モテ:17

六月「….!?えっ….あれっ…」

「(私…捜査中で…ナッツクラッカーの車に乗り込んで…それで….)」

どこかの暗がりで目を覚ました六月 今までは意識は失っていた様子

「(それで….だめだ….意識がボーっとする…)す…鈴屋さん…?…..誰か……」

 

*「カタログご覧になりました?私の出品したものも並びますのよ?」

*「「開始はまだですかね?」

*「△~□◯△◯◯~」

*「興味深いラインナップですねぇ」

*「子供が良いわぁ」

*「カタログにないものもあるのでしょう?」

*「専属のシェフに調理させます」

*「あそこにいらっしゃるのビッグマダムでは?」

*「工事用の女でも、と」

*「私の会社でも資金繰りが厳しくてね」

場面はオークション会場へ 広いホールに大勢のグール達が集まっている様子

 

*「叶 いい席が取れましたね」

叶「…そうだな」

「(フードの集団…通路にもいたが…マダム達の護衛か….?怪しげな…)」

上の方の席には叶の姿も 黒髪の女?の連れときている様子で会場内で見かけるフードの集団を気にしている

*「×…!××!?……□▽▽◯~」

また例の巻頭ポスターで登場していたスケアクロウの姿も

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ビッグマダム「楽しみねぇ~あたし好みの美々しい子がいるかしら..!?ぐほ ぐほ ぐほ

カモン♡新たな飼いビトちゃん♡」

 

*「おお なんと…!」

舞台上にライトが当たると同時にピエロマスクが喜劇風に登場

そしてなにやらセットも現れようやくオークションがはじまる様子

*「紳士淑女の皆様大変長らくお待たせいたしました 名品珍品の集うオークションは数あれど

人、人、人……人間を扱うオークションは我々グール世界特有でございます

お帰りの際くれぐれも白鳩にはご注意を?皆様が箱に入れられ品物にされぬことをお祈り申し上げます」

笑がおこる場内

「ご紹介が遅れました 司会、並びにオークショニアは…..」

「我々ピエロが務めさせていただきます」

 

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「それでは皆様心ゆくまで競りをお楽しみ下さい」

 

六月「ーもしもし…六月三等です…応答を…」

「(ダメだ…通信が届かないくらい離れている…?)

小さな通信機を片手に不安げな表情になっている六月

どうやらコンテナの様なものの中に閉じ込められている様子で

周囲にも同じものが沢山並んでいる

「(鈴屋准特等とナッツクラッカーの車に乗り込んで…しばらく走っていたら眠気が…)」

回想の中のナッツクラッカーはハンドルを握りながらも防護マスク?をつけている様子

「(CCGは…先生たちはこの場所に気づいてるよね…?私…どうすれば….)」

 

ナッツクラッカー「運べ」

近くに現れた様子のナッツクラッカー 既にあの過激な衣装に身を包んでいる

 

ロマ「続いての商品の紹介です」

「次の商品はなんと俳優の大倉ヨシキになります

「ドラマ”ブレインボール”の主演でもおなじみの俳優..彼の演技に涙された方も会場にいらっしゃるのでは?ー」

ウタやロマの司会でオークションはすすみ 有名俳優なども競りにかけられている様子

1000万からスタートし1400 1800 2400とみるみるうちに値が釣り上がって行く

叶「フン…落ち目の俳優ごときになんの価値がある 全盛期ほどの肉体の締りはあるまいに」

黒髪「芸能人や著名人は高価な値がつきやすいものですよ…」

叶「なんにせよ決して良い趣味では….」

ロマ「現在入札の意志がございますのは33番の方と…1番の方!一騎打ちになりました!」

 

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「しーっ」と静かに のジェスチャーをする黒髪

軽く咳払いをする叶「….エホン」

 

結局3000 3400万…と値は上がっていき 派手なスーツの男が競り落としてしまう

冴木「ーあの方は?」

アヤト「奴はここではクロックムッシュと呼ばれてる ビッグマダムとは違う系列だが奴も富豪のグールだ

どうやって稼いでるかはしらねーけど」

会場の隅で派手なスーツの男の話をしているアヤト達

そしてどうやら先ほど叶が気にしていたフードの集団はアヤト達等のアオギリの者達らしい

 

人間ってこんな値段で取引されるんですねと驚いている冴木

冴木「(僕のタクシー時代の何年分だろう…)」

アヤト「ー価値は人それぞれだからな」

「例えばさっきからのラインナップは”バラマキ”用のカタログにも載っていない安い女達だ

最上流のグールは手を出さないがそこそこのグールには手頃な価格帯だ」

「まあ 心のどっかで”価値がない”って思ってるからこそ モノみたいに値段をつけられんだろ」

そうこう話している間にも若い女が安値で落とされていく

ロマ「それでは40万での落札となります 手早い競りでこちらも助かります!」

またも笑いがおこる場内

 

アヤト「もっと安く売買されることもあるしなー」

冴木「(僕もお金があれば…..)」

 

周囲に神経を尖らせている様子のヒナミ「アヤトくん…..」

アヤト「…どうした?」

ヒナミ「なにか…..変な感じ….」

 

ウタ「さて再び急遽仕入れられた商品のご紹介です こちらもお手元のカタログには記載ございませんのでご注意を…」

「それでは…スタート価格は100万…と、行きたいところですが、」

 

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舞台上へと放り出される六月「え」

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