トリノ便り

北イタリア・トリノで結婚・出産・子育て・起業

YUKIKOについて

2004年 イタリア人(エウジェニオ)とトリノで結婚
2005年 ブログ「トリノ便り」スタート
2009年 男児(ルイジ)出産
2011年 和雑貨と日本食料品のお店YUKIKO-Il Mondo del Giappone-をトリノ市内にオープン
2014年 ミラノ中央駅近くに2号店オープン(2015年12月末で閉店)
2016年4月 トリノ店閉店、家族で日本に完全帰国予定。

【トリノ店】
住所 Via Monginevro, 33/A
営業日・時間 水・木・金 10:00〜12:30 15:30〜19.00  日 15:30〜19:00
トリノ店説明付2


Facebook http://www.facebook.com/YUKIKOIlMondoDelGiappone
日本語オンラインショップ http://yukiko.ocnk.net(発送はイタリア国内のみです)


ブログは長年書いているので、古い内容のものもあり、整理したいのですが、
現在は主に、息子のことやお店のことを書いています。

日本に完全帰国します

 イタリア人と結婚し、トリノに住んで12年。
最初は新しい家族と仲良く、楽しく、新たな人生を歩んでいました。
それが、義祖母が亡くなり、後を追うように、義父、義母も亡くなり、
途中ルイジが生まれたものの、いつまでも慣れない国で、
子育てに大変苦労しました。
多少なりとも、もう親の援助を受けられないと思うと、将来が不安になり、
夢であった和雑貨と日本食料品のお店をオープンしたものの、
日本での常識が通用せず、これまたとんでもない苦労の連続で、
眠れない夜を何度も過ごし、4年間お店を本当にがんばりました。
ブログには書かなかった色々な事が、本当に、色々な事があり、
また、ルイジの将来のことを考えました。

大学まではある。
でも、現在若者の50%は定職につくことが出来ない超不景気で、
移民問題等もかかえ、イタリア人の働きぶりを見ても、これから良くなることは想像出来ない。
イタリア人は、ずっとイタリア人なのです。

女の子だったら、イタリアでのびのび育って、色々な人生があっても良いと思う。
でも、三つ子の魂100までが本当なら、勉強嫌いで、全然日本語を話そうとしない、
このままここで育てば、完全にイタリア人になってしまう息子に、
未来はあるのだろうか。
がんばれる場所やチャンスすらあるように思えない。
でも、お店を閉めることが残念で仕方なく、ずっと決断できずにいましたが・・・
ある日この歌を聞いて、こう思えたのです。


日本に帰ろう。
日本にはまだ母がいる。
兄夫婦とルイジと年の近い姪っ子と甥っ子がいる。
お店を閉めるのが残念だから、このままイタリアに残るという選択によって
ルイジの人生の選択肢が狭まることは絶対駄目だ。
核家族で育った私は、16歳の時、ロータリークラブのおかげで、
初めてイタリアにホームステイさせてもらった時、家族の温かさを知りました。
大家族で、親戚も近くに住んでいて、毎日がとても賑やかだったのです。
やっぱり家族は近くで、お互い助け合って、生きていく方がいい。

幸いにも、エウもイタリアが嫌で、イタリア人であることを恥じています。
(真面目で日本好きなイタリア人は、たいていそういいます)
でも、そこそこの仕事をしているのと、日本とイタリアは年金協定が締結実施されて
いないため、このままだと、今まで払ってきた年金はパー。
それでも、息子の将来のためにと、家族で日本に完全帰国することに納得してくれました。
そして、私が転職サイトに登録したところ、あっと言う間に仕事が決まったのです。
40歳目前で、果たして仕事がみつかるかと思いましたが、
パートならいくらでもあるし、月給20万の事務職も結構ある。
でも、エウにはルイジをみてもらわないと駄目だし、日本語も覚えなければならない。
私がしばらく一家の大黒柱になるので、それ以上の収入があるところとなると
さすがに選択肢が狭まりましたが、それでも、海外経験とお店の経営をしたことを
評価してもらえ、ビジネスホテルの支配人として採用されることになりました。
苦労の連続だった12年も役に立ったと、とてもうれしかったです。

このことを話したイタリア人は、皆、口を揃えて「私だってそうするわ」と言われ、
イタリア在住の日本人の人からも「大きな決断ですね。うらやましいです」と言われます。
ただ、皆さん状況が違い、義両親がご健在だったり、日本にはもう帰る場所がなかったり、
イタリアは嫌だけど、日本に帰りたいのとも違う、イタリアでやりたいことがある、
と様々で、私もこの決断が将来正しかったと思えるか、正直自信はありません。
結婚も人生の大きな決断ですが、今回の決断はその何倍も難しかったです。

すでに多くの方から、色々なメッセージを頂き、特にお店を支えてくださったお客様には
本当に心より感謝しています。
ありがとうございました。

一度は嫌で出てしまった母国、日本。
離れて初めて自分はなんと恵まれた環境にいたのかと知りました。
日本ではまた、仕事等で嫌なこともあるでしょう。
これからの日本もどうなるか分かりません。
でも、私はイタリアに住んだことで、日本で生まれたことを幸せに思い、
日本人であることを誇りに思うということに気づきました。
息子にもそう思ってほしいのです。
日本の学校には、理科室も家庭科室もプールも100メートル走ができる校庭もある。
(イタリアにはどれもありません)
色々なことを学んで、夢を持ち、人生を楽しんで、がんばってほしい。
それには、私が得たすべての人生経験を伝え、役立てて欲しいと願います。
私も今度は日本の社会に再び少しでも貢献し、日本とイタリアの架け橋になれたらと思います。

これで、ブログトリノ便りは終了いたします。
長い間、読んでくださった方々、ありがとうございました。

裕季子









卒園式

 トリノでは、毎週土曜日に日本語補修校があります。
ルイジは幼児部に約2年通わせて頂き、3月19日が卒園式でした。
同級生は全員で6人。
男の子2人、女の子4人。
そのうちハーフちゃんは4人。駐在員のお子さんは2人。
とにかく宿題嫌いで、毎日泣きながら宿題していた感じでしたが、
何とかひらがなとカタカナまで勉強し、小学生になっても
遅れをとらないようにとがんばりました。
日本で生活していたなら、こんな苦労を別にさせなくても
そのうち小学校であっという間に覚えちゃうのにと思いますが、
平日はイタリアの学校に行っていて、どうしてもイタリア人化してしまうので、
何とか日本語も覚えてほしいという母の気持ちです。

ハーフは、決して自然に二ヶ国語を学ぶわけではありません。
人それぞれですし、親の努力によっても違います。
ママ友は、イタリアのテレビはいっさい見せないというすごい人もいますし、
毎年夏には一時帰国して、日本の学校に通わせる人もいます。
子供時代のこうした経験は、将来絶対役に立つと信じ、
がんばってもらいたいと思います。
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写真

 写真の整理をしていたら、こんなのが出てきました。
もう2年前なのですが、トリノで毎年行われるトリノ・コミックスという
アニメイベントでの写真。
私は全く興味なしなので、夫、息子、友人で行き、
友人が本格的なカメラで撮ってくれたもの。
ルイジはディズニーストアーで買った、
アイロンマンのコスプレ衣装を着て行きました。
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携帯ではなく、ちゃんとしたカメラで撮ると、やっぱり全然違いますね。

一方、携帯でとったおちゃらけた写真はこちら。
同じ息子とは思えません(笑)
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携帯電話料金

 日本では、携帯料金が他国に比べて高いと言われていますが、
確かにそのようです。
イタリアの携帯電話料金をご紹介します。

下の写真は、私が利用している携帯電話会社WINDの宣伝。
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1ヶ月12ユーロです。
私は数年前に契約したので、
電話120分、SMS120回、インターネット1ギガ込みで8ユーロです。
日本みたいに、月額基本料金がいくらで、パケット料金がいくらで、
5分間無料通話だといくらでとか、そんな細かくてケチくさい契約ではありません。

最近はLINEがとっても便利なので、日本に一時帰国の際は、
ポケットwifiをレンタルして、用が足りています。
増々便利になっていますが、日本の携帯電話料金だけは本当に何とかしてほしいですね。
イタリアは税金が高くて、たいていの物が日本より高いですが、
これに関しては日本の携帯電話会社はぼったくり感があります。



ヤクルト

 数年前から、小さなスーパーでもヤクルトが手に入るようになりましたが、
お値段に注目。
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日本製ではなく、ヨーロッパで作っているのに、この値段。
以前、頻繁にTVでCMを見たこともありましたが、まだまだ知名度は低く、
薄利多売とはいかないと思いますが、やっぱり高い。
賞味期限が近くても安くなりません。
ルイジも好きだし、買いたいのだけど、実際に手がでるのは
1ヶ月にに1度くらいかなぁ。



連休

 ミラノ店を閉店して、1月初旬はその後片付けで大変でしたが、
中旬頃にはそれも一段落し、ホッと一息。
でも、ちゃんとミラノ市へのゴミ税の申告ができたかとか、
(FAXでしか受け付けてくれないのです。何度かFAXが届かなかったという
経験があるため、心配です。それを確認するすべもなし。)
電気は次に入る人に引き継いだのですが、不動産屋さんが手続きしてくれたため、
それもちゃんとしてくれかどうか、心配事はいくつか残っており、
次の請求が届いて初めて、ちゃんと手続きが出来たか分かります。

これを読んで、どうしてそんなこと心配するのかと思った方!
日本でなら、電話一本で済むことが、イタリアでは物事が簡単に進まないことが多々
あるのです。
最近では、いきつけの美容院が、電気のメーターが約1年前になぜかゼロになり、
5000ユーロの支払い請求が届いたとのこと。
いくら電話しても全く解決せず、今、訴訟を起こす準備をしているそうです。
日本は本当に便利な国です。
当たり前のことが、当たり前に出来ます。
でも、イタリアは決してそうではありません。

こういうことを書き出すと止まりませんので、ここでやめておきます。


今月はカーニバルがあるので、トリノでは8(月)、9(火)が学校の休みになります。
(国民の休日ではありません)
そしたら、5(金)は給食がストだと言うではありませんか。
お給料が少なくても、4連休を選び、人に迷惑をかける大人たち。
こういった機会があると、イタリア人は天才的とも思われる連休の取り方をします。

今回もまた、イタリアの文句になりました。
もう良いことが思い浮かびません。




ミラノ店を閉店します

1年間ミラノ店をやってみて、万博というおそらく一生に一度しかない
経験や、出会いがあり、色々なことを学びました。
でも、そのことにより、家族との時間や、うまくいかなかった事なども
あったわけで、それらを考慮すると、ミラノ店は続けられないと思い、
今月末で閉店する事にしました。

物件契約は来年の6月まであったのですが、次に入りたいという人が
みつかったため、バタバタと出ていく形になりました。
クリスマス前ということもあり、営業日の午後には
棚がガランとした品薄状態になり、トリノ店からの補充も
間に合いません。
あと、22日と29日の営業で最後となります。

短い間でしたが、ミラノ店をご利用くださったお客様、
なくなると困る!残念です!とご挨拶に来てくださる方も多く、
大変感謝しています。
ありがとうございました。


今年最後の挑戦

毎年この時期、ミラノ郊外にあるRho-fiera会場で、Artigiano in fieraという
大イベントがあります。
それに、福井県小浜市の若狭塗箸企業の協力を得て、
5日から13日までブースを出しています。
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テーマは職人・手作りですが、残念ながら規則に沿わず、置けば売れる商品を並べる
お店もあったりしますが、1日ではとてもすべてを見ることができないくらいの
見応えあるイベントです。
朝10時から夜10時までと大変ですが、これも一つの経験と思い、
頑張っています。
お箸の持ち方を教えたり、日本観光の説明をしたり、
本当に国から補助金を出してもらいたいくらい、日本文化普及に貢献していると自負しています。

(腹が立つのは、隣のブースです。
出展申し込みの際、散々製造過程の写真やら、輸入証明等を提出し、
うちは職人技にこだわって箸だけにしたのに、隣は資金力にまかせて
大きなブースをとり、好きな物を売り放題。
どこの国の人たちかはご想像におまかせします。
世界中どこにでもいる人たちです。
主催者に苦情を言いましたが、どうせイタリア。聞き流された感じです。)

フレッチャロッサとミラノ

昨年の後半から、9ユーロの格安チケットがみつからなくなり、
その次に安い12ユーロしか買えなくなりました。
それなら、新聞(写真には写っているません。右のは車内誌)と
コーヒーとスナック(クッキーもあり)がついて15ユーロのチケットの
方がいいなと思い、最近はスタンダードクラスを購入しています。
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ミラノとトリノの往復は週に2回とは言え、しゅっちゅう電車が遅れるストレスと、
ルイジが相変わらず頻繁に体調を崩すため、火曜日は特に
私がミラノに出ることに問題があり、アルバイトさんにもお願いすると、
儲けも出ないのが現状です。
火曜日は土曜日ほど来客数も多くないため、来年からは
土曜日のみの営業とすることに決めました。

今年はミラノ万博関係で頑張り、その分家族には迷惑をかけました。
来年は少しゆっくりとしたいと思います。

新聞で紹介されました

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 過去にも何度か新聞にお店の「広告記事」を出さないかと電話はありましたが、
悲しいかな宣伝をする金銭的余裕もないのと、果たして効果はあるものかと思っていたので、
一度も広告を出したことがありませんでした。
それが、先週はまた新聞広告の電話かと思いきや、無料で掲載するので
取材させてもらっても良いかという内容だったので、
少し疑いながらも(今の世の中、どんな詐欺の話があるか分かりませんので)、
OKを出しました。
水曜日にジャーナリストとカメラマンが来て、金曜日には上記のように掲載されました。
La Repubblica(全国紙)の中の、トリノ判のページです。
写真のちょうど真ん中です。

この効果なのか、日曜日の午後は、クリスマス前のようにたくさんのお客様が入り、
発狂しそうになりそうなくらいの忙しさでした。
ありがたや、ありがたやー。

ダリア元気でね

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 結婚後、すぐに飼い始めたダックスフントのダリア。
もう10年も一緒に過ごしてきましたが、ペットショップから
連れて帰ってきた翌日、エウが犬アレルギーかもしれないと言い出し、
返そうかという話にもなりましたが、1週間くらいでアレルギー症状が
おさまったため、今まできました。
エウはもともと猫アレルギーで、花粉症もありますが、
私はそういったことは全くありません。

一方、ルイジは扁桃腺が大きいからか、よく風邪を引き、ほぼ1年中
風邪をひいては咳をしており、あまりにも咳がずっと続くため、
本人より私の方がノイローゼになりそうになり、昨年アレルギーを疑って
血液検査をしたところ、犬と花粉に反応が出ました。

それでも、先生は数値がそれほど高くないため、調子が悪い時は
離したほうが良いけど、普段は大丈夫ではないかという話だっため、
そのまま一緒に暮らしてきましたが、夏休みが終わり、日本から帰ってきて、
親戚に預けていたダリアが帰ってきたとたん、また咳が始まり、
もう我慢の限界だと感じ、親戚に引き取ってもらうことに決めました。

幸いにも、その親戚は私たちが旅行に出る時などにいつも
預かってくれていた夫婦で、トリノ郊外の庭付きの大きな家に住んでおり、
年金生活と旅行嫌いのため、ほぼいつも家にいます。
私たちのように、平日の日中は寂しく留守番をさせるということもないし、
いつでも好きな時に外に出られるし、ダリアにとってもその方が
良いのではないかと、安心してお願いできる人たちがいたということが救いでした。

ルイジはいわゆるハーフ、混血のため、何となく両親の良いところを受け継いで
強い子のイメージがあるかもしれませんが、アトピーと同じで、
アレルギーもかなりの確立で遺伝するのだと感じました。

結局、朝と夜はかわらず咳をするので、
「もう分からない!」という感じですが、あとはトリノは冬が長く、空気が乾燥しているので、
「これで駄目なら、日本に帰りたい」と感じている毎日です。
だって、毎日、年中こんなに咳をして、身体がおかしくならないわけがないでしょう。
本当に健康第一。





小学1年生

 ルイジは2009年8月生まれですが、イタリアは9月始まりのため、
今月14日から小学1年生になりました。
(日本ではまだ年長さんです)

学校は、家から歩いて3分!
私の人生は、幼・小・中・高・大・職とすべて遠く、
今も日本から離れたこんな遠い国で生活しており、
ルイジの幼稚園も家から2kmも離れたところだったので、
これは夢ではないか、と思わずにっこりしながら
今週1週間学校まで送りました。

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リュックサックは、Big Hero 6。
ベイマックスのキーホルダー付きです。
さりげなく、汚れが目立たない赤と紺のスパイダーマンをすすめたのですが、
駄目でした・・

イタリアは入学式がないので、親としては必要なものだけ揃えて
送り出せばいいので楽チン。
ただ、12歳まで親が送り迎えをしなければならず、児童が一人で家には帰れません。
イタリアはかつて誘拐が多かったようです。
送り迎えは大変ですが、日本では帰宅途中に事故にあったり、
変な人に声をかけられたりとあったりするので、これで良いのだと思います。


値段

 8月末、父の三回忌もあったため、家族で日本に一時帰国しました。
今回は久しぶりに2週間弱と長く滞在したのですが、それでも
京都に1日も行く余裕もなく、まだ終わっていない父の遺品整理などの
用事に追われ、あっと言う間でした。

スーパーには何度か足を運び、イタリアと値段を比べたりして商品を見たりもしました。
現在円安ということもあり、100円ショップは豊富な品揃えでとても安いのですが、
野菜や果物が高いですね。
そのかわり質が良く、特にりんごは日本の方が断然おいしく、大きいなと
思いますが、メロンが笑ってしまうくらい高い。
実際、イタリアでも日本のメロンの高さはTVで紹介されるほどですが、
イタリアのメロンは中がオレンジ色のタイプですが、1個1ユーロくらいで
十分おいしいと言いますか、日本の500円以上するものより、おいしいと思います。

帰国中カレーを作る機会があったので、材料の買出しに行った時には、
3本180円払い、特に気にしませんでしたが、イタリアに戻った後、
スーパーであらためて値段を見てびっくり。
↓がイタリアのスーパーで買った人参のパック。
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こんなに消費できないので、いつもはパックではなく、2本くらい自分で選んで
買うのですが、この日はパックしか売っていなかったので、こちらを購入。
これで99セント。
煮物ばかりしていられないので、チーズ削りで細かく切り、オリーブオイルと
塩、レモンかゆず果汁で人参サラダにします。
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また、イタリアにはフランス企業のスポーツ専門店Decathlonが人気なのですが、
(大型店で、オリジナル商品も多数あり。日本にはまだ未上陸)
リュックが激安!
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あまりに安くて、きっとルイジが遠足で使えるだろうと理由を考え、思わず購入。
イタリアは消費税22%なので、いったいこれで儲けが出るのかと頭をかしげますが、
(儲けが出るからやってるのでしょうけど、それならいかに安い賃金か、
安い方法で作っているのかと考えてしまいます)
雑貨が高いイタリアで、デカスロンの戦略にびっくりでした。





福井県小浜市若狭塗りの箸

 今月超多忙な理由のもう1つに、福井県小浜市若狭塗り箸のテスト販売があります。
まず、日本で製造されている8割のお箸は、この若狭塗り箸だとご存知ですか?
京都のお土産屋さんでも、特別な表記がない場合、若狭塗りのお箸なのです。

今年の春から小浜市の方々と連絡を取り合うようになり、日本に一時帰国した際に、
大阪難波から出ているわかさライナーバスに乗り、小浜市を訪問したりもしました。
人口3万人の小さな街が、ミラノ万博イベント広場に出展し、世界に存在をアピールします。
海外では和食ブームですので、お箸の需要が大変増えており、
私もその宣伝に協力し、日本製のお箸を広めたいと思っています。

今週月曜日、小浜市のレセプションパーティーにご招待頂きました。
この日もめちゃくちゃ暑かったのに、市長はお着物で涼しい顔。
一緒に写真撮影して頂きました。
私はあまりの暑さに、顔に疲れが出ています・・
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明日も小浜市の方々と商談のお話をすすめるため、またミラノに出ます。

京都 羽田酒造 「蒼光」

 今月は忙しい!とにかく忙しい!しかも暑い!!!!!
2003年に次ぐ、歴史に残る暑さの年で、
昨日は温度計が42度をさしていました。
何もしないでも汗が流れおち、気を失いそうな暑さです。

今週は6日間あちこちからの頼まれ事でミラノとトリノを往復することになり、
今月は1日も休みなし!
8月は思いっきり休んでやる!!

さて、その多忙だった理由の1つに、京都府事業のお手伝いがあり、
京都の特産品を紹介するイベントがありました。
その出展者のお一人、羽田酒造の水谷社長。
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私はお酒は全然飲まないのだけど、仕事だから仕方ない。
まずはすべて試さなければ始まらないと思い、ちょっとずつ試飲。
それが、京都の祝米でつくった純米大吟醸「蒼光」を飲んだ時、
あまりのおいしさにびっくりしたのです!
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これが本物のお酒だと思いました。
お酒が嫌いな人にもおいしいと言わせる、これぞ職人技の味。
夢に出てきて、忘れられない、特別な時に飲みたいお酒です。

日本では桐箱入りで5000円するそうですが、イタリアで販売となると
輸送費、関税等が入り、80ユーロ以上にはなってしまうと思いますが、
これは売らなければならないと使命感みたいなものを感じてしまいました。

ジャパン・サローネ

 万博会場外のミラノ市内で、先月からジャパン・サローネという日本を紹介する
催しがありました。
知人に、それに携われた方々が結構いますが、大変だったと思います。
しかも、今年は記録に残る暑さ。
皆さん、本当にお疲れ様でした。

私も少しお手伝いをさせて頂く機会があり、会場を家族で訪問。
あちこちに等身大のドラえもんがあり、ルイジはすべてのドラえもんと記念撮影。
そのうちの1枚をご紹介します。
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ドラえもんって、結構大きいのね。。
テレビではしなやかな動きをするのであまり違和感ありませんが、
実際にこんな猫型ロボットが家に一緒に住んでいたら・・・

お祝い

 6月初旬は暑かったのに、中旬〜下旬が涼しく、突然雨が降ったりして、
風邪を4回もぶり返し、体調的につらい月でした。

ルイジは3年間通った幼稚園が終了し、感無量。
3年前、家から歩いて2分のところに2つも幼稚園があるのに、
どちらも待機児童となり、仕方なく唯一受け入れてくれた
2kmも離れた辺鄙な場所にある幼稚園に通わせることになったのですが、
これがつらかった。
1年目は、家のすぐ近くのバス停から幼稚園までのバスが出ていたのに、
利用者が少なく廃止。
自転車で送り迎えを始めたけど、雨の日や雪の日、寒い日は
エウにお願いしたり、タクシーを使ったり。
お昼はお店を12時半に閉めて、いったんバスで家に戻って自転車に乗り、
1時15分に迎えに行き、3時にまたルイジと家を出てバスに乗り、
3時半からお店。。
おじいちゃん、おばあちゃんがいない子育てというのは、本当に大変。
4歳の頃は、そんな生活毎日とても続けてられなかったので、
お店をアルバイトさんにまかせたりして、儲けはゼロ。
40歳すぎて起業するのでは遅いと思い、35歳で始めたけど、
子育てしながらなんて馬鹿だったと思う。
3年前に戻れるなら、絶対お店は開かなかった。
家族に多大な迷惑をかけたし、
つらかった。本当につらかった。

2年目から、また近くの幼稚園に応募して入園できたかもしれないけど、
先生がとてもよく、ルイジも幼稚園が大好きで、一度も行くのが嫌だと
言ったことがなかったので、継続しました。

ということで、すべては思い出となり、忘れていくのでしょうけど、
自分のお祝いに、Kidoismさんで素敵なディナーを頂きました。
最後にろうそくを出してくれた時はすごくうれしかったです。
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YUKIKO、よくがんばった。

イタリア郵便局

 イタリア好きの人なら、イタリア郵便局の噂は聞いたことがあると思いますが、
私がその噂を証言します。
まず、手紙1枚出すのにも、30分以上は待ちます。
とにかくイタリア人は働き方が下手で、
たいていの事務員はBuongiornoと挨拶もせず、
待つ人が「もう少し早くできないのか」と文句を言ったりしても無視。
イタリア人はよく舌打ちをしますが、郵便局ではあちこちで
チッと舌打ちが聞こえてきます(笑)
これがイタリアだと言っても、大げさではないと思います。

今回、記事を書くきっかけになった出来事は
イタリア郵便局のせいではないけれど、最終的にはイタリアのせいと言っても
良いと思っています。

前置きが長くなりましたが、raccomandataで送った荷物がここ数ヶ月で
2回も盗難にあいました。
イタリア国内の話ですが、郵便局にどろぼうが入ったのです。
移民が増え、盗難も増加傾向です。
一方、日本宛の荷物は5回連続中身を盗まれました。
これももちろんイタリア国内で起こったことですが、郵便局員のせいです。
クレームを出しましたが、発送方法に補償がないからと泣き寝入りばかりです。

すべては、教育に原点があると思います。
イタリアはもはや貧しい国で、政治はもちろんうまくいっていませんので、
教育費を削ります。
悪循環です。
子供たちは、ヨーロッパで最長の約4ヶ月の夏休みがあります。
家で何をするのでしょうか?
お金がある家、教育熱心な家、両親共働きの家は、English schoolやサマーキャンプに
いれるでしょう。
でも、それができない人たちは?
教育に興味がない親のもとで育つ子は?

日本も少子高齢化で外国から労働力を入れようとしています。
これは本当に要注意だと思います。
その人たちに日本人になれる、なじめる覚悟があるかどうか。

上記の先に何があるか、あとは考えて頂きたいです。











テーブルコーディネート

 今週は、名古屋にある日本陶磁器産業振興協会(JAPPI)のアドバイザー兼通訳として、
日本館のイベント広場でお仕事をしました。
四季をテーマに日本の和食器等を展示・紹介し、
日本でテーブルコーディネートを確立された
落合直子先生(写真の左から3番目)方から
色々とご指導頂き、素晴らしい出会いと経験をさせて頂きました。
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和食は世界遺産になりましたが、それには欠かせない和食器の素晴らしさをあらためて学び、
マイセンやジノリ、コペンハーゲンに影響を
与えた有田焼きや伊万里焼き、真似の出来ない技術で造られたモダンデザインの器、
それに合う料理等々、
海外で日本を伝える者として、今回のお仕事は大変勉強になりました。
今後に繋がる人との出会いにも感謝の気持ちでいっぱいです。

駅の無料ピアノ

 ミラノ万博は開幕しましたが、
私が忙しくなるのは6月からのため、
今は嵐の前の静けさのような感じです。

月曜日だけが唯一の休日で、
たいてい家の掃除や用事で終わってしまいますが、
今日は久しぶりにチェントロをブラブラしたくなり、家事を手抜きして、午後外出しました。

3月くらいからかな、ミラノ中央駅とトリノの
ポルタ・ヌオーバ駅に無料のピアノが設置されました。
ミラノ中央駅では、残念ながら弾いている人をみかけませんが、トリノはたいてい人だかり。
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こういうの、いいなと思います。
もし日本の大きな駅にピアノがあったら、
こう適度に人が集まるとかではないでしょうね。
順番待ちの列ができ、たくさんの観客も集まり、テレビで話題にもなりそう。
イタリアはそういう事にならない、自然さが
あり、ちょっと微笑ましい感じです。

ミラノ・サローネ

 毎年4月、ミラノではデザインの祭典、Salone del mobile(サローネ・デル・モービレ) が開催されます。
今回、世界的に有名な若きデザイナー佐藤オオキ氏率いるnendoの商品販売管理を依頼され、
お店を休んで毎日ミラノ通いをしています。

輸入手続きに始まり、現場管理、カード決済販売等、
関係者の方々に助けて頂きながら、
仕事をしています。

今日はサローネ公開初日で、中田英寿さんがいらっしゃいました。
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私には雲の上の人たちが目の前にいた事に、
やはり冷静ではいられませんでした 笑

今週1週間、頑張ります!


ハイテク耳栓

 12月に、出張で2泊4日という強行スケジュールで日本に一時帰国し、
それはさすがに短すぎるということで、今月は3泊5日で行ってきました。
子連れを経験すると、独り身というのがいかに楽で、
そんなスケジュールでも体力的には問題ないのですが、
今回は困ったことがありました。

出発前日にルイジの風邪がうつり、鼻風邪をひいたのですが、
三半規管がちゃんとした状態で飛行機に乗らなかったので、
離陸してしばらくすると、鼓膜が破れたのかと思うような、
バリバリバリ!という音がして、耳と頭が痛くなりました。
上空に行くとマシになりましたが、また着陸の時にひどい目に合い、
日本では耳が塞がったまま仕事関係の人たちとお会いするハメに。

普段から耳が弱いというお友達に話したところ、
口と鼻を閉じて、息を吐くと抜けると聞いたので試しましたが、
効果なし。

きっとまた上空に行くと治るのだと信じ、関空でたまたま見つけた
ハイテク耳栓というのを約千円で購入。
やはり上空で耳が普通に戻ったので、その後ハイテク耳栓の効力を信じて
耳にねじ込み、着陸まで身構えていると、多少違和感は残ったものの、
無事到着。
次の日にはすっかり普通の状態になりました。
皆さんも、飛行機に乗る際は、くれぐれも鼻風邪をひかれませんように。

パスクア(復活祭)

 用事があり、久しぶりにチェントロを歩きました。
ニュースでは、景気回復の兆しがあるような事を言っていましたが、現実は甘くなく、
街を歩くと、あの有名店が閉店!?という事も多々あります。
最近では、お気に入りの老舗カフェだったplattiも倒産閉店。
ここのクロワッサンやランチがもう食べられないなんて・・

今年は4月5日がパスクア。
サン・カルロ広場にあるカフェ・トリノのウィンドーがとても素敵で、豪華なチョコの卵が飾られていました。
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ミラノ万博日本館サポーター拝命

 今年5月1日から10月31日まで、ミラノで食をテーマにした万博が開催されます。
弊店はイタリアでは数少ない日本人経営の日本のお店で、イタリア人に対して情報発信力があると認められ、農林水産省に推薦して頂き、日本館サポーターに任命されました。
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今後は、店頭で日本館のパンフレットを配布し、フェイスブックでは、日本館で行われるイベントについても紹介していこうと思っています。

すでに万博関連のお仕事の依頼もいくつか入り、
ミラノ万博成功と、その後の発展に向けて、
関係者の方々と夢を膨らませている段階です。
すべてのご縁を大切に、皆さんの想いをそれぞれ叶えて頂くために、精一杯お手伝いをしたいと思っています。


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