原発に最も近い病院 高野病院院長を忍んで
平成29年1月28日(土)NHKテレビドキュメンタリー ETV特集「原発に一番近い病院 ある老医師の2000日」という番組を見ました。81才の現役院長・高野英男医師に長期日々密着。昨年12月30日の病院敷地内の自宅での火災で亡くなられましたが、今は亡き、師のご冥福をお祈り申し上げますと共に、先生の奮闘ぶりを広く世に知らせ、顕彰したいと思い、筆を執りました。
先生の功労に想いを馳せて
高野病院は昭和55年に開設以来、長きにわたり福島県双葉郡広野町に有り、地域医療に貢献してきました。平成23年3月11日の東日本大震災とそれに続く東京電力福島第一原子力発電所の事故の混乱に際しては、双葉郡内の他の全ての病院が機能を失い、避難をした中で唯一避難をせずにそこに残り、100人余りの入院患者を一人も失うことなく守り通しました。原発よりわずか22kmの距離ですが、混乱の中で移動させればむしろ患者の健康を守れない、という院長の判断が有りました。その後も双葉郡内で唯一の病院として、救急患者を受け入れ、ただ一人の常勤医師として毎日24時間頑張り続けられました。81才の高齢に有り、入院患者よりもむしろ弱いような様子で、時には院内でよろめいて転倒して、他の人に助けて起こしてもらう様な有様でした。
急逝に当たり、細かい事情は分かりませんが、とりあえず長い間御苦労様、安らかにおやすみ下さい。と申し上げたいと思います。先の近藤亨師といい、この高野英男医師共々、高齢にもかかわらず、ひたすら社会に尽くすその姿に感銘を覚え、わが身に置き換えて勇気と力をいただきました。有難うございます。
病院の写真をお借りいたしました。ここにお礼を申し上げます。
平成29年1月28日(土)NHKテレビドキュメンタリー ETV特集「原発に一番近い病院 ある老医師の2000日」という番組を見ました。81才の現役院長・高野英男医師に長期日々密着。昨年12月30日の病院敷地内の自宅での火災で亡くなられましたが、今は亡き、師のご冥福をお祈り申し上げますと共に、先生の奮闘ぶりを広く世に知らせ、顕彰したいと思い、筆を執りました。
先生の功労に想いを馳せて
高野病院は昭和55年に開設以来、長きにわたり福島県双葉郡広野町に有り、地域医療に貢献してきました。平成23年3月11日の東日本大震災とそれに続く東京電力福島第一原子力発電所の事故の混乱に際しては、双葉郡内の他の全ての病院が機能を失い、避難をした中で唯一避難をせずにそこに残り、100人余りの入院患者を一人も失うことなく守り通しました。原発よりわずか22kmの距離ですが、混乱の中で移動させればむしろ患者の健康を守れない、という院長の判断が有りました。その後も双葉郡内で唯一の病院として、救急患者を受け入れ、ただ一人の常勤医師として毎日24時間頑張り続けられました。81才の高齢に有り、入院患者よりもむしろ弱いような様子で、時には院内でよろめいて転倒して、他の人に助けて起こしてもらう様な有様でした。
急逝に当たり、細かい事情は分かりませんが、とりあえず長い間御苦労様、安らかにおやすみ下さい。と申し上げたいと思います。先の近藤亨師といい、この高野英男医師共々、高齢にもかかわらず、ひたすら社会に尽くすその姿に感銘を覚え、わが身に置き換えて勇気と力をいただきました。有難うございます。
病院の写真をお借りいたしました。ここにお礼を申し上げます。