2012年06月
2012年06月30日
お召しの紬の加工は、、
お客様から、質問を受けました。
『お召しは地入れをしたら、良いのでしょうか？湯のしをしたら、良いので
しょうか？』と
私は
『そのお召しの生地をお客様がどうしたいのか、で加工の作業が決まりま
す』とお答えしました。
お客様は、目が点になられてました。＾＾
先染めの生地全般に言えることですが、
『私はこの生地が固く思うので柔らかくしてほしい』と、
この場合は柔軟加工、地入れ、糊落としなどの加工をします。
『私はよく汚すので生地が汚れにくい加工をしてほしい』と
この場合はガード加工、防水加工、などの加工をします。
『私は今の生地の固さ、風合いで良い』
『私はよく分からないからお任せします。』と、
この場合は、湯のしの加工をします。
では、私のお薦めは、今、書いた加工を全てするのが
一番良いと思います。
（着物をよくお召しになる方は、自分のやり方で良いと思います。）
生地は柔らかくすれば、
体に生地が馴染み、着易く、動きやすくなります。
仕立ても生地に針が通りやすく、
より一層、綺麗に着易い着物に仕立て上がります。
次にガード加工をしていれば、
突然の雨とか、泥はねとか、
食事の時の食べ物、飲み物の着物にシミ、汚れが付いても、
すぐに染み抜きすれば、綺麗に、そして、何より染み抜き、汚れ落としの
料金が手ごろな値段でできます。
着物をあまり着ない方は、虫干しもしないでしょう。
だったら、ガード加工をしておいて下さい。
カビが生えてもカビ取り処理がしやすく、
こちらも、料金が手ごろな値段でできます。
湯のしは、仕立てる前には絶対する加工ですね。
これらの理由で
私は生地を柔らかくし、汚れにくくし、湯のしをすることをお勧めします。
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2012年06月29日
絣の着物をクリーニング中です。
着物クリーニング中です。
よく着込んでいる絣の着物です。
このお客様のお気に入りの着物ではないでしょうか。
どのお着物もクリーニングの下洗いは同じですが
また、綺麗になってお客様の役に立ってほしいですね。
自然にブラシが走ります。
袖口の汚れを落としています。
生地の状態を見て、ブラシの使う種類を替えています。
今回は柔らかいブラシを使用しています。
この着物の生地に合わせた選択です。
洗剤はシミを取る為に惜しみなく使っています。
次に衿の汚れを落としています。
衿はファンデーションの汚れ落としがメインです。
白色系なので、汚れは見つけやすいですね。
下洗いが終わるとクリーニング機で全体を洗います。
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