるものですね。今回参加の二曲のうちの一曲「約束」では、日本のスタジオ界No.1ドラマー山木秀夫さんが参加しています。井上陽水さんや福山雅治さんのライブでも、いつも演奏姿を見る事が出来る山木さんですが、「夏のクラクション」を始め、稲垣さんの初期、井上鑑さんアレンジ作品の多くも山木さんのドラムです。ミュージシャン的には、ついに奈々さん作品で山木さんが登場したかという感じです。久しぶりにお会いしましたが、そのサウンド、タイム感、音符の大きさなど、流石の完璧さで、ドラムが入った瞬間にお見事と思ってしまいました。レコーディングは一緒にやった訳ではなく、プリプロにまず、ドラム&ベースを生に差し替え、その後僕がアコギを生に差し替えという段取りでした。山木さんはご自分が終わって、僕がギターダビングをしている間もしばしコントロールルームから眺めていて、「お、山木さんが見てる(^^;」などと思いつつ緊張もありましたが、良い感じで進みました。僕の録音行程途中で先に山木さんが帰る時に、僕に親指立ててGoo印をして下さり、とっても感激でした。山木さんはこのアルバムにもう1曲激しめの曲でも参加しています。スタジオで聴かせてもらいましたが、唸りました。山木さんは12月で60才。おそらく奈々さんレコーディングリズムセクションでは最年長でしょう。
話は別ですが、森光子さんが92才で天寿を全うされました。御冥福をお祈りします。僕らの世代では何と言っても「時間ですよ」ですね。時代と世の中の人の空気まで作ったドラマだったと思います。近年はギリギリのところで活動されていた様ですが、正しく生涯現役。いつまでお呼びがかかるかはわからないけど、自分としても稲垣さんや杉真理さんの様な先輩アーティストより先にダウンなんて出来ないのは勿論。ネタの様なものとは言え、僕が97才になって、77才の奈々さんの横で「ミュステリオン」を弾くならばさらにその先に行かなければならない(^^;。45年も先ですよ(^^;。銀河横断何万光年の宇宙を見てる気がしてきます(^^;。もう、平均50才ちょいの我々チェリーボーイズごときで年齢どうのこうの言ってる場合ではないですね。目の前ひとつづつ元気に頑張ろ〜っと(^^。