【谷川岳天神尾根+一ノ倉沢スノーハイク】160106~07

こんばんわ。人生初の確定申告に今年臨む、登山ガイド河野格です。

2016年最初の山行は、モンベルの仲間と谷川岳天神尾根。
国内有数の豪雪地帯です。
が、今年は極めて異例な暖冬っぷり。
かろうじて80cmほどありました。例年の半分以下です。

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Yさんが「腰痛めた」と前日カミングアウト。
ホントは赤岳の予定でしたが、大事をとって谷川周辺でスノーハイクでもするか~
って思ってましたが、当日車中で「腰大ジョブかも」と。
「えーーー??!!」と笑いながら、谷川本峰目指すことに。
通常はラッセルですが、積雪少なく、快適なアイゼン歩行です。
ピッケルは山側です。

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上がってきました。
群馬はまったく積雪してないなか、谷川だけは雪山でした
嵐の前の静けさか、ほぼ無風。

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谷川岳肩ノ小屋をバックにもうすぐトマの耳。
万太郎、仙ノ倉方面へ続く上越国境稜線は真っ白!
ホワイトアウト時、この付近迷いやすいです。
下山路、初心者は西黒尾根に入らないようにしましょう。

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やったー!
トマの耳は「手前の耳」が訛ってついたそうな。
純白な巻機山も遠望できます。
豊富な積雪量が山麓のブナを育みます。
やっぱり山頂は嬉しい。

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うーん美しい。
万太郎、仙ノ倉方面です。
八ヶ岳と違って圧倒的多い積雪量が山を真っ白に染め上げます。
でも、ちょっとまだ斜面に笹がみえる。

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安全地帯の熊穴沢避難小屋に到着。
本当は屋根まで埋まっているはずですよ!!
冬山で避難小屋の場所と状況は把握しておくべきでしょう。
充実の日帰り谷川岳でした。
本来はラッセルで日帰りは厳しいですよ。

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夜は水上でカヌーガイドをしているヒデさんの紹介でゲストハウス「冒険小屋」へ。
水上温泉も最高の泉質で、冒険小屋もとてもキレイで快適でした!
夜はまったり焼肉。
水上に良い拠点を発見しました。

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オーナーの高月さん。
ステキなゲストハウス、ありがとうございました。
腕時計忘れてスミマセンでした。。

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2日目は苦渋の選択でエイヤと一ノ倉沢スノーハイクへ。
なぜなら冒険小屋では雨が降っていたから!
山の上の方を見上げたら、木々が白くなっている?!
一ノ倉沢は雪では?!
アタリでした。

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一ノ倉沢にシンシンと降り積もる雪。
日本三大岩壁・一ノ倉沢はどんよりと雪雲で覆われていましたが、威厳は
変わらず、容易に寄せ付けない雰囲気醸し出していました。
充実の2日間。
1月はたっぷり雪が降ってくれることを祈ります!