2016年06月25日

Interact × Cloud Samurai 2016 Summer に登壇させてもらいました

6/25(土)はMS本社で開催されたコミュニティイベント「Interact × Cloud Samurai 2016 Summer」にスピーカーとして参加させてもらいました。
それPro、じゃなくてIT Proのお祭り的イベント。(私はともかく)「オールスター戦」みたいなスゴイ豪華なスピーカー陣。参加させてもらって光栄でした。スピーカーさん、スタッフさんやMS社員さん、そして企画やらなんやら一番大変だったうるしませんせー、本当にありがとうございました!
私はAD DS(Active Directory Domain Services)の移行についてお話ししました。AD DSってWindows環境の認証の中心なんで、移行に失敗するとダメージは大きいです。今日のセッション、資料が、一つでも多くの移行案件のお役に立てば幸いです。
資料はSlideShareで公開してます。


itdesign at 21:47|Permalinkイベント登壇、開催 | MVP

2016年06月19日

もらったサーバーでAzure Stack TP1 on WS2016TP5 Hyper-V

ちょっと今更感もありますが、我が家にもAzure Stack TP1(Technical Preview 1)がやってきました。


Azure Stackってのは、マイクロソフトのクラウドサービスである「Microsoft Azure」にそっくりなプライベートクラウド環境をオンプレミスやデータセンターに自前で作ることができる、というもの。
実体はHyper-Vサーバー(普通は物理サーバー)と、その上で動く10個くらいの仮想マシン群。仮想マシンはActive Directoryドメインコントローラーや、SQL Server用、ストレージ用、NATなどネットワーク用などで構成。
今はTP1ということで無償評価できますが、将来GAしたときにはどういう形態で提供されるのか不明。我々一般人は評価すらできないものになるのかもしれない(わからんけど)。


Azure Stackの情報源としては、本家はこちら。


Microsoft Azure Stack Technical Preview documentation
https://azure.microsoft.com/en-us/documentation/azure-stack/


MSのエバンジェリスト高添さんのde:codeのセッション動画などはこちら。


Azure Stack 徹底解剖
https://channel9.msdn.com/Events/de-code/2016/INF-013


また、高添さんの解説記事はこちら。


プライベートクラウド検討者のための Azure Stack入門
https://news.mynavi.jp/itsearch/article/cloud/1338


Azure Stack一問一答
http://japan.zdnet.com/article/35082589/


ぶちぞうさんのブログの記事もシンプルにまとまっていてなかなかわかりやすかった。


ブチザッキ
https://buchizo.wordpress.com/2016/01/30/azure-stack/


そして、何度もガン見させてもらったのは、うるしませんせーのブログだった。さすが、Azure Stack界で世界で五本の指に入るヒト。詳しいし、スクリプト群も助かる。


Unlimited Root
http://www.projectsr.net/wp/



さて、少し前にSNSで「うちにもAzure Stackが動くマシンがほしい」とつぶやいたところ、オルターブースさんの金髪社長さんから「サーバーいる?」と連絡が(しかも2台)。
数日後にうまい棒50本を持参して受け取りに。

5年落ちくらいのProLiant DL320G6(1Uサーバー)で、CPUは低電圧版Xeon4コア(SLATおーけー)。開けてみたらメモリスロットが9個もある。
で、スペック調べようとHPEのサイトで昔の構成情報探すけど、どうもCTOモデルだったらしく、ズバリなものが見つからない。

少し型違いの320G6だと16GBメモリーさせて合計144GB化できそうだったけど、確信持てなかったんであれこれ探していたら、かなり近いスペック品についてのユーザーガイドがあった。それによると、8GBメモリーまでしかサポートしていないよう。合計72GB。
また、16GBよりも8GBメモリーのほうが圧倒的にコストパフォーマンスが高そうだったんで、8GBメモリー9枚を海外に注文。
1枚が1,700円くらいだったんで、9枚で15,000円くらい。
ディスクまわりは240GBのSSDを4つ国内調達。1個が7,000円くらいだったんで4個で28,000円くらい。
メモリーとSSDであわせて43,000円くらい。


Azure Stack TP1はストレージ(SSD)が5個必要なんだけど(4個でもイケそうな気がしたけど)、もらったサーバーは4個までしか搭載できない。
また、何度も作り直したりする可能性もあるので、Hyper-VでNestedすることに。

Nestedってのは、Hyper-Vの上の仮想マシンで、さらにHyper-Vを動かす、という機能。
VMwareでは昔からできてたらしいけど、Hyper-VではWindows 10/WS2016(Windows Server 2016)でようやく実装。


で、物理サーバーのSSD1つ目にWS2016のTP5入れてHyper-V有効化。残る3つでストレージプール、仮想ディスクを作成。
Hyper-V仮想マシンとしてAzure Stack TP1(WS2016TP4ベース)を動かして、ストレージプール上に作成した4つの仮想ハードディスクをアタッチ、という構成。


決して高スペックとは言い難いサーバーで、Hyper-VのNestedでAzure Stack TP1を動かすための手順をメモ。
なお、うるしませんせーが作ったスクリプトだと、ほとんどすべて自動でやってくれるようです。スゲー。


ネストしたAzure Stack 環境をデプローイするスクリプト
http://www.projectsr.net/wp/?p=4684



●準備
Azure ADにアカウントを作成。


Add a new Azure Stack tenant account in Azure Active Directory
https://azure.microsoft.com/en-us/documentation/articles/azure-stack-add-new-user-aad/



●ホストにHyper-Vセットアップなど
物理マシンにWS2015TP5をインストール。インストール完了後、すぐにWindows Updateで更新プログラムを適用。
Hyper-V有効化、外部接続タイプの仮想スイッチ作成。
SSD群でストレージプール、仮想ディスクを作成。



●WS2016TP4仮想マシンのセットアップなど
次のURLからダウンロードしたWS2016TP4イメージで仮想マシンを作成。仮想CPU、メモリ、ディスクの割り当ては多めで。


http://aka.ms/ReqOSforAzureStack


ストレージプールの仮想ディスクに仮想ハードディスク4つを作成して、仮想マシンにSCSI接続。

次のURLからAzure Stack TP1をダウンロードして、ZIP展開。


Microsoft Azure Stack Technical Preview
https://azure.microsoft.com/ja-jp/overview/azure-stack/try/?v=try


展開後、「Microsoft Azure Stack POC.exe」を実行することにより、分断されていたファイル群が結合される。
出来上がった「WindowsServer2016Datacenter.vhdx」を「C:」にコピーしてから、「MicrosoftAzureStackPOCBoot.vhdx」にリネーム。
エクスプローラーで「MicrosoftAzureStackPOCBoot.vhdx」をマウント、ドライブレターを確認。

コマンドプロンプトを管理者で開いて、bcdbootコマンド実行。マウントしたドライブレターが「E:」だったら次のように実行。


bcdboot e:windows



●Azure Stack TP1仮想マシンのセットアップなど

仮想マシンを再起動すると、マウントしたVHDでブートするので、、セットアップ。プロダクトキーは次のサイトに記載あり。


System Requirements and Installation
https://technet.microsoft.com/library/mt126134.aspx


いちおう、タイムゾーンを変更。シャットダウン。


Netstedを有効化する。
ホストのWS2016TP5で次のPowerShellコマンドレットを実行して、Nested用スクリプトの入手、そして実行。


Invoke-WebRequest https://raw.githubusercontent.com/Microsoft/Virtualization-Documentation/master/hyperv-tools/Nested/Enable-NestedVm.ps1 -OutFile ~/Enable-NestedVm.ps1

~/Enable-NestedVm.ps1 -VmName <仮想マシン名>


うるしませんせーのブログを見ながら、デプロイ開始時に実行されるプリチェックスクリプトや、自動作成される仮想マシンのスペックを書き換え。(これ重要)


ご家庭のサーバーでAzure Stack を動かしたい!
http://www.projectsr.net/wp/?p=4464


概要としては、「MicrosoftAzureStackPOC.vhdx」をマウントして、次のファイルを編集。

AzureStackInstallerPoCDeploymentInvoke-AzureStackDeploymentPrecheck.ps1

AzureStackInstallerPoCFabricInstallerPoCFabricSettings.xml

そして、「DeployAzureStack.ps1」実行することにより、Azure Stack TP1のデプロイ開始。
最初のあたりで、管理者パスワードの指定と、Azure ADに作成したアカウント情報の入力など実行。
あとは、「デプロイ始めていいん?」確認に対する「Y」押下、など。

数回の再起動、デプロイ自動継続が行われて、数時間でAzure Stack TP1環境が完成。



●仕上げ

「Client VM」に仮想マシン接続でアクセスしてから、そこからAzure Stack TP1のポータルを開いてログイン。ログイン時のアカウントはAzure ADに登録したもの。
あとは「プラン」や「オファー」の作成などの下準備を行ってから、実際にAzure Stack TP1を利用することが可能に。




スクリプト群だけで大掛かりなシステムをほぼ全自動でデプロイしてしまう点とか、Hyper-Vホストが自分の上で動いている仮想マシンのドメインコントローラーでActive Directoryに参加しているとか(参加はできるけど、ホスト再起動時はまだ仮想マシンが起動していないから、ドメインコントローラーと通信できないで起動してしまう)、ホストサーバーは1台なのにWSFCやSOFSが構成されている、とか、興味深い点がいろいろとあります。

また、マイクロソフト謹製の、ある意味推奨的なActive Directory環境、Hyper-V環境、フェールオーバークラスター環境、スケールアウトファイルサーバー環境などを見ることができるのが、Azure Stack TP1の魅力なのかな、と思ったり。
あと、デプロイ用のPowerShellスクリプト群も、ざっと見ただけでもかなり参考になるようなものだったり。


さて、GA後は我々一般人も触る、評価することはできるのだろうか。もしかして今回のもらったサーバーはWS2016 Hyper-Vサーバーになるのだろうか。とりあえず、触れるうちに触っておいたほうがいいのかな、と。



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2016年05月27日

Hyper-V仮想マシンをAzureへV2C

そのうちどこかの勉強会のLTで使えるかなぁ、と、Hyper-V仮想マシンをAzureにV2C(Virtual to Cloud)する手順をまとめてました。
実環境を意識して、Dドライブをデータディスクに、一時ディスクをEドライブにしてましたが、一時ディスクのドライブレターをD以外にするのはよろしくないんじゃないか、ホストが移るタイミングなんかにドライブレターが変わってしまって壊れるんじゃないか、なんて気になってました。
(ちなみに、Active DirectoryドメインコントローラーとExchange Server 2013 / 2016環境のV2Cを想定)

マイクロソフトの有償技術イベントde:code 2016のセッションでこの件についての説明あり。また、次の技術情報のように一時ディスクは「最初に利用可能なドライブが再割り当て」される、とのこと。

Windows 仮想マシンをのデータ ドライブとしての D ドライブの使用

これで安心(?)したんで、スライドにちょっとだけ追記して、SlideShareの資料をアップデートしました。


スライドの手順ではOSディスクだけ先にアタッチして仮想マシンを作成、一時ディスクのドライブレターを変えてからデータディスクをアタッチ、なんてやってますが、上記の技術情報の手順は少しばっかり違うんで要注意、です。

さて、LTはいつやるんだろう。。。


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