2010年11月

2010年11月30日

電話が掛かってきた

エエ加減にせえよ

夕飯を食べ終わって、椅子でウトウトしていたときのこと‥。

食べてすぐに寝たら牛になる‥とよくいわれたもんやけど、昭和20年代は、国道なんかで、よく牛が歩いているのを見かけた。
最近は、牛になった人間もいなくなったようだ。

ところで、そんな寝ぼけた時間に電話が掛かってきた。
ヤマハ発動機販売、すなわちメーカー直結のバイクの販売店からだ。

いま、ボクのヤマハSR400が、どうなっているかというと、半年の間、半分以上、入院生活を送っているのだ。
理由は、停車時にエンジンが止まってしまうということ。
街のバイク屋では、第1の原因を見つけてくれたけど、エンジンについては、コンピューター制御のインジェクション ( 燃料供給システム ) が採用されたため、手を出せないとのこと。
バイク屋で直せないとは困ったことだ。 
もっと困ったことは、ヤマハの販売会社でもわからない。
要するに、誰も直せないのだ。
誰も直せないバイクを所有しているボクは、どうしたらいいのだろう。
預かりっ放しで何の連絡もしてこないのも、大会社ヤマハの仕事とはいえない。
今回、電話連絡してきたのは、それもあるけど、輸送中にミラーとグリップを破損したことの詫びである。
それくらいは、修理したら済むことで、どうでもいい。 
ボクが知りたいのは、原因と直るのか直らないかということ。
今からヤマハ本社に送って、徹底的に調べる‥ということは、しばらく完全な形で、ボクの手元に返ってこないことになる。
今ごろになって、代車を提供するからとか言いだした。 いまさら遅いわい!

ただ、前回と違うところは、暇にまかせてゴネているクレーマーを口先だけで説き伏せる口調やったのが、今回は平身低頭やったこと。
長時間調査のために車を取り上げたことによる損害については、謝っただけ。

あーあ、ボクが、これから何年バイクに乗れるかわからないけど、秋風を受けながら走る一番いい季節を棒に振ったしまったことだけは確か。

2010年11月29日

昨日の続き‥

はたきこみ~

昨日のブログ‥、あんなまとめ方をするつもりやなかった。

同じことをしても、この人は、いつも責められているのに、あの人の場合だけは、なぜか許される‥という問題。

小学校のとき、強きにへつらい弱きをくじく、可愛い子は持ち上げて、そのライバルには、制裁を加える‥というエコひいきのカタマリみたいな先生がいて、ボクなんか責められる方の3番手くらいのポジションにいたので、子どもころから、そんな不公平が、世の中に存在するのは知っていた。

書きたかったのは、大相撲の問題。
解説の舞の海さんが、実にエエことをコメントしていた。
‥立ち合いの変化について。
変化しても言われないのは、魁皇とか日馬富士、安美錦。
言われるのは、琴欧洲、稀勢の里、そしてバッシングの標的やった朝青龍。
変化の仕方にも、良いのと悪いのがあるらしい。
上手を取るためにかわしたり、身体に触れてから変わるのは良いけど、いきなり叩くのは、卑怯者とされてしまう。 その差は、どこにあるねん?

いつまでも、そんな判断基準をしているから、大相撲は面白くないのである。
モロにぶつかるのだけを由としているから、怪我人が増える、小型力士の出る幕が減ってくるのだ。
70センチの短い距離で、変化するのは、ものすごいリスクがあって、ものすごい高度な技術が、必要になるのである。
立ち会いに変化するは、勝負が早く終わって面白くないと決めつけるから、余計面白くなくなる。

変る人によって違ったら、もっと変や。

2010年11月28日

あいつが良くて、なんで‥

がつん!

海老蔵が飲食店で暴行を受けて重傷を負った事件を聞いて思い浮かべた。

前日の記者会見を、体調不良でキャンセルしていたとか。
そのことを、どうこう責めているわけでなくて、海老蔵は言われないのに、朝青龍のときだけバッシングされるのは、なんでやねん? という問題。
大鵬と柏戸が、米国巡業の帰りに拳銃を所持していたのに、2場所休場と言うペナルティだけで、どちらかというと同情的やった。
朝青龍が、モンゴル人で悪役やったからか、大鵬柏戸の国民的英雄を批難したら、大相撲が成り立って行かないからか。

そんなこと、世の中には、いっぱいある。
メディアの取り上げ方によって、空気だけ読んでメディアにすりよる評論家とか知識人とか‥怪しい人種が存在して、彼らの言葉によって、同情されることがあったり、悪人になったりもするのである。

プロ野球だって、プロ入りを拒否していて、指名されて入団したら、国家的悪役になった投手と、何も問題にならなかった捕手がいた。
人間的に見たら、悪役にされた人の方が、ずっと立派やと思うけどな。

この前行われた東洋の運動会のときだって、相手の目を潰してまで勝とうとした選手や、攻め続けた方を判定負けにした審判団を、どうして責めないのか?
文句の言いやすい方だけをバッシングして、反撃の怖そうな相手には、何も言わないのか。

そういえば、暴力集団にぶつけられて、報復を恐れて証拠ビデオを発表できない指導者もいたなあ。
メディアは、証拠ビデをネットに流した犯人探しだけを、必死に報道していた。

報道する内容が、たとえ自国のためにならなくても、視聴率のほうが大事‥、物の善悪なんて優先順位が、ずっと低いのか。

2010年11月27日

バイキング

みんな美味しそ!

おとといのゴルフの昼食は、バイキングやった。
バイキングで、腹いっぱいにならなかったことは、一度もない。
四国にきたら、天ぷらと讃岐うどんは、パスできない。
ここでは、魚のすり身を揚げたのを天ぷらと言う。
普通の天ぷらは、どう呼ぶのかは知らない。
夜は、和食のコース。
パック料金に含まれているので、食べ残したら損や。
昨日の朝食も、バイキング。 もちろん腹いっぱい。
昼はセーブしたけど、帰りのサービスエリアのタコのかき揚げ丼が、腹にもたれた。
怖いから、体重計に乗っていない。

で、今日は昼飯抜きにするはずやった。
3時ごろ、我慢できなくなったので、柿を丸かじり。
ついでに、机の上に残っていたゴマ団子を3つ平らげて、努力がゼロになった。
それが消化しきれていないのに、夜は、手っ取り早くインド料理のバイキングに行こうということになって‥、結果はいうまでもない。

ということで、眠くなって‥今日のブログは手抜きにしといたる。

2010年11月26日

トイレットペーパー

いい紙
昨日は、鳴門のエクシブについて書いたけど‥、
行き届いたところと、自己満足のアンバランスは、ものすごく気になった。

けど、アンバランスと書いた以上、良いところも挙げとかんとイカン。
ボクが何と吠えようと、ホテルもゴルフ場も、平日でも、あれほど集客しているのが、何よりの証拠。
ボクたちが利用したパックは、1泊2食 ( どちらもかなり豪華 ) それと2日間のゴルフ付きで、3万2千円は安い。
当日は風もなく、紅葉した山と穏やかな海を同時に満喫できた。
企画者の日頃の精進にも感謝しなければいけません。

夕食を終えて‥、ロビーの隣のラウンジから黒人の歌手の生ボーカルが聞こえた。
選曲もよかった。
エルトン・ジョンとクラプトンの歌‥。
ボストンで音楽を勉強している息子の演奏場面が頭に浮かんだ。
誰も聴いてくれてなさそうなので、ただ一人コーヒー1杯で席に座ったら、飲み終わる前に、その2曲で休憩時間に入ってしまった。

あ、エクシブのエエところを書くんやった。
施設内では、トイレは、たくさんあったし、すぐに場所がわかった。
広さのワリに多すぎる感もあったけど、前立腺世代のボクたちには有難かった。
それと、上等のトイレットペーパーを用意していたこと。
トイレットペーパーをバカにしたらいかんよ。
一事が万事‥、細かいところで手を抜いていないということ。
3本用意されている歯ブラシも、ちゃんと色を変えてあった。

もう一度行くか?と訊かれたら、行くと答える。
3度目やから、迷子になることもないと思うしね‥。

2010年11月25日

今年も鳴門のエクシブ

迷子です

‥ということで、明石大橋を渡って鳴門に行ってきた。
宿泊したのは、鳴門のエクシブ。
ここは、インターネットが使えないので、ブログは一日お休みした。

国道からエクシブへの進入口の表示は、小さくて見つけにくかったけど、ちゃんとナビが案内してくれるから大丈夫。
さて、敷地内に入ったら、初めての人には大変。
ボクたちは2度目やったけど、やっぱり大変やった。
表示されているのは、建物につけられた名前で、初めての人に分かるはずがない。
ましてボクは日本人やから、やっぱり横文字はわかりにくい。
ゴルフ場だって、英語でクラブハウスとしか書いていない。
クラブハウスは、サンドイッチでないのはわかるけど、ゴルフとは限らない。
で、そのクラブハウス‥、カウンターがあるから、フロントの場所はわかる。
普通、ゴルフのクラブハウスは、90度首を動かしたら、すぐにどこにでもたどり着けるものやけど、説明がないと2、3回迷子になってからでないと、ゴルフができない仕組みになっている。
ゴルフコースは、リゾート地とはいえ、練習場を除いて、立派なコースやった。

ゴルフ場から、ホテルの間にアクアハウスというのがあった。
きっと、ここは水の家なのだろう。
ホテルは、シャレた外観やったけど、倍くらい分かりにくかった。
玄関は、誰も立っていなかったら、きっと見つけられなかった思う。
さらに、駐車場。 
来る人来る人みんな説明を受けていたので、分からなかったのはボクだけではなかったようだ。
帰りも、大変‥、建物への近道があったらしいけど、見つけられなかった。
ホテルの中でも、元の場所に戻れないとか‥、何回迷子になって、何回掃除のおばちゃんに訊ねたことか。

極めつけは、部屋の洗面、「 ヘアブラシその他 」 とあって、その下に歯ブラシとか髭剃りが置いてあって、肝心のヘアブラシはない。
その下にラインがあって、小さな字で、不足の物があればフロントまで‥とある。
書いてある物がなんでないねん‥とクレーム付けたら、「 ヘアブラシは最初から用意していませんが、不足の物はフロントに申しつけてください。 」 という意味です‥、不満そうな顔をされた。
ボクが、意味を取り違えたのが悪かったのかしら。

文句ばっかり書いて、連れてきてくれた人、気に入っている人たちには悪かったけど、せっかくの立地、コストを掛けた立派な建物、いいところがいっぱいあるのに、それらが活かされていないということ。
全国各地にエクシブはあるけど、みんなあんな独り善がりの設計なのであろうか。

まとめ、
客は、全部日本人やった。
アクアハウスは、巡回バスでしか行けない温泉のことやった。
迷子になっているのは、ボクだけでなかった。

2010年11月23日

にいなめさい

ラケットを持ちかえて

今年の9月の23日は秋分の日やった。
今日11月23日は、勤労感謝の日。
他の人はどうか知らないけど、ボクは、どうもこの2日がごっちゃになる。

それはそうと、( ボクたちの若いころの ) 年寄りは、この日のことを にいなめさい と呼んでいたような気がする。
調べたら漢字で 「 新嘗祭 」 とあった。
五穀の収穫を神に感謝する祭りであったのが、戦後、GHQの占領政策によって天皇行事・国事行為から切り離される形で改められたものなんだそうだ。

そして、11月23日という日付自体に深い意味はなくて、旧暦の11月の2回目の卯の日に行うことになっていたが、たまたま、わが国が太陽暦を導入した年(1873年)の11月の2回めの卯の日が11月23日だっただけのことである。

何が言いたいかというと、ボクがまだ勤労していたときでも、面と向かって感謝されたこともなかったのは、労働に感謝するというよりは、神に収穫を感謝する日だったからである。
すでに、新米も枝豆も有難く戴いたので、収穫には、充分感謝はしたつもりや。
今日は、朝からテニスをしたけど、ボク以外は現役で働いている人。
そいつらを、コテンパにやっつけといた。

で、明日からは、働く人は働いてもらって‥ボクたちは、鳴門へ行って遊んでくる。

2010年11月22日

遠慮・謝罪はするな

行け!行けぇ!

この頃、テニス倶楽部に行くのは、午前中が多い。
午後は、気に食わないヤツが来るからとか、昼から登場する上級者に負けるのがイヤやからとか‥、決してそんな理由ではない。

午前中の相手は、と言うと‥、ジイさんとママさんとババさん。
一所懸命プレーしてくれさえしたら、いい汗がかけて結構楽しい。
で、この倶楽部のメンバーに限ったことではないけど、パートナーに遠慮しすぎる傾向がある。 遠慮・謙遜は、美徳かもしれないけど、ゲームを進めてゆくには、ある意味、邪魔になるとも言える。
理由は、気持がプラスになることがないから。

そのひとつ、すみません、私が悪かった‥、とにかく謝りすぎ。
せっかく謝っているのを、冷たく否定すると、
まず、下手なほうはミスをして当たり前、だから謝ることはない。
謝ったから、許すとか許さないの問題でないけど、陳謝に対して沈黙で応えたら、余計関係が悪くなるので、一応は、なだめたり励ましたりしているけど、ホントはそんなことに時間と労力をかけたくないのだ。
その時間帯は、次のポイントの戦略や対策を話し合う大切な時間なのである。

それと、その人のせいではないけど、遠慮して打ちに行かないこと。
下手に手を出したら “ イランことしてミスせんといて! ” と、上級者からお叱りを受けるらしい。
ボクに言わせたら、手を出さないから、足が動かない、上達しない。 
手を出すべきか、パートナーに任せるべきかが、いつまで経っても、わからない。
ミスする毎にパートナーに謝って、遠慮して手を出さなかったり‥、気持ちの昂ぶらないテニスなんて、全然おもしろくない。

こういう場合 “ 自分で打てる球は、ボクの前でも、全部手を出してください。 打てないのは、カバーしますから‥。 ” と声をかけたら上手くゆく場合がある。
それでなくても、ボールは下手クソの方に集中する。
そこで退かれたら、こっちはどこまでカバーしたらいいのかわからなくなる。
結果どうなるか?
たしかに、下手クソが手を出すと、ロクなことはないことが多い。
けど、それが自分の役目と思えば、必死でプレーができる。
ボクは後ろから “ 行けー、行けー ” と怒鳴るだけ。
勝ち負けはともかく、そのほうがずっと楽しくプレーができて、腕前が向上するのは間違いない。
「 程度問題や‥。 」 という言葉を、飲みこんでいるときもあるけどね。

欠点もある‥、ボクが球を打てないこと。

2010年11月21日

雪と紅葉と

220段のぼって

ちょっくら紅葉狩り‥のつもりが、雪景色を見ることになった。

昨日の朝出発、北陸道を走って、新潟県の親不知 ( おやしらず ) の断崖絶壁にまつわる話に思いをはせて‥でっかいでっかいヒスイの原石を見学、めずらしく鏡のように静かな日本海の砂浜でヒスイらしき石コロ探し。
宿舎は、長野は大町市大きな温泉旅館の横をすりぬけたところの 「 かしわ荘 」
料理も風呂も特筆すべきものはないけれど、スタッフは一所懸命動いてくれて、マニュアル言葉もなく臨機応、変値段にしては (良い意味で) まあまあやった。
特筆はないと書いたけど、超美人の若女将が挨拶に来てくれたこと。
いっぺんに気分が良くなってしまった。
いつもと違った日本海側の紅葉を見ることができた。

今日、朝一番に黒部ダムへ。
朝一というのに、車がいっぱい、山スキー客もいっぱい。
220段の階段を上がって展望台に。 
いきなり酸素の薄さを痛感した。
上がらないボクの太腿を動かしているのは、テニスプレーヤーである自覚だけ。
前に来たときは、こんな階段はなかったはずやのに‥。
思い出した、この前はオジンばっかりやった。
長い階段は初めから諦めて、堤防を歩いたんやった。

で、黒部の山には、すでに積雪があって、雪と紅葉を一度に見られたというわけ。

しんどいので、このへんで。

2010年11月20日

今年の紅葉は

きれー

今年の紅葉は、文句なしに綺麗。

紅葉が美くなる条件に、急劇な冷え込み‥がある。
今年は、まさにそれに該当する。

緑のまま残っている葉っぱ。
すでに真っ赤になったもの、その間で、まだ黄色のヤツ。
街路樹も、隣同士で色の違う木を植えたわけやないやろうけど、グラデュエーションあり、コントラストあり、例年と違う紅葉になっている。

ちょっくら見にいってくるわ。

2010年11月19日

黄色い紙

お前のことや
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友だちと飯を食っているとき、たまたま二人だけになった。
“ おい、おもろいもん見せたるわ。 ”
こういうときは、ホンマに面白かったことは少ない。 

分厚い財布から八つに折った黄色い紙を出してきた。
まず、上の段のタイトルが、「 豆腐 」 とある。
------
信仰は お豆腐のようになることです 
豆腐は 煮られてもよし 焼かれてもよし
‥長すぎるので省略する。 このあと、しつこく22行も続く。

この辺りで、このメモの出所がわかる。
身近なものに喩えて諭す、文章を並べる‥。
そこに豆腐が出てくるところから、嵯峨野のどこかのお寺に違いない。

左下に、「 子供しかるな来た道だ。 年寄り笑うな行く道だ。 」
良く聞く言葉だ。

つぎ、「 つもりちがい十ヶ条 」
高いつもりで 低いのは 教養
低いつもりで 高いのが 気位
深いつもりで 浅いのが 知識
浅いつもりで 深いのが 欲
‥丸写しでも、あと6つも書くのん、ジャマ臭くなってきた。

面白いことは面白いけど、ワザワザなんでボクに見せたのかが問題。

2010年11月18日

黒は黒

寒い寒い

わが家をうろつく野良ネコは、16匹いる。
そのうち、黒いのが6匹。
初代の黒と4カ月遅れで生まれた黒、その次の世代 ( つまり最初のお母ちゃんの孫の世代 ) が4匹。

ネコは、鏡を知らないから、自分がどんな色かの認識はしていないハズ。
そして、ネコの世界には、差別もイジメもないのに、なぜか、黒は黒どうしで行動するのをよく見かける。
10月の初めに現れた2匹と、今回黒から生まれた黒2匹が合流した。
誰が誰なのか‥わかる人がいたら褒めてあげる。
親ネコの黒ちゃんは、区別がつくのかつかないのか‥、4匹を平等に扱っているみたい。

彼らが、一度に小さな冷凍ウドンの箱に入ったらどうなるか?
上の絵のようになる。
笑ってしまった。

2010年11月17日

母親は誰?

こっちにも

テニス倶楽部で獣医さんに会った。
元生徒さんやったから、ワリと親しい人なのである。

この機会を逃してはいけない。
“ あのー、ウチに野良ネコが棲みついんですが‥、 ”
この段階で、すでにボクから一歩退いている。
“ 捕まえて獣医さんに (中略)‥、それにしても捕まらないんです。 ”
獣医さん“ あー、なかなか捕まりまへんな。 ” とエエ加減な返事をしながら、前を押さえてトイレにいってしまった。
相談に乗ってくる気配は、まったくなし。
トイレまで追いかけていくのは、しつこいから止めといた。

で、棲みついたネコは14匹と書いたけど、知らん間に16匹に増えていた。
直近に生まれたのは10月の初めで、ベージュの他に、黒が2匹。
黒は、一匹が健常者、もう一匹の後ろ足はない。
3匹が、機嫌よく箱に入ってジャレあっているのは、実に微笑ましい姿や。
‥目を細めて見ていたら、少し離れた場所の空っぽになった牛乳皿の底を舐めまわすチビ黒2匹発見。
黒は見分けがつかないけど、たしかに同じくらいの黒が、こっちに2匹、箱の中に2匹いるではないか。

ここで、母親探し‥。
誰かが、授乳している姿も、連れだって歩いているのも見たことがない。 
2回目に生まれた黒は、一度流産したことがある。 だからメス。
彼女は、ミルクを飲み終わった2匹を軽くグルーミングしていた。
かと思えば、近くにいた兄弟にも同じことをしている ???

とにかく、2匹が増えたことは事実や。

2010年11月16日

連勝記録ストップ

無念

白鵬が負けた。

勝った稀勢の里には失礼やけど、二日目に記録が途絶えるとは‥いったい何人が予想しただろうか。
考えてみたら、この大横綱に黒星がつくことがあれば、何かやりそうなときの日馬富士か、優勝を争っているときの琴欧州、魁皇が小手投げかとったりで左手を決めたとき、高見盛と眼が合って笑ってしまったとき、それに稀勢の里の意外性くらいのものやった。
ボクは、最大の敵は怪我である‥と宣言していた。

最右翼の朝青龍がこの世界から去ったのは、相撲協会か横審のセンスの悪さによるもので、白鵬のせいではない。

白鵬は、実に立派やった。
何が立派なのかというと、ライバルがいるからこそ業と実力とモチベーションが上昇するもので、それが取り去られたあとに目指すのは、大横綱双葉山の連勝記録しかなくなってしまった状態で、あの快進撃をしたということだ。
モンゴル人が、侵してはならない他国の大記録に挑むというプレッシャー、賭博事件で一人角界を支えなければならない責任‥などなど。

土俵下に崩れ落ちた彼の表情からは、入り組んだ複雑な心境を読み取ることができた。
連勝を途切れさせてしまった無念さ以外に、重圧から解放された安堵感を見たのは、ボクだけではなかったと思う。

双葉山も大鵬も、連勝記録が途絶えた場所は、優勝できなかった。
( 千代の富士の場合は、優勝を決めたあとの千秋楽やった。 )
今場所も、優勝は白鵬。
気持ちが楽になった横綱を倒す力士は出てこないと思う。

2010年11月15日

風と共に

あの〜

妙に風の強い日やった。

月曜日のテニスに、いつもと違う風が吹いた。
コート手前の坂の途中で、野球帽をかぶって背中に何かを背負った変な爺さんを追い越した。
何が変かというと‥、この寒空にショートパンツ、背中の荷物は農作業の道具でなしにテニスバック‥、この辺りを歩く年寄りといえば、農家の人でなかったら、山歩きの団体くらい。
ボクたちが着いたあと、その爺さんがコートに入ってきた。 ま、まさか!

話はこういうことだ。
この爺さんは、このコートの火曜日のサークルの参加者で、主催者からボクたちの集まりのことを聞いたそうだ。
それはそうと、最寄のバス停はかなり遠い。 一応訊いてみたら、バス停どころか、30分くらいかけて171号線のあたりから歩いてきたらしい。
“ 下手ですねんけど、見学くらい‥。 ”
ショートパンツの爺さんを、寒風に吹きさらすワケにはいかん。
ラケット下げて30分以上歩いてきた人に、見学だけというわけにもいかん。
テニスは‥、自己申告通り初心者から初級に上がったくらいの下手さやった。
71歳やし、能力的にも性格的にも、向上の見込みも薄い。 
でも、ボクたちのテニスを見ても、あれくらいやったら自分と変らないと判断したのか、腕前が永久に近寄れないほど離れていることに気が付いてくれないことと、ボクたちの会話の輪に入ってきてくれないのには困った。
愛用のラケットを見たら、上級者のお下がりらしき代物。 ( 薄くて重くて硬い )
いいのを薦めたら “ 来週お金持ってきますから。 ” やて。
これからずっと来るつもりらしいよ。

で、どうするかというと、様々なご意見をお持ちでしょうが、テニスのプロとしては、下手くそやという理由だけで、お断りするわけにはイカン。
60過ぎて、せっかく覚えたテニスの楽しみを奪うことになったら、もっとイカン。
紹介もなしに飛入り参加できる能力は、ボクたちのグループにはない大人物の予感もする‥、そうでない気もしないでもない。

今日は、冬物のウォームアップを、ついに一度も脱がなかった。

2010年11月14日

ネコ、その後

ふぁみりー


ネコは、みんな元気である。
最近は、暖かい場所を選んで行動をしているけど、その場所は毎日変わる。
サッシメーカーのコマーシャルで、ネコは陽のあたる場所を選んで移動する‥とあったが、それだけではないみたい。  調べた訳やないけど、外敵に居所を知られないための、ネコ族独特の習性ではないかと、勝手に思っている。

計算上は12匹が、行ったり来たりしているはずやけど、みんな成長して同じくらいの大きさになって、色だけでは見分けがつかなくなってきた。
言えることは、おかーちゃんネコが、テリトリーを替えたらしいこと。
道路を歩いているのを見かけることはあるが、餌を食べに来ることはない。
またヨソの家の縁の下で、子どもを生んでいるのかもしれない。

人間が見習わないとイカンと思うこともたくさんある。
集団生活で、エサを取り合いしないこと。
あとから小さいのが顔を突っ込んできたら、譲っていることが多い。
それと、イジメがないこと。
孫にあたる黒ネコのうち、後ろ足の膝から下がないのが1匹いるけど、特別扱いするでなし、何もないように付き合っている。

誰に習ったわけでもないし、育児書を読んだわけでもないのに、ちゃんと子育てをしていること。 
それに、すこし大きくなったら兄弟が面倒みている。

最近の若い親に、見せたいくらいや。

2010年11月13日

手が動かない

金縛り〜

この前、倶楽部内のシングルスの試合に出た人の話。

ボクたちから見たら、あのキャリアでよく頑張ったと思うけど、本人にとっては新しい課題ができて、かえって悩みが増えたそうだ。
そのひとつ 勝てる! と思ったとたんに、スイングができなくなった こと。

ボクと同じ性格の人やったら、そんなことで悩まないから、説明は簡単やけど、世の中には、いろんな性格の人がいるから難しい。
ま、相談されたら、プロとしていろんな答を用意しているけど、なんせ悩んではるのが、年上の人だけに、励ますのも変やし、教訓めいたことを言ったらお説教しているみたいになってしまう。

可哀そうに、その人は、ある先輩から 「 キン玉3つくらい持たないと‥。 」と言われて以来、丸くて光るモノが、すべてキン玉に見えてしまうという難病に侵されてしまった。
ボクが知る限りでは‥、あまりジロジロ眺めたことはないけど‥、男子ロッカーでは、3つ以上揃えている人を見かけたことはないから、玉を探すのは何の解決にもならない、すぐに止めた方がいい。

一般的には、試合の最中に、勝てると意識したらロクな結果は得られない。
自分が疲れたときは相手も疲れている、自分がビビっているとこは相手もビビっているということ‥これは間違いない。
しかし、大切なことは、あと1本とったら勝ち、1ゲームを取ったら勝ち‥すまわち、マッチポイントなりマッチゲームになった場合は、まったく状況が一転してしまうこと。
取った方は、勝ちを意識して、ロクなことにならないのは、さっき述べた通り。
取られた方は、窮鼠猫をかむ‥の喩えのとおり、開き直ったり、無心になったり‥突如くそ力が出てきたりして、今まで通り容易にねじ伏せるというワケにはいかないものだ。
野球における 抑えの専門職 ( クローザ― ) の例を出すまでもなかろう。
とにかく、このシチュエーションは特別と思うこと。
特別なときは、特別のことをしなければならない。
特別のワザを持ち合わせていない人は、特別の頑張りをすること。

‥あー、今回もまた漠然とした話になってしまった。
この続きは、またの機会に。

2010年11月12日

衝突渋滞事件

ぶつかるぞ

なんとチグハグな事件なんやろう。

自分の庭に入ってきたのを追い払ったら、逆ギレして体当たりしてきたけしからんヤツがいたから捕まえた。
相手の親の仕返しが怖いから、何も言わずに家に送り返してしまった。
体当たりしたヤツが悪いという証拠は、ちゃんとビデオに撮ってある。
これを暴露したら、相手が何を言いだすかわからないから、誰にも見せなかった。
立派な証拠を、相手が怖いから誰も見せないのは、変な話やおまへんか。
誰にも見せないはずの秘密のビデオは、実はジャジャ漏れやった。

それを漏らしたヤツは、内部にいた。
漏らしたのはイカンけど、隠すこと自体初めからおかしい‥というのが、街の裁判官のおおかたの意見。
機密と言っても、関係者は途中までは、誰でも見ることができた。

弱腰外交のニュースは、ボチボチ飽きてきた。
野党は、管理体制はどうなっているのかと詰め寄るが、この前までは、お前さんとこの部下やったやないか。

話は変わって、阪神高速道路神戸線は、ただいまリフレッシュ工事で、京橋〜摩耶間は通行止めになっている。
中央区を横断するには、国道2号線とバイパスに頼らざるをえないのだ。
垂水から芦屋まで通う人 ( 遊びやけど‥ ) から聞いた話やけど、なんとその国道2号線沿いに、海上保安部の建物があって、取材陣やらなんやらで、渋滞に拍車をかけているそうだ。

通行止めの間だけでも、他のニュースを報道してくれ。

2010年11月11日

イワシのかしらも

ありがたや

テニス倶楽部に行ったら、ニコニコ顔で駆け寄ってきた人がいて “ 昨日のブログを見て、さっそく参考になりましたワ。 ”
彼は今日、偶然にも、部内のシングルスの試合があったそうだ。
こんなブログでも、人のお役に立てたのなら、嬉しいもんや。

ところが、続いて出てきた言葉は、“ 辛抱強くバックを狙って、チャンスが来たら、思い切ってフォアを攻めたのが見事に成功しましてん。 ”
‥文章って難しいもんや。
たしかボクは、それは誰でも使う手やから、全く逆‥つまり1球目から弱点を攻めるのでなく、フォアを攻めてみなさい‥と書いたつもりやった。
どう解釈しようが、勝ったらそれでいいから、何も言わなかった。

ここでわかった教訓。
何ごとも、信じて行動することが一番。
自信を持ってプレーをすることがいかに大事かということである。

その続きに、説明するのにもっと難しいことを質問された。
“ 勝ったと思ったら、急に手が動かなくなりますねん。 ”
‥それでボクたち凡人は、どれだけ失敗を重ねたものか。
美空ひばりの歌にもあった、♪かーつとおもおーな、おもえばまけえよ♪
ただし、どう思えばいいのかは、歌っていない。
欲を捨てろ‥とか、無心になれ‥とかは良く聞く。
欲を捨てようと思うこと自体、欲があるのである。
無心になろうと思っていることは、すでに無心ではないのである。

だから、煩悩だらけのボクたちは、思い切り欲をこいだら良い。
このあたり、機会があったら書いてみようと思う。

2010年11月10日

シングルス

こっち!

テニスの話。

倶楽部内でのゲームは、大半がダブルスで楽しんでいる。
統計を取ったわけでないけど、率にしたら99%くらいやから、全部と言いきっても差支えない。
一番の理由は、シングルスは広い1面のコートを2人で独占してしまうこと。
それと、シングルスは、一人でコートを守らないといけないことから、体力的に敬遠されているからではないかと思う。
ところで、singlesの最後の「s」とは何ぞや‥という疑問。
中学生のとき、「 1対1で二人で行うから複数形のs 」 と聞いたことがあって、他に異論を唱える人もいないので、いまのところ、それを信じている。

いま、倶楽部内でシングルスの大会が開かれている。
闘い方について、述べてみよう。
まず、自分の弱点は相手も弱点‥という考え方は間違っていないと思う。
違っていても見たらわかるし、判った時点で修正したらいい。
弱点を攻める‥決して間違いではないけど、あまり良い方法ではない。
弱点はいつも攻撃されているので、相手も対処方法くらい考えているはずだ。
逆に、その近くに得意ショットがあることが多いので、要注意。

詳しく書くと、長くなるので、中級レベルで簡単に説明するが、
相手が攻められているであろうコースの、反対を攻めてみる。
フォアが得意でバックが弱いのが、ボクたちの年齢層、レベルでは一般的。
じっくりバックを攻めて、チャンスのときに思い切ってフォアに打つことくらい、誰でも承知の上で、あまり効果がない。
バックが苦手の人は、回り込んだところに得意ショットがある。
‥そこで発想を変えてみる。
そういう人は、常に自分の右方向から左に飛んでくる体験をしている。
逆方向は、あまり経験がない。
だから、どちらでも打てる時は、思い切ってフォア側を攻めてみる。
相手に、あれ?と思わせるだけで、半分以上目的を達成したようなものだ。
それを、ちょっとづつ無理をしてみる。
無理をするから面白いんである。  無理をするから上達するのである。

今日のところは、これくらいにしとく。

2010年11月09日

再び、ミシュランガイド

☆いくつ?

ミシュラン・ガイドは、2400円もした。
まだ200円分くらいしか読んでいないけど、パラパラっとページをめくった限りでは、行ったことのある店 ( 神戸では ) 7軒、名前を知っている店は、数えていないけど‥たくさんある。

選ばれた店に関しては一応納得するとして、その代わり、あそこが選ばれているのに、なんでこの店が‥の感もないでもない。

前回も書いたけど、食事どころに関しては、店の雰囲気とかサービスは加味されず、☆は、料理に与えられるものなのだそうだ。
楽しい会話のできない板前さん、料理の説明だけの客席係、道具屋でとりあえず集めてきた器、箸置きの用意もしていない蕎麦屋もあった、工夫のないインテリア‥、エトセトラ。
もてなす心も雰囲気も、みーんな料理の味。

同じものでも、屋外で食べたら旨い、大勢でしゃべりながら食べたらもっと旨いと思いませんか。

2010年11月08日

2010 日本シリーズ

いてまえ


夏い夏が終わったころ、プロ野球も終了していたと思っていたのに、まだあんな素晴らしいゲームが残されていたとは‥。

ちなみにボクは、関西に住むジャイアンツファン。
読売巨人軍に世話になったわけでもないどころか、巨人の誰かとしゃべったことすらないのに‥、なぜか子どもの頃から応援している。
巨人が息切れして、阪神がつまづいているうちに、中日がコソコソッと抜け出して、ペナントをさらってしまった。
パ・リーグだって、西武を引きずり下ろしたソフトバンクが、ギリギリ飛びこんだロッテにしてやられて、どっちにしても、なんか変な具合で、なんとも話題性のない日本シリーズの組み合わせになってしまった。

プロ野球がないときは、バカ番組しか作れないテレビ、どっちが勝ってもどうでもいい野球を見ているほうがマシや。
巨人を蹴落した中日も憎いし、強い者どうしが激突するシリーズに3位のチームを勝たせるのもどうかと思うのは、ボクだけではなかったと思う。
結果は、みなさんご存知の通り。
土壇場のクソ力のぶつかり合いは、予想に反した展開になり、特に最終2試合‥まさに死闘と表現するにふさわしいシリーズやった。
アスリートが必死で闘う姿の、なんと美しいことか。
話題性ないつまらないシリーズと言ったのを謝らんとイカン。

頑張ったおかげで、馴染のないロッテの選手も身近になった。
ハンバーガーみたいな普通顔のオッサンが、監督であることを知ったのは、ペナントレースの最後の方やった。
寝起きで打席に立って、大事なところで活躍するサブロー、ルーキーの清田なんかの顔も覚えられた。
中日も褒めておかんといかん。
少年みたいなピッチャーも良く頑張った、巨人の中古の河原も頑張った。
和田、井端、荒木の存在感。
あまり印象が良くなかったのは、ボーズ頭の監督さん。
何があっても、絶対表情を変えないぞ‥と決心しているのは、わからんでもない。
けど、スポーツとは、離れているような感じがする。
ゲームセットになったとき、選手を労うことなしに背を向けて席を立った態度は、好きになれない。

2010年11月07日

瑞宝寺(ずいほうじ)の紅葉

見飽きない

今年は、何が起こってもおかしくない天候不順‥、果していつものような美しい紅葉が見られるかどうかわからない。
逆に、急に寒くなって、例年見られなかったようなのが見られるかも‥。

昨日の土曜日、とりあえず、近場で有名なスポットを訪ねてみることにした。
紅葉と言うと有名なのは、有馬の 瑞宝寺公園
昨年、何かのついでに寄ってみたときは、駐車場は満員で、ようやく路上の隙間を見つけたけど、狭い参道に溢れかえる人だけを見て引き返したことがある。

昨日の駐車場は、8割くらい。 1時間100円と書いてある。
で、坂道の途中に、お茶と饅頭をサービスしてくれる茶屋の出店があった。
もちろん、サービスだけでなく、よかったら買うてチョーダイというスタンス。
塩辛いものを食べた後やったから、赤いモウセンに座ってしまった。
金泉焼 という饅頭は、薄い餅の中に餡子、金泉を意識したような粉をまぶしてあるけど、焼いた様子はない。
おまけに“ 有名ですねん。 ” というけど、有馬によく来るボクは、よい湯饅頭とかとか 炭酸煎餅 は知っているけど、金泉焼 は、聞いたことはない。
咽喉が渇いた状態で坂道を登って‥お茶と一緒に食べたら何でも美味しい。
少なくても、炭酸煎餅には勝てる。

瑞宝寺 は、有馬の一番高い場所にあって、明治初期に廃寺になった黄檗宗の跡地を神戸市が1951年に公園として整備されたものだそうだ。
廃寺やから、本堂があるわけでなく、賽銭も必要ない。
逆光を透して見える色づき始めた紅葉は見事で、気分は太閤秀吉。
“ いくら見ても見飽きない。 ” と言わしめたのもうなずける。
散策路と茶店とか東屋があるだけで、これで駐車場代1時間100円は安い。

ゆっくり歩いて小一時間、超過の100円がもったいないから、大急ぎで駐車場に戻って、ベルトも締めずに料金所へ。
慌てて100円入れたのに、ゲートは開かない。 追加してもおなじこと。
小さい字で、「 土日祭日は、終日1000円 」
下り坂を走ったのは、なんやったんやろ?

2010年11月06日

新装開店

誰もいなーい

昨日、三ツ星レストランに行った。
というても、良く行ってた 「 かぶら屋 」 という蕎麦屋さん。
「 祝・ミシュラン 」 の短冊の付いた胡蝶蘭が2鉢。
いつもは、セイロの中盛り(千円)やけど、お祝儀の意味をこめて、セイロと温かい蕎麦のセットにデザートのついたやつ(千五百円)を張りこんどいだ。

今日は、同じビルにオープンした喫茶店の話。
どんな店かというと、駅の近くにあるような、通りすがりに飲んで行くような喫茶店らし〜い喫茶店。
それが、鳴尾御影線の静かなところにあるから、まだ客が入っているのを見たことがない。
蕎麦屋で500円のおつりを受け取ったので、コーヒーくらいは飲める。
店番は、若い奥さん。 時間は12時半、15ある客席には誰も座っていない。
離れた席に一人ポツンと座るのもサマにならないから、カウンターの端にした。
コーヒーは380円‥、安いから期待しない方がいい。
一応、言うことにしている。“ おいしいコーヒーください、おいしーのん。 ”

奥でゴソゴソして出てくるまでに時間が掛かったから、たぶんドリップ。
結論、リクエストどおり美味しいのが出てきた。
典型的な喫茶店の味やけど、シッカリ味が出ている。
なんぼシッカリした味でも、客が来んかったら何にもならへん。

あ、名前は、場所にちなんで 「 打出の小槌
パンフレットも名刺もまだないそうです。
いつまで持ちこたえられることやら。

2010年11月05日

ふたたびタイブレーク

先いってんか

再びタイブレークの話。

ボクが、少しだけテニスを離れているときに、ルールは改正された。
改正の理由は‥、説明なんか聞かなくても誰でもわかる。
テニスのゲームは、果てしなく続く可能性があって、長すぎるから‥。
大会の運営が大幅に遅れることなんか当たり前やった。
改正のキッカケは、テレビ中継が時間内に納まらないということであろう。

倶楽部内の素人レベルの場合、6ゲーム先取という促進ルールでも結構楽しくできるけど、トップクラスでは、サービスキープが基本。
もしも6ゲーム先取で試合をやったら、ゲーム前のトスの勝ち負けで勝敗が決まってしまうと断言しても言い過ぎやない。
機会はできるだけ平等に‥というのが、スポーツのルールの原則だ。
4大大会でも採用されたけど、伝統と格式を誇る全英オープンだけは、最終セットのタイブレークを採用しない方式を採った。
先日の大会で、3日間、11時間5分、タイブレークのない最終セットだけでも8時間11分という過去の記録を大幅に破る最長試合になったのは記憶に新しい。

公式戦とはいえ、ボクたちの老人大会のダブルスでは、スーパータイブレークと称して、最終セットだけは10ポイント先取になっている。
先日の関西オープンでは、ボクたちのダブルスは、5回 ( 7本先取が3回、10本先取が2回 ) のタイブレークを全部モノにすることができた。 
ある試合で、ゲームカウント6−6、タイブレークになった。
するとボクのパートナーが、“ あんたから先にサービスを行ってくれ! ”
“ ボクの順番とちゃいますねんけど。 ”
“ タイブレークになったら、どっちからでもエエねん。 ”
ボクは、大きな国際大会でも主審を務めたけど、そんなん初耳や。
けど、仲間うちでモメている暇はない。 先輩の言うことは聞かんといかんし、どっちが有利ともいえなし、暑かったからどうでもよかった。
で、第1ポイントはボクから始めて、そのセットは、ボクたちが奪った。
途中で間違っていたとしても、ゲームセットが宣告されたら、それでおしまい。
正直なところ、どの試合で何セット目かの記憶がない。
ファイナルセットなら、セットが新たになるので、サービスの順番は自由であるけど、そういう疑問を持ったからには、そうではないのだ。

ま、意識的にズルをしたわけやないし、相手も気が付いていなかったし、ボクたちが勝ったのは実力やから、それで良かったことにしておこう。

2010年11月04日

ゴールデンボールズ

いくつ?

ボクの仲間には色んな人がいるけど、なんと、63歳から始めた人がいる。

友だちに有名なテニスコーチとか友だち ( ボクはある程度できるようになってからの知り合い ) がいるとか、スポーツ経験者とはいえ、良く言えば積極的、言い換えたら、怖いもの知らず‥とにかくその姿勢は立派なものや。

テニスを始めて5年、その積極性は、いまだにとどまることを知らず、ついに対外試合 ( シングルス ) にエントリーした。
いくら目標を初戦突破と低く設定しても、公式戦の出場者は一筋ならぬ猛者揃いで、こればかりは、ことは思い通りに運ばなかった。

で、こんどは倶楽部内のシングルスの試合に申し込んだ。
その話を聞いたら面白い。
短い1セットの間にも、山あり谷あり‥いろんな人生があったそうだ。
リードして安心したら追いつかれて逆にリードされて、やっぱり相手は強いな
と無心でプレーしている間に大接戦になって、大事なところで緊張で腕が動かなくなったそうだ。 
この人のエライところは、相手もビビっているのに気がついたこと。
なんとか6−5で勝利をもぎ取って、クラブハウスでそのことを話したら、口の悪い元選手から “ そんなん、キン玉3つくらい持ってんと‥。 ” と役にもたたないアドバイスを受けたそうだ。
これは、場数を踏んで乗り越えないと‥ということやけど、場数を踏みたくても、もうすぐ70歳で、残り時間が少なすぎる。
第一、そのキン玉とやらは、金物屋でも百貨店でも、どこにも売っていない。

ボクなら、もう少し気の利いたアドバイスは、用意できている。
大きく分けて2つ、突き詰めたら2つは同じことになるけれど、もうコーチは引退した‥、静かに見守ることにしよう。

ホンマは、そこまで触れるつもりやったけど、あと15行は必要。
長くなるから、近いうちに又の機会に。

2010年11月03日

2010 文化の日

おー、寒む

何か文化的なことをしたほうがいいのかな‥と、朝から出かけてみた。
文化の日といえども、腹は減る。

で、寿司屋へ行った。
回転寿司よりは上で、三ツ星レストランには選ばれないくらいの店。
めずらしく盛況で、夫婦は、テンヤワンヤしていた。
飯を食っただけで帰ったら、天皇陛下に申しわけない。
下界は、紅葉にはまだ早い。
裏六甲を通って山頂を目指した。
桜とかアメリカハナノキのように気の早いのだけ、緑・黄色・赤の綺麗なグラデュエーションを見せてくれたので、それなりに満喫できた。
空気を楽しもうとして窓を開けたら、外気温12度‥、冷たい空気が入ってきて、オシッコガしたくなった。
植物園があったけど、駐車場は満員。
初めての信号のところに、この前行った神戸ゴルフ倶楽部がある。
メンバーでもないのに、トイレだけ借りて、サイナラでは、あまりに失礼だ。
オルゴール館、カンツリーハウスなんかがあったけど、いずれも満車。
その先のガーデンテラスだけは、競争率が低くかった。
駐車料金、終日500円、ちょっとだけでも500円。
気持ちのいい場所やったから、すぐに立ち去ったわけでもないが、ずいぶん高くついたオシッコ代やった。

ボクが文化の日にしたことは‥、
寿司食って、500円払って海を見ながらオシッコをしたこと。

おしまい。

2010年11月02日

土鍋が割れた

これぞ信楽
秋から冬にかけて、ときどき春になっても活躍していた土鍋が、ついに割れた。
毎年3シーズン、35年もの長きにわたって、熱されたり冷やされたり‥寿命がきてもおかしくないけれど、決してそうではない。
原因はわかっている。 置く場所がなくて、たまたまベランダに避難させていたところに、14匹の野良ネコの誰かが、悪さをしたのに決まっている。

これからの季節には心強い味方の鍋を、冬のメニューから奪ったら、わが家の食卓は困ったことになってしまう。

そんなとき、滋賀県立陶芸の森陶芸館で「 直方の茶陶 春齋の壺 」 と称した信楽の重要無形文化財の二人の巨匠の特別展の招待券が送られてきたのだ。
無形文化財の土鍋を買いに行こうというのではない、展覧会のついでに、街の焼き物屋さんでも覗いてみようということだ。
さすが信楽、鍋は、お手頃価格で簡単に手に入った。

で、特別展。
信楽の誇る両巨匠の作品は、初めてではない。
けど、こんなに一同に会した作品群を目の前にしたことがない。
例によってコメントは差し控えさせていただくが、威圧されるというよりも、むしろ、われわれとの距離を近づけてくれる作品で、見にいって良かったな‥と感じた展覧会であった。

帰り、招待券を送っていただいた古来窯 ( 直方さん宅 ) に、お礼かたがた立ち寄って、ついでと言うたら何やけど‥参考のために伺ってみた。
“ あのー、古来窯では、土鍋なんか作ってないですよね。 ”
返事のできなかったご子息は、次期・直方を名乗る気鋭の作家なんである。

代わりに、犬が吠えていた。

2010年11月01日

できる!!

ごつん!

歩いて10分くらいのところに、叔母が暮らしている。
道は、多少アップダウンがあるけど、運動のため歩くようにしている。
途中に公園があって、火曜日はゲートボールの会場になることが多い。
(注)ゲートらしいものは見かけないけど、わからないからゲートボールということにしておく。
向かいの96歳のお婆ちゃんでさえ歩いて参加してはるので、ボクが歩かないわけにはイカンと思う。

今日の公園は、姿勢の悪い老人が一人‥。
姿勢が悪いのでも、うなだれているのでもなかった。  すみません。
月曜日やというのに、ゲートボールのアドレスをしていたのである。
練習用のマイ・ボールを10個持ち込んで15メートル先のマイ・ターゲットを狙って、もくもくと特訓していたのである。
公園のデコボコ地面にもかかわらず、ほとんど同じ場所にコントロールされているところをみると、相当な使い手と見える。
他人のアドレスを見ると、自然に立ち止まってしまうボク。
ボクの通うテニス倶楽部では、不思議なことに、プレー中でも、平気で横を歩く、ひどいのになると大笑いしながら携帯電話している姿なんかも見かける。
‥話は戻って、その老人のアドレスがすごい。
静寂の間合いのあと、繰り出されたスティックから、ガツン!という音とともに、ターゲットに向かって木製の球が飛びだしてゆくのだ。
しっかりとした下半身、頭もしっかり残っている。
ボクの友だちのジガーよりは、確実に数段上手い。

これだけ上手かったら、現役のゴルファーかもしれない。
爺さん婆さん相手に特訓なんかする必要はないと思うけど‥。

ボクも、これからのゴルフの参考にさせてもらう。