2016年02月
2016年02月29日
あなたの家紋と名前の意味について。【柊】NO33 #followmeJP #着物 #家紋
どこの家にも、家紋はあります。ありますがその意味は知りません。
名称や呼び方もわかりません。
でも、墓石、着物、提灯、お祭り、歌舞伎、文楽、見かけるときは見かけますね。
深い意味や今に至る歴史があるのだと想像できます。
それを知ってくれればと思います。
家紋について、
苗字は20万ぐらいあり、家紋も2万ほど、有ると言われています。
全部の紋を入れた事はないですが、これから代表的な紋について、
すこしづつ、話したいです。
あなたの家紋の名前と意味が分かるかもしれません。
NO33、【柊】(ヒイラギ)と言います。
【柊】は【降魔の剣】を表します。
古事記にも、『ひいらぎの八尋の矛』と書かれています。
この葉が昔から、やはり、敵を打ち破る武器(剣や矛)に例えられていた事も分かると思います。
【柊】は大昔、矛を作ったということが日本書紀、続日本書紀に書かれています。
(延喜式)には、【柊】の杖を献上したことが載っています。
『土佐日記』には、節分の豆まきに戸ごとにこれを刺したとあります。すなわち、追儺(節分の鬼払い)を意味します。
【柊】は、昔から悪魔除けに使っていました。
【柊】紋もこれらの意を宿しています。紋章の形も【柊の葉】の切り込みの深い点をよく表わしていますので、
ほかの紋と間違うことはないと思います。
数は【一つ柊】から【四つ柊】まであり、抱き、巴、追い、違い、割りなどの形があります。
『丸に一に【柊】』紋はやはり、敵に勝つ意があります。
【柊】紋で、最も著名な紋は『【柊】に打ち豆』または『市の橋【柊】』と言う紋です。
これは【柊】の葉の上部で、三個の打ち豆が躍っています。この豆が初めは何であるか?分からず、紋章研究家は謎の印と言っていました。
しかし、追儺(節分の鬼払い)に用いる豆で【柊】とともに悪鬼退散の印と分かりました。
市橋氏は美濃国(岐阜県)池田群市橋庄より興った大族で『承久の乱』に功があって市橋庄の地頭になりました。
そのご子孫は現在まで続いております。そのほか、【柊】紋を用いる家はかなりあります。
戦国時代は安威(アタケ)、上原の二氏が家紋としこれを用いていました。
清和源氏では、義光流の山本氏、藤原氏では和仁流の林氏、藤原氏流で小出、早川両氏、丹治氏流では大関氏、
日下部氏流では、日下部氏。そのほか、六十家以上の家で用いられています。
やはり、悪鬼退散、幸福招来の目出度い印と武器としての威力に、魅力を感じで用いたのでしょう。
最後に余談をひとつ、【柊】の原野を開拓したアメリカ人は、偶然の機会から映画の撮影所を建てたのが、
それこそ、【柊森】(聖森)英語名『ハリウッド』です。
家紋でここまでわかるあなたの運勢 丹羽基二著より
家紋 樋口清之監修
丹羽基二著より
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