2011年9月4日、学生たちによる「アプリム+」というアプリ企画コンテストイベントが行われた。

このイベントは、特別協賛企業であるコカコーラの「エメラルドマウンテン」と、資生堂の「マジョリカマジョルカ」の商品訴求課題を解決するためのキャンペーン企画を学生チームから募り、勝ち残った企画は、実際に具現化への道を提供するというものだ。

本イベントの企画内容は、率直に言って、今までのプロたちによってできあがる企画となんら遜色のないものだった。

毎週プレゼンに追われるプロに対して、時間的コミットが膨大にある点と、経験不足による詰めの甘さがちょうどバーターになっていたとしても、十分に見応えがあり、ユーザとして早く使ってみたいアプリだった。

本イベントでは、企画の実装を目的としているため、アプリ企画の内容は公開できないので、その紹介は省くが、応募総数が120点もあったというところに、企業キャンペーンのアプリ企画が公募でも十分に成立する可能性をにおわせた。

拝見したアイデア6点は、さすがにファイナリストとして、予選を勝ち抜いた企画なので、多くの方を魅了するアプリであるがために、「ブランドとの必然性」は弱められ、企業のエゴやマーケティング的な保身によるマイナス要素も予見された。

一般消費者に近い感性で、切れ味するどいアイデアが、先に具現化され、それに企業が乗ってくるという形であれば、キャンペーンアプリ制作そのものがマーケティング活動になりえるだろうというヒントを学生および学生団体からいただいた。

■個人ディベロッパーのメリットは?
個人ディベロッパーが企業協賛アプリを作ることの意義やメリットは、おおよそ以下の通りである。

1.課金という出口にとらわれなくていい
2.協賛金をもとに、サーバ連携アプリなど投資型の開発ができる
3.商品のブランドや版権を借りて自分のアイデアを具現化できる

今まで企業キャンペーンというと代理店がオリエンを受け、何回も企画提案を出すというもので、それ自体には対価が発生しないものがほとんどだ。

また発注方針が決まっても、実装に向けて仕様定義などの作業が、制作会社にふりかかり、それもまた見積もり時には対価が発生しないものである。

このように、アイデアベースで進む制作には、ウォーターフォール型で簡単に進まないところで、多くのロスが発生していた。

これがアプリの世界となると、さらに一本あたりの規模は小さくなり、想定利用シーンが拡散し、アプリに託す機能も幅広くなってきたので、クライアントも代理店も制作会社も、時間がまわらなくなってくる。

こういう時に、この隙間を埋めるのが個人ディベロッパーというわけだ。彼らは日頃からアプリ企画をしては実装している。アプリ利用者にも一番近い。企業にとって、これを活用しない手はない。

今回のイベントはまさにそういうところだった。

■面白いアプリは企業へ
「あれは、学生イベントだから成立する。学生にとっては思い出作りや就職活動のタシになり、採用活動や、商品そのものの訴求などでも企業にとってペイできる」という者もいるかもしれない。

しかし、私はそうとも思わない。個人ディベロッパーは限りなく普通の市民だ。彼らが仮にオリエンの理解ができないとしても、マーケティングについて論ばくできないとしても、偶然にでも面白いアプリを作ることはできる。

面白いアプリを作ってしまったら、企業に行けばいい。

そもそも既存のテレビコマーシャルであっても、箱根駅伝やワールドカップが、ビール銘柄との必然性はないのに、ブランド訴求という文脈が成立している。

どれだけ楽しんでいるユーザがいるか。それがポイントだ。
あとは、ちょっとだけでもアプリのメッセージとして社内を説得する大義名分が立てばいい。


以前、個人ディベロッパーが戦えなくなってきたことを述べた。もしかしたら、ナショナルクライアントこそ、我々を救ってくれるヌシかも知れない。
今から自分が好きな商品をアプリにしてみてはいかがだろうか?
好きな商品の会社が駄目なら、そのライバル企業が買ってくれるかも知れないのだ。個人にもチャンスはある。

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