株式投資には、投資先として選ぶ企業に対する研究が欠かせない。証券アナリストの見解を参考にしてもよいが他人任せではなく、自分で学べば実力もつく。iPadを使って企業の業績や戦略を研究するには、「IR資料・会社資料ダウンロードサービス」が最適だ。


■企業サイトを巡回するのは面倒
上場企業は、業績や経営戦略を公開している。俗に言う「IR(Investor Relations)情報」がそれだ。株式投資を行うなら、最低でも、四半期(3カ月)ごとの決算情報と補足資料、年間の有価証券報告書には目を通し、その企業の財務状況や予測、向こう数カ年の経営戦略について理解しておく必要がある。

これらの情報は、各企業のWebサイトでPDFファイルなどで公開されている。だが、情報のありかは各社まちまちで、探すのに時間がかかる場合もある。いちいち探していたのでは非効率だ。各社のIR情報をまとめたサイトもあるが、iPadでは会社ごとにWebブラウザで閲覧し、その都度[iBooksで開く]または[次の方法で開く…]で、ファイルとして保存できる別アプリに転送する必要がある。これもまた、作業的に面倒だ。

■「青空文庫」感覚で閲覧
そこで、iPadユーザーには「IR資料・会社資料ダウンロードサービス」をおすすめしたい。App Storeから無料でダウンロードできるアプリで、ダウンロード後の名称は「IR-BOOKS」である。

本アプリは企業が任意に開示している資料と、四半期ごとの報告書の双方があらかじめ登録されており、タップで報告書本体をダウンロードできる。証券コード(上場企業に割り当てられている4ケタの番号)や企業名、業種、フリーワードによる検索もできるので、目当ての企業を探し出すのはいとも簡単にできる。

ダウンロードしたIR資料は「My shelf」に保存される。このあたりの感覚は、「青空文庫」に近いと言えよう。ダウンロードしておけば、WiFiなどに接続していない状態でも閲覧できるので、出先でちょっと企業情報をチェックしたいと思った際に便利だ。

IR情報は、企業を理解する上で欠かせない資料だ。地道な企業分析を行わないままでの投資行動は、短期的にうまくいくことはあっても、長期的には問題だ。IR情報を地道に読みこなしてこそ、投資家としての実力がつくことを肝に銘じよう。


大島克彦@katsuosh[digi2(デジ通)]

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
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