iPhoneアプリ「SM診断」「Pot-Man(ポットマン)」の制作者、臼井れんとと申します。みんなからは「れんと」と呼ばれています。

素人の僕がApp Storeランキングの1位(2011/2/13日現在の順位)を取るまでのストーリーを少しお話したいと思います。

■25歳で出会ったiPhoneでアプリを作り始める
まず経歴を初めにかかせて頂きます。といっても経歴なんてものはまったくありません。
高校の時にスノーボードに出会って、社会性の無い自分はすぐ山の世界にハマってしまいました。北海道へ行きその後すぐにカナダに行きました。
冬はウィスラーという山で滑り尽くし、夏はヒッチハイクでカナダを縦断しました。その途中で文無しになりアルバータ州というところのホームレス村でしばらく過ごします。また冬になりウィスラーという山に戻り、日本に帰りました。

その後もしばらくスノーボードして25歳の時にiPhoneと出会ったのです。
社会性の無い私は、派遣バイトのストレスで体を壊しました。その時、私の彼女から「れんちゃんiPhone好きだしアプリ作ってみれば?」と言われました。
興味はすごくあったものの、お金もなくMacも買えない。と思っていたところ、彼女が白いMacBookを手にして「これ私が買ったんだけど使っていいよ!」と言ってくれました。今でも右クリックも出来ないのにMacBookを買ってくれた彼女に感謝しています。

■レインボーアップスで猛勉強
しかし勉強しようと思ってみたものの、どうやって勉強していいかわかりません。本をみてもさっぱりでした。
そんな時にまた彼女が「レインボーアップスっていう学校みつけたよ」と言ってネットでみせてくれました。しかし2人で通うために必要な20万円は作れませんでした。ということで、僕が通って帰ってから彼女に教えるというスタンスをとりました。
(いきべんさん内緒でテキスト使ってご免なさいw)

しかし一回目、学校にいった時に驚愕しました。この簡単そうなアプリでこのむずかしさ!?と思いました。家に帰ってから2人で受験勉強のごとく勉強です。
かっこ(こういうのとか→{ })の名前もわからないので、「ifまるかっこまるかっことじ!へにょかっこ」と呪文のように詠唱していました。その甲斐あってか、少し解ってき始めて5回目の授業後「SM診断」を完成させました。

発売は2011年5月27日ですから、1位をとるまで約9ヶ月が経ったことになります。

■ついに発売したけれど…
その日はiPadの発売日前日でした。
マーケティングというもの等経験があるはずもなく、知り合いにメディアっぽい人もいません。iPadの発売は最大の人に触れるチャンスだと思い、前から3人目、当時のレインボーアップスの生徒である同期のアレイキャットさんと彼女と3人で並びました。
結果、雨がふったり大変でしたがUSTREAMなんて物もあったりして、メディアに触れるチャンスが一杯あったから成功したと思っています。
なによりTwitterのフレンドもフォロワーも増えました(笑)

ここから、じわじわがんばってセールも手伝って総合7位にはいりました。しかし、当時の総合7位での売り上げは5万円強。社会を知らない僕は「ランキング入っている人は全員億万長者だ!」と思っていたので衝撃でした。

今考えればiPhoneの母数が圧倒的に少なかったのがわかります。そこから恐ろしいレベルでレビューが荒れ、ランキングが怒濤のように下がり鳴かず飛ばずになりました。

■アップデートがキモなのか?
ランキングは最悪でしたが1日3000円位平均で売れていてくれたので、「月10万円、時々セールをすれば+10万円。こういうのを10本位つくればいい」と思ったのと同時に、「アップデートっていう仕組みが多分スマートフォンのキモなのかな?」とも思いました。

当時、iPhoneの説明を人にする時や強く勧めたい時に、「バージョンアップするからいつでも最新機種なんだよ!」と大ボラを吹いていたのですが、そう感じる人は多分僕以外にもいるだろうと思ったのです。そこからコツコツアップデート人生をスタートしました。

さて、アプリのUIを決める時の基準について、多くのデザイナーさんやプログラマーさん達が、おそらく自分なりに定義していると思います。
「使いやすい」「簡単」「きれい」などなど。もちろん僕も押しにくいボタンなどはあまりよくないと思うのですが、ケースバイケースだと思っています。

例えば、押しにくいボタンを押す事で、先にある物が見られるようになる。
というのを主体にすれば、それはもう立派なゲームになり、エンターテイメント要素になりえると思います。ただ、押しにくいボタンがそこにある。だけだとびっくりしますが(笑)

そういう感じで、ユーザーがいいドキドキを抱いてくれるなら、私は画面がゆっくりと動く効果を入れたりしても(サクサク動くの逆)問題無いと思っています。大事なのは、そのアプリのウリをうまく見せられる設計っていうのが、iPhoneらしいUIなのかなと思っています。
そういった形でバージョンアップをしていくと徐々にレビューもよくなり始めました。

■テレビ出演がきっかけで…
しかし売り上げは比例していきません。そんなある日、某テレビ局からアプリの出演依頼がきました。いままでに何度かテレビは出たのですが、それほど売り上げがのびた事はありませんでした。
なので、この時もたいして期待せずお話を受けました。

出演者がアプリブログ業界のパイオニア的な人だったし、iPhone人口も相当増えていたのが功を奏したのだと思います。放送から10分で、またたくまに総合ランキング25位以内にはいりました。2~3日は、25位あたりでぶらぶらしていたので興奮してしまいましたが、「サクラばっかりのレビューだ」というレビューがついた瞬間にランキングからたたき落とされました(笑)

サクラはいっさい使った覚えがないですが、どうやら占いや診断において当たった人には「あたるアプリ!神!」となり、当たらない人には「くそアプリ」となるようです。

■1位をとってみたい
そこでしばらくして、またテレビでアプリが紹介され順位があがりました。実はこのころ、いつかランキングがあがった時に1位をとってみたい。という夢があったのです。このころ3カ月くらいセールをしていませんでした。正月セールもクリスマスも。
レビューが最大まで良くなった時でなおかつ順位が高いピークだろう時にセールを打とうと思っていました。

そしてバレンタインデーまでセールを始めたのです。今記事を書いている最中なのですが、「2位までとれました!」って書こうと思ったら1位になったのです。
すでに発売から9カ月たっています。正直、最後2位から1位は友達達や仲間や知り合いのおかげだと思っています。この場をかりて感謝の言葉を言わせてください。本当にありがとうございます。

何度か総合ランキングにはお邪魔していますが1位は初めてです。
iPhone業界においてロングテールが商売として一つの道になるというのは、僕なんかの素人でも実践出来ただけで証明できたと思っています。

また今後はポットマンもUSランキングに載るよう努力していきたいと思っています。

RU(臼井廉人)のホームページ
Twitter
SM診断

[Image] QRコードアプリ名:SM診断
価格:230円
カテゴリ:ライフスタイル
開発者:Rento Usui
(C) 2010 RU
バージョン:2.1.0
条件:iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 3.1.3 以降が必要
iTunes Store:http://itunes.apple.com/jp/app/id372927013?mt=8

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Pot-Man

[Image] QRコードアプリ名:ポットマン -ポットマンの不思議な世界-
価格:115円
カテゴリ:ゲーム
開発者:Rento Usui
(C)RU
バージョン:1.0.0
条件:iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 4.1 以降が必要
iTunes Store:http://itunes.apple.com/jp/app/id408376066?mt=8

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