大画面テレビがリビングにある人の中には、大きな画面でPC内のコンテンツが楽しめるリビングPCが欲しいと思っている人はいないだろうか。その中には、場所をとらない小型のPCを組み立てたい人、年末年始の長い休みを利用してパソコンの組み立てに初挑戦したい人などがいることだろう。リビングPCのようにあらかじめ用途が決まっているPCであれば、必要なスペックのパーツを集めて、パソコンを組み立ててみるのもいいかもしれない。

「パソコンの組み立て」と聞くと難しいと思われがちだ。しかし最近では、PCパーツやケーブルを挿し込むだけで、パソコンを組み立てられる。極端な話、細かいパーツがあるプラモデルよりも簡単にパソコンを組み立てられる時代になってきているのだ。

パソコンの組み立てで、一番重要になるのはマザーボード選びだ。マザーボードは、CPUやメモリー、ハードドライブなどを接続する、パソコンのコアとなる部分だ。
今回は、簡単にパソコンを組み立てたい人にお勧めのマザーボードを紹介しよう。「ギガバイトPC道場」でお馴染みのギガバイト(GIGABYTE)製「A75N-USB3」だ。「A75N-USB3」は、AMD Aシリーズ APUに対応したAMD A75チップセット搭載のmini-ITXマザーボードだ。

本製品は実売価格が9,000円台と低価格であるにも関わらず、USB3.0が4ポート、eSATA、DVI-D、HDMIなど、豊富なインターフェースを備えている。しかも、グラフィックスカードを必要としないので、パソコンを初めて組み立てる人にも最適なマザーボードといえる。

早速、「A75N-USB3」を使ってパソコンを組み立ててみよう。

■PCパーツを準備しよう - 下準備
パソコンを組み立てるためには、PCパーツを準備する必要がある。
その前に、今回使用したマザーボード「A75N-USB3」やAPUについて簡単に説明しておこう。

「A75N-USB3」は、AMD A75チップセットを搭載し、DirectX11グラフィックスに対応した、次世代デスクトップ用マザーボードだ。
CPUは、32nmのAMD A-シリーズ/E-シリーズに対応するソケットFM1をサポートしている。
低価格でも豊富なインターフェースに高性能グラフィックスをあわせ持つ、コストパフォーマンスの高い製品だ。
GIGABYTEのA75マザーボード「A75N-USB3」

今回は、CPUとして、AMD A8-3850を使用した。通常、グラフィックスカードは必須だが、AMD A8-3850はRadeon HD 5600相当のGPUコアを内蔵している。グラフィックスカードが必要ないため、コストを安く抑えることができる。

静粛性を重視して、今回はHDDの代わりにSSDを使用した。

今回のパソコンの組み立てに使用したPCパーツは、下記のとおり。

(マシン構成)
マザーボード:GIGABYTE A75N-USB3
APU:AMD A8-3850
APUファン:CPU付属のリテールファン
メモリー:Kingston KVR1333D3N9/8G
ハードディスク:CFD CSSD-S6M64NMQ(SSD)
光学ディスク:USB対応DVD-RW
グラフィクスカード:なし
電源:ケース付属 300W
PCケース:Silverstone SST-SG05B-B
今回のパソコンの組み立てに使用したPCパーツ

■リビングPCを作ろう - 組み立て編
マザーボードにCPUとCPUクーラーを取り付ける。CPUを取り付けるときには、CPUとCPUソケットの三角の部分を一致させよう。

CPUの中央にシリコングリスを付けよう。グリスは、節分の豆程度の大きさでよい。山盛りしすぎないように注意しよう。

シリコングリスを出したら、APU全体にまんべんなく広げよう。

シリコングリスを塗ったAPUに、APUクーラーを取り付ける。向きに注意しよう。

APUファンの電源ケーブルをマザーボードに取り付けよう。

メモリモジュールをマザーボードに取り付けよう。メモリーは、左右カチっという手応えがあるまで、ソケットの奥までしっかりと挿そう。

今回使用するPCケース「Silverstone SST-SG05B-B」は、コンパクトなうえに、電源ユニットを内蔵している。別途、電源ユニットを用意する必要がない。

マザーボードをPCケースに取り付ける前に、バックパネルを取り付けておこう。

マザーボードをPCケースに取り付けて、ネジで固定する。ネジ留めするときには、軽く仮留めして位置を確認したのち、ネジをしっかり留めよう。

SSDをPCケースの金属プレートに固定しよう。

SSDが搭載されたプレートをPCケースに固定したら、SSDにSATAケーブルを取り付ける。

次に、SSDに取り付けたSATAケーブルをマザーボードに接続する。

電源ユニットから伸びている電源ケーブルをマザーボードに取り付ける。

電源ユニットの補助電源ケーブルをマザーボードに取り付ける。

PCケースのUSBポートに繋がっているケーブルを、マザーボード上のUSBコネクタに接続する。

PCケースの電源、リセットなどのケーブルをマザーボードに取り付ける。

GIGABYTEのマザーボードは、接続すべきコネクターが色分けされている。電源やリセットのケーブルを挿し間違える心配はいらないだろう。

PCケースのカバーを取り付ければ、パソコンは完成だ。

完成したパソコンの勇姿。自分で組み立てると、愛着が湧くものだ。

■OSをインストールしよう - 使用編
PCケースを組み立てたら、あとは好きなOSをインストールするだけだ。
OSのインストールには、通常、光学ドライブを使用する。

USB接続の外付け光学ドライブであっても、OSをインストールすることができる。
持ち歩く小型ノートと共用する場合に便利なので、今回は外付けをセレクトした。

マイクロソフトの最新OS「Windows 7」でも、問題なくインストールすることができた。



かなり駆け足だったが、パソコンの組み立て方を紹介した。個人差はあるが、初めてパソコンを組み立てる人でも、30分も時間あれば、組み立てることができるだろう。

「A75N-USB3」は、グラフィックスカードを必要としないCPU「AMD A8-3850」に対応し、形状もmini-ITXと小型で扱いやすいので、パソコン組み立てが初めての人にはお勧めのマザーボードだ。リビング用PCとして使用するなら、好みによって大容量HDD、スリム型のBlue-rayやDVDドライブを追加するのも良い。

日頃からパソコンを組み立てたいと思っている人は、年末年始の長い休みを利用して、「A75N-USB3」でパソコンの組み立てに挑戦してみては如何だろうか。

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【GIGABYTEのPC道場】