笹原小学校地区地域福祉ネット会議(以下、ネット会議)主催の『地域福祉講座』が開催されましたので報告いたします

ネット会議では、「誰もが安心して暮らせる地域づくり」に向けて、障害のある方が抱える不安やどのような理解が地域に広まれば安心につながるかを当事者の方と交流しながら検討しています
今回の講座は、ネット会議に参加する住民以外にも笹原小学校区にお住いの住民の皆さんにも知ってもらい、より身近なことと感じてもらえるように企画しました

伊丹市身体障害者福祉連合会の吉野真旨様にお越しいただき、身体障害とは?合理的配慮とは?共生社会とは?などさまざまなテーマに沿ってお話しいただきました
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吉野様は、ご自身も車いす利用当事者で、パラアスリート(陸上競技)としても活躍されています
ご自身のご経験から公共交通機関での外出のしづらさを例に挙げられ、車の免許を取得し、車に乗るようになってからは誰にも気兼ねせずに自由に外出を楽しむことができるようになり、世界が広がったことをお話しされ、「車いすを利用している」という個人の障害の問題だけで捉えるのではなく、「環境」など周囲が整っていれば車いすでも問題なく利用できるので、言い換えれば不便さは誰にでも起こりえることであることについてもわかりやすくお話しいただきました

後半では、車いすや白杖の体験も行い、当事者の視点に立ってどのような声掛けやサポートが安心できるかについて参加者同士で考えていただく時間もありました

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↑アイマスクをして白杖で移動を体験
←白杖の使用方法や介助者は白杖を持つ手の
 逆側に立ち、「ひじ」を掴んでもらうこと
 など確認


参加された皆さんからも「当事者のお話を聞いたり、車いすに触れる機会もないので良かった」「日ごろからのコミュニケーションの大切さや声掛けのポイントなどがわかった」と学びある時間になったようです

今後も地域の皆さんが安心して暮らせる地域づくりに向けて、みなさんと一緒に考えるきっかけになる講座を企画しています!ぜひみなさんご参加いただけると嬉しく思います