東芝、業界最大320GBの1.8型ハードディスク


東芝は2009年11月05日、小型・軽量・低消費電力で、耐衝撃性と耐振動性にすぐれた1.8型ハードディスク(HDD)の新商品として、シリアルATAインターフェース採用で、業界最大の記憶容量※320ギガバイト(GB)を実現した「MK3233GSG」をはじめ、250GB、160GBの合計3機種を商品化し、12月から量産を開始すると発表した。
※1.8型のHDD商品として、2009年11月5日現在。東芝調べ。

新商品は、垂直磁気記録方式の磁気ヘッドやディスクの磁性層を改良することにより、「MK3233GSG」では記録密度を1.8型HDDとして業界最高の801Mbit/mm2(516Gbpsi)に向上させ、業界最大の記憶容量320GBを実現した。このほか、250GB、160GBの機種をそろえることで、幅広いニーズに対応する。

シリアルATAインターフェースや、5,400回転/分のスピンドルモータに加え、16MBの大容量バッファメモリを採用することで、高速なデータ処理を実現。線記録密度の向上により、「MK3233GSG」では従来機種「MK2529GSG」(1.8型250GB)と比べて内部転送レートを15%向上させ、大容量化や高速化が進むノートブックPC搭載用HDDとしてのニーズにもこたえることができる。

さらに、新商品全機種は、当社独自の静音シーク技術によりシーク時の騒音が従来機種に比べて低減した。「MK3233GSG」、「MK2533GSG」では「MK2529GSG」と比べて4dB低減し、動画や音楽の再生中でもシーク時の音を気にせずに楽しむことができる。

なお、「MK3233GSG」は「MK2529GSG」と比較して、約19%のエネルギー消費効率の改善を実現している。また、本商品全機種はEU(欧州連合)RoHS指令に適合しており、さらに本体全体のハロゲンフリーとアンチモンフリーを実現するなど、人と環境に配慮した設計を行っている。

東芝

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