CD-34の電源電圧
電源はなんと言っても基礎の部分ですからしっかり安定して働いて
もらいたいものです.
CD-34は電源電圧が変化した場合どうなるのでしょうか?
気になるところですので意図的に電源電圧を上下させて測定してみました.
(スライダックトランス使用)
CD-34は電源回路に定電圧素子を使って常に一定の2次電圧を作り出し
動作回路に供給しています.その種類は
1) -24V
2) -18V
3) -12V
4) -6V
5)+12V
6)+ 5V
の6回路です.これらの電圧がそれぞれ分担してCD-34を動作させています.
今回テストした電源電圧は下記の5種類.スライダックトランスで
通常使われる100Vを基準として上下20Vを上下させ2次電圧の
変化を見ます.
80V 90V 100V 110V 120V
測定結果は下記の通りです
これらの電源電圧の範囲内では2次電圧に変化が全く見られませんでした.
実に安定した動作をしています.
電源電圧 80V 90V 100V 110V 120V
-24Vライン -23.6 -23.6 -23.6 -23.6 -23.6
-18Vライン -17.9 -17.9 -17.9 -17.9 -17.9
-12Vライン -12.1 -12.1 -12.1 -12.1 -12.1
-6Vライン - 5.9 -5.9 -5.9 -5.9 -5.9
+12Vライン +12.1 +12.1 +12.1 +12.1 +12.1
+5V ライン +5.1 +5.1 +5.1 +5.1 +5.1
80Vや120Vは通常考えられない電源電圧ですがそれでも全く安定しています.
このように少しくらい電源電圧が変化しても実際に使われる回路での電圧は
常に一定に保たれている状態です.
したがって電源電圧にあまり気を使わなくても良いと思われます.
かといって無理に電圧を上げたりすると定電圧素子の負担が増えますので
おすすめは出来ません.
243-0031
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