いまやWi-Fi(無線LAN)は、身近な機器にはほとんど搭載されている。携帯やスマホ、タブレット、ノートPC、はたまた携帯ゲーム機までと幅広い。そして無線LANのセキュリティ設定は、高いセキュリティが期待できるWPA2などが推奨される。しかし、世界的にかなり普及しながらWi-Fi関連製品でWPA2などに対応していない機器がある。それが、携帯型ゲーム機のニンテンドーDSだ。

ニンテンドーDSで無線LANを使いたいからと無線LANルーターの設定を仕方なくWEPにしている人も多いと思うが、最新のDS用ゲームの中にはDSiや3DSで使用できるWPA2などに対応できる物もある。

Wi-Fiは無線でデータをやりとりするため電波の傍受が簡単だ。このためセキュリティ設定は必須である。しかし、その中でも初期に使われていたWEPは脆弱性が問題となっており、無線の電波さえ傍受できれば比較的簡単にやりとりしている情報の内容を盗み見ることができてしまう。

ニンテンドーDSのハードウェア自体は2004年に発売され、古いWEPにしか対応できない。これはハードウェア的に仕方がないのだが、DSのソフトでWi-Fiを使いインターネットに接続して遊ぶために、今でも無線ルーターなどをWEPに設定し運用している人も多いだろう。

無線ルーターの中には複数の設定ができる場合もあるが、1つしかできない場合、DSソフトで遊ぶために仕方なしにWEPにする場合もあるだろう。

2008年に発売されたDSiや、2011年に発売された3DSは、WPA2などのWi-Fiの新しいセキュリティ設定にハードウェア的に対応できるようにはなっている。しかし、DSソフト自体がWPA2などに対応していないため、いままで通りWEPを使う必要があった。

■2009年から一部のDSゲームでもWPA2などに対応
このニンテンドーDSのWi-Fi事情はこの分野に詳しい人には有名な話だったが、最近のDS用ソフトでは状況が変わってきた。主に2009年以降に発売されたDS用ゲームの一部では、DSiや3DSでサポートされたWPA2などに対応できるものがある。

見分け方はソフトパッケージの裏に「高速/高セキュリティ無線通信対応」と書かれているソフトで「ポケットモンスターブラック・ホワイト」やその続編などがこれに対応している。

古いソフトや非対応ソフトは当然ながら対応できないが、DS用ソフトでも対応ソフトならWPA2に対応しているし、無線ルーターのWEP設定をやめることもできる。現在使っているDSソフトがWPA2対応であれば、無線LANの設定を見直しておくことをオススメしたい。

上倉賢 @kamikura [digi2(デジ通)]

digi2は「デジタル通」の略です。現在のデジタル機器は使いこなしが難しくなっています。
皆さんがデジタル機器の「通」に近づくための情報を、皆さんよりすこし通な執筆陣が提供します。

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