2009年04月24日

ヤンデレ起源

 たまには余所様のブログから題材を。

一人のヒロインを選ぶ尊さからの逃避  (シロクマの屑籠)


 なるほど、そうかもしれません。
 エロゲーから「誰か1人、好きなキャラを『攻略』する喜び」というのが薄れつつあるのかもしれません。
(伊藤がシナリオを書くゲームも『全キャラのルートをクリアして、初めて全体のストーリーが見えてくる』というスタイルのものがほとんどです)

 ちなみに、
>一人のヒロインを選ぶ以上は、他のヒロインは捨てなければならない。

 この葛藤から生まれたのが“ヤンデレ”です。

ドーターメーカー2(L.A.C.カード版)ドーターメーカー2(L.A.C.カード版)
販売元:高屋敷開発
クチコミを見る




 ヒロインAを選ぶためには、ヒロインBはフラなければいけない
 ↓
「でもB、可哀想だな。あんなにオレのこと好きだったのに」
 ↓
「泣くかな? いや、怒るかな?」
 ↓
「ああいうタイプが意外と包丁で刺したりするんだろうな…」
 ↓
 ヤンデレ爆誕

 つまりヤンデレというのはプレイヤーの“罪悪感”が生み出した怪物なわけです。
(あるいは『ヒロインBがフラれるルートを作る製作者』の“罪悪感”が、です)


 ……と、ここまで書いて、ふと気がつきました。
R.U.R.U.R」のR−シロツメグサですが、なんとなくヤンデレキャラとして、伊藤的に納得がいってなかったのですが、
(※あくまで『ヤンデレキャラとしての納得』の話です。総合的なキャラクターのデキとしては大変満足しています)
 それはプレイヤーに『R−シロツメグサをフる』という行為をさせてなかったからだったようです。

 R−シロツメグサルートの途中で選択肢を作り、別のヒロインを選んだ場合のみヤンデレ化する、というようにしておけば…。
 まあ、今になって悔やんでも仕方のないことではありますが。


 なんだか余所様の記事にかこつけて、自分のヤンデレ論を語っただけになってきました。
 ですが、この話、もう少し続けてみたいと思います。
 とりあえず、今回はここまでということで。


itouitski002 at 12:07コメント(0)トラックバック(0) 

トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
楽天市場
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ