令和6年11月29日(金)アイホール(伊丹市立演劇ホール)カルチャールームにて、地域福祉ネット会議(有岡哲学カフェ)を開催しました。
有岡小学校区では、誰もが住み慣れた地域で暮らし続けることができる、住民が主体となって支えあうことができる—―そんなまちづくりを目指して地域に住むさまざまな立場の人が集まり話し合う場として、哲学カフェの手法を用いて地域福祉ネット会議を開催しています。
11月の哲学カフェの様子を、有岡小学校区まちづくり協議会の石田 眞弓さんにレポートをいただきました。
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有岡小学校区では、誰もが住み慣れた地域で暮らし続けることができる、住民が主体となって支えあうことができる—―そんなまちづくりを目指して地域に住むさまざまな立場の人が集まり話し合う場として、哲学カフェの手法を用いて地域福祉ネット会議を開催しています。
11月の哲学カフェの様子を、有岡小学校区まちづくり協議会の石田 眞弓さんにレポートをいただきました。
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令和6年11月29日(金)14時よりアイホール(伊丹市立演劇ホール)カルチャールームにて有岡哲学カフェを開催。参加者は15名。
本日のテーマは「分断とは?分断の反対とは?」に決定。
それぞれテーマから頭に浮かんだことを述べていく。
- 考えたことない。何が分断か。意見の違いが分断とは限らない。反対もない。マスコミが勝手に作ってる言葉。本当の分断はあるのか。行き違いはあるかも。
- 普段意識していない。トランプ、ウクライナ、兵庫県知事選挙で思うくらい。反対もわからない。
- いろんな会議でまとめようとしてもいろんな意見が出て、混ぜ返す人がいて、さっき言ったことと同じことを言ったり、次の会議でも前の会議のことを持ち出して、分断しようとしている。
- 自分自身の孤独、孤立。一人でいることは精神的によくないので集まりには出るが、この前の集まりは楽しくなかった。集まっても楽しくない。みんなは楽しいのか。他の人と分断されている。
- 馴染みのない言葉。その文字を書くこともない。意見の違いは分断とは思っていない。
- 分断の意味がわかっていない。SNS、X、見えないからいろんなことを書き込める。兵庫県の知事選など、いろんな意見に寄せられる人もいて溝が広がっている。
- 言葉のイメージが強い。ネガティブなイメージ。
- きついイメージの言葉。ボランティアグループでも人と合わない、しんどいからやめたいと自分を分断したい人もいる。
- 野球チームで応援が違うのは分断とは言わない。元々同じものだったのに。アメリカの分断はまとまっていたのが分かれたのか。以前からあったものだったのか。昔は支持が違ってもファンが違っても話は出来たけど、今はできない。意見が通じないだけでなく、絶対通じない、敵対心。
- 普段意識していなくても、分断という言葉がマスコミにたくさん出てくるようになった。ではその反対語は何か。辞書で調べても出てこない。調和ではないかと思う。
- 分断、分裂、マイナスのイメージ。反対は融合では?右と左、賛成と反対、お互いを認めない、否定し合う。極端になると戦争状態。相手の命を奪っても自分は生き残る、使いたくない言葉。
- 手が少し不自由なためパンコーナーでトングを落としてしまった。若い人に「そのトング元に戻すな」と怒鳴られた。耳も少し遠いので「耳鼻科へ行ったら」とも言われた。こんな経験は初めてでものすごく悲しかった。もう少し思いやりを持ってほしい。
- 怖い言葉。断ち切って分かれ分かれにすること。もとに戻らない。使わない方がいいのでは。反対は平和。
- 兵庫県民は分断を感じたのでは。地域の活動が地域型とテーマ型に分かれている、分断されていると知った。連携してジョイントプロジェクトをしたらどうか。
- 分断もいろいろ。今咳が続いているので家族と1階2階に別れて生活している。
1周目は27分で終了。
「他の人の意見を聞いたあとの2周目はより重要」で、2周目スタート。
- 究極の分断は孤独か孤立か。完璧な分断はあり得ない。歴史が全てを解決してくれる。時代が解決してくれる。それに乗らないと平和は訪れない。
- 全然使うことのない言葉。マイナスイメージ多い。誰かに分断された、もう話をすることもなくなる。第三者が分断してるなら、又何かで戻るのでは。
- インフルエンザとコロナの予防接種を右と左の腕に同時に注射した。分断という言葉は使ってはいけない。
- 怖い言葉と思ったけど・・・自分の意志で分断しないといけないこともある。みんなの中から出る、我慢することもない、が、孤独が張り付いている。ネガティブなイメージは消えてきた。
- トングの話、思いやりの心を持たないから他を阻害、それが分断?思いやりの心はみんな持っている。スイッチを入れたら、人間のやさしさが出れば、人は本当はやさしい。人間みな仏。
- トングの話、ひどい言葉を投げた人の人生まで思い至らないと・・・
- そこまで思い至らなかった。どんな人に育てられたのだろう・・・
- 年をとったらその人の裏側は?闇があったのではないかと思い至る。
- 若者はそういう人ばかりではない。反対は共感では。お互い共感、思いやりが大切。
- 難しい。きつい言葉。
- 理解しようとしなくなる。お互い認め合う共生社会、平和な社会が分断の反対かな。
- コンビニのレジの列に気づかず前に行くと並んでいる人から恐ろしい怒号が。人でなしみたいに言われた。人間として扱われない。
- マスコミに踊らされてはいけない。分断の反対は何か。分断されないための一つにこの哲学カフェがある。誰もがリラックスしてしゃべれる場。一つの問いに対して考える場。
- 分断されることはあるが人類はその分断を浅くしようとしている。哲学の文化。相手の意見を受け入れる。他を排除すると戦争はなくならない。やさしさを1つでも2つでも出していけば分断まで行かないのでは。相手の命を奪ってでも、という考えは薄れていくのでは。
- 伊丹は思いやりのある町。段差ないし、リハビリでもみんな思いやっている。哲学カフェも居心地がよい。トングの一人のために嫌な思いにさせられた。
- 80代は転がり落ちる。同じ言葉でも70代でかけてもらうか80代でかけてもらうかで違ってくる。分断家族も見かける。年取って家族が出ていって一人取り残されるのは辛い。
- 生き方が多様化している。分断が普通の分断社会。肯定的にとらえて活動していくことが大切。このグループが一丸となってというのは流行らない。分断に慣れることも大切。
- トップが分断を起こしている。右と左とか、宗教なども。
2周目も活発に意見が出され、33分で終了。
3周目は鈴木さんより「みなさま自由な終わり方でどうぞ」。
- 難しい…個人個人、一人一人が大切にされることがよほど理解しようと思わなければ孤立か分断。
- スポーツでミスしたら「出た~」と言われてショックだった。年を取ると今まで疑問を持たなかったことに疑問がわいてくるようになった。
- 80代後半になる。家族からは免許更新をやめるようすすめられるがもう少し乗りたい。98歳の叔父さんは毎日乗ってコーヒー飲んでいる。
- 周りに亡くなる人が増え死がリアルになってきた。子や孫とは話が合わない。年を取らないとわからない。分断を受け入れないといけない。年を取るのはすごいこと。
- 疑問に思うことは他の人も思うんだな。70代。免許5年有効だけど5年後はやめないといけないなあ、どこかで見切りをつけないと。
- 相談電話で悪態をつかれ悲しかったりするけど、この人も他に話すところがなかったかもと思いやる気持ちが大切。
- ストレス発散に酒はいいけど羽目外しすぎると痛い目にあうことも。
- 若い人は想像力がないので分断してしまう。多世代交流の場を作ることが大切。余裕がないと相手を思いやることができない。
- 自分の想像力がないことを実感した。災害テーマのファシリテーターをした時、地域の外国人はどうやって本国に帰るのかが常に頭にあること、見知らぬ土地に来てここから離れる方法を考える人の気持ちがわからなかった。
- どうせなるなら緩やかな分断社会になるよう、分断が一気に進まないことを願って活動していきたい。
- 若い頃、親くらいの先輩に連れられて浴びるほど酒を飲んだ。失敗もたくさんした。少し前に部下を誘ったら断られた。後ろめたさは全くない。分断の始まりか。
- 大家族で過ごしてきた。終わりもそう過ごしたがったが。うっとうしいけど懐かしい。みんなで助け合った。今の時代には無理と言われた。みんなが思いやりのある社会にしたい。図書館でいろんな本読んで知識を身に着け、円満な終末を迎えたい。
- 同世代の友人はいなくなった。残りの人生、若い人と交流していきたい。若い人の気持ち、言葉を大事にしたい。
- 加齢とともに疑問が増えた。知らないこと多い、勉強したい。子どもに説教されることもある。以前はむかついたが、知らないことが多いので素直に聞くようになった。
- 話合いで決めごとがあると分断が起こる。哲学カフェは決めごとがないので分断が起こらない。
3周目は21分で終了。これにて本日の哲学カフェは終了。
休憩をはさんで、自由参加の「すずきさんのかわいいてつがくのじかん」がスタート。
参加者が普段感じていることを自由に口に出し、対話をしていく。
- 現在のような社会が大きく変化していく時代、動乱時代に哲学はどう役に立つのか。
- 哲学者ローティは本を読むことをすすめている。文学は新たな世界に出会わせてくれる。他の人も自分と同じ人間なんだ。完全に無視されている人の理解も進んでいる。分断と理解が同時に進んでいる。
- 本はいい。自分の気持ちが広がる。図書館に通った。目が疲労したけど。
- トングの話、悲しかった、自分の気持ちを吐露する場がいる。近所では言いにくい。噂になる。
- 年を取るとできなくなることが増えていく。残酷。今の高齢者にはモデルがいない。自分たちが超高齢社会での高齢者のモデルになっている。
- 兵庫県知事選で情報の怖さを目の当たりにした。応援が違うと言っていることが真逆。会話が成り立たない。
- 何を信じたらいいのかわからない。
- 情報の読み取り能力が必要な時代。自分の頭で考える習慣が大切。哲学カフェは考える場になる。
- アメリカ大統領選で支持が違っても以前なら一緒に食事もしていたが。分断の反対はないのか。嘘をつくことは以前ではダメージだったが、今は普通に嘘でした、と。それより景気がよくなることの方が重要。
- みんな生きることに精一杯。地域活動の担い手もいなくなっている。昔は主人と専業主婦。今は共働きでやる余裕がない。社会的余裕のなさが分断を進めている。
- 専業主婦でした。でも今も女性に負担がかかっている。
- 高度経済成長期に育ち、若いころにバブルも経験した。物質的に豊かな世の中になったが、それでみんな幸せだったか。お金が幸せにつながるならもっとみんな幸せだったのでは?
- 地域活動の担い手が減る理由は時間的な余裕のなさに加え、人間関係の煩わしさがあると思う。おおらかさのないところに人は来ない。
- 余裕のない社会で余裕を与える技術として「礼」がある。いかに心に余裕を持ってもらえるか。哲学対話。哲学カフェ。
- 哲学カフェに参加したての頃は、順番が来たらどうしようと思っていたが、だんだん余裕が出てきて安心してしゃべれる場になった。
- あたまでっかちで不安の人が多い。最低限の生活でいい、学習などしなくて当たり前、日本は教育受けているのに不安の人が多い。お金に頼ってしまう。アメリカはすべてお金の方向、腐っているのでは・・・
- 不安とは?年を取って自分だけの時間ができて不安になる。人間には予想能力があるので。その不安を取るための解は何か。自分一人で時間があると不安になる。他の人がいると余裕をもって考えられる。
- その行き着くところは宗教と今回の選挙のような政治の場?
- 不安と現象がつながっていく。安心してしゃべることができる場が必要。それが哲学対話、哲学カフェ。
途切れることなく対話が続き、時間がきたので「すずきさんのかわいいてつがくのじかん」も終了。
市民、行政職員、大学研究者が集って気軽におしゃべりを楽しむ哲学カフェ。
参加くださいましたみなさま、ありがとうございました。
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次回は、令和7年1月22日(水)にアイホール(伊丹市立演劇ホール)3Fにて開催します。
後半のすずきさんのかわいい「ふくし」と「てつがく」の時間では、テーマに基づいて意見交換を行う時間として新たな取り組みを開始したいと考えています。
ぜひ、「哲学カフェ(地域福祉ネット会議)」に参加して、皆で語りあいませんか!?
参加申し込みは、伊丹市社会福祉協議会 地域支援課(📞072-785-0860)まで。





