二重国籍の大坂なおみが日本登録で出場する理由とは
<テニス:全豪オープン>◇26日◇メルボルン・メルボルンパーク◇女子シングルス決勝◇優勝賞金410万豪ドル(約3億3000万円)大坂なおみは北海道出身の母・環さんとハイチ出身の父フランソワさんとの間に大阪で生まれ、3歳で米国に移住した。
ニュース配信元:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190127-00460516-nksports-spo
二重国籍で、日本語は話す方が苦手。
それでも、日本登録で出場し、「日本人」として初の快挙を成し遂げた。
大坂が日本登録で出場する理由とは?
◇◇◇
大坂が準決勝を戦う前、1人の米国女性記者が「彼女は本当は米国人よ」と言ってきた。
その記者は、昨年10月のツアー最終戦WTAファイナルの時にも、米国の元世界女王キング夫人に「なぜ大坂を日本に持って行かれたのか」とかみついていた。
3~4歳時、生まれた大阪から米国に移住した大坂は、日本の記憶はおぼろげだ。
米フロリダ在住で言葉も英語の方が流ちょう。
日米の二重国籍なため、米国記者が、米国を選んだ方がいいと思うのも当然かもしれない。
ならば、なぜ大坂一家は、なおみをいまだに日本登録にしているのか。
13年9月の東レ・パンパシフィック大会の時だった。
日本テニス協会の女子代表コーチだった吉川真司氏(40)は、日本登録で出場していた選手をくまなくチェックしていた。
予選1回戦で敗れたが、1人の初めて見る選手に、目がくぎ付けになった。
それが15歳の大坂だった。
「すごい才能だと思った」。
すぐに当時の女子代表監督だった村上武資氏、植田実強化本部長に大坂の存在を報告。
それ以来、日本に来たときは、味の素NTCで練習できるように取りはからうなど、地道な支援を続けてきた。
吉川氏も代表コーチとして大会に派遣され、大坂が出場していれば必ずコンタクトを取り続けた。
大坂は米国テニス協会のジュニア大会に多く出場しているが、目立った成績は残していない。
米国では完全に埋もれた存在だった。
大坂一家は米国協会に支援を申し込んだが、大して取り合ってもらえなかったという。
しかし大坂が16年全豪で予選を勝ち上がり本戦で3回戦に進むと、米国協会は強烈なアプローチを仕掛けてきた。
日米争奪戦の勃発だった。
米国は女子代表監督が自ら乗り出し、多額の支援を約束したと伝えられる。
だが大坂の父フランソワさんは、無名の時から娘を支援し続けた日本の恩義を尊重したという。
だからこそ、いまでも大坂は日本で登録し続けるのだ。
吉川氏は「僕は代表コーチとして手助けしただけ。
コーチはバイン氏」と遠慮する。
確かに、あくまで大坂の専属コーチはバイン氏だ。
彼の手腕が卓越した大坂の才能を開花させたことは間違いない。
母環(たまき)さんが、日本の文化や料理を娘に伝え続けなければ、大坂自身が「私のメンタリティーは日本人に近い」と認識することもなかっただろう。
ただ、吉川氏がいなければ、大坂が「日本人」として4大大会の優勝杯を掲げることがなかったのも事実だろう。
【吉松忠弘】
◆吉川真司(よしかわ・まさし)1978年(昭53)1月31日、京都市生まれ。
父の影響で12歳でテニスを始める。
亜大時代の00年全日本学生シングルスでベスト4。
卒業後、実業団でプレー。
07年に引退しコーチに転向し、12年から日本テニス協会の女子ナショナルコーチに就任した。
協会公認S級エリートコーチ。
「二重国籍の大坂なおみが日本登録で出場する理由とは」への、ネット民の反応
まとめ
なおみ選手個人を、応援してますよ。
以上、二重国籍の大坂なおみが日本登録で出場する理由とはのまとめでした。
言葉などは日本人らしくないのかもしれないけど、性格や仕草に日本人らしさを確実に感じる。恩義を感じて日本国籍にするあたりもまた日本人らしい。
これで最終的にアメリカ国籍を選択したら笑うしかないな。
フランソワさんは正にサムライですね。
吉川さんの先見の明があった事と辛抱強い努力もだが、なおみちゃんの両親がその義理を重んじたからこそ、だなと感じた。多分、途中からはアメリカの条件の方が上回っていたのでは?そうなればそちらに乗り換えるという話はよくある事。そうしなかったご両親に育てられたから、今なおみちゃんがみんなから愛されるような人になってる気がする。
お金じゃなくて、恩義で動いた。すごく良いお話です。
父フランソワさんこそが恩義を尊重する日本的な心を持っておられたんですね心が大切と感じる記事で良かったです
協会が新しい人材に投資することは素晴らしいことだがメディア、一般が言う日本人ワードは気持ち悪い第三者がどうこう言う問題じゃないだろ
>父フランソワさんは、無名の時から娘を支援し続けた日本の恩義を尊重したというこの話が本当ならお父ちゃんの事をさらに好きになりました
ナオミちゃんが日本国籍で戦ってくれた事を素直に嬉しく思います。ありがとう。
恩義を尊重、恩義どころか勝手な逆恨みと自己都合で侮日に勤しむ外国人や二重国籍に不愉快な思いさせられてばかりだからね、日本。こういう存在はホント有難い。
アメリカとしては仕方ないね。才能のある選手が多い中から見いだせなかったのはね。
嬉しい、記事を読んで涙が出た。吉川さん、ありがとう!
この記事には好感が持てますね
大坂なおみすごい=日本人すごいの流れになりつつあってちょっと溜息。1年前の世界ランク75位だったころは記事にもしなかった癖に。
吉川氏が才能を見抜かなければ、現在の大坂選手は存在しなかったかも知れませんね!それを驕りもせず謙虚な受け答えをされるところに、非常に好感を持ちます。世の指導者はこうあるべきだと思います。
ハイチ人のお父さんのメンタルこそ日本人のよう。
こりぁ吉川さんいい仕事したねそしてその恩義を忘れない大阪選手も素晴らしいね
とてもいい話です
日本人の母親だけでなく父の恩義という言葉からもわかるとおりそこにも日本に通ずるものがあるねなにはともあれおめでとう!!
この記事がなければ吉川さんの存在を知らなかったです。記者さんが伝えたい事がとても良くわりました。とても良い記事だと思います。
素直に日本登録に対して感謝したいですね。お父様の恩義に水を差すような扱い方を、節操の無い日本のマスコミがしなければいいのですがね。それだけが心配です。
日本人の謙虚さは大事なことを気づかせてくれた。おめでとう!
贔屓目なしに良い話です。ますます応援したくなりました。
義理と人情を重んじるご両親で良かった。普通は、アメリカの多額の支援を選ぶやろに。
父親の国、育った国、母の国と尊重しているからこそ、日本人として、日本人に共感をもって受け入れられている。
また二重国籍問題でディするのかなと警戒しながら記事を読んだらとても良い内容だった。大好きなおじいちゃんとおばあちゃん、お母さんの国だしなおみさんは何も気にしていないと思うよ。
お父さんも恩義を大事にされるかたなんだね。なおみの可愛らしい素直な性格や礼儀や謙虚さは家族からの愛情の賜物かな。日本に登録してくれて有難うございます。
二重国籍でも尊大で不躾なあの方とは大違い
国籍?大坂なおみ選手はハイチの子供達を支援しているし、お祖父ちゃんが好きだし、アメリカだって好きだと思いますよ。別に外野が理由を決め付けなくても。
日本のマスゴミが嫌な思いをさせそうなのが心配。テレビやバラエティは近づくな!
やはり、お父さんは人間どういう所が一番大事かを知ってるね。メジャーになって来れば誰だって声は掛けるよ、でもマイナーな時に声を掛ける人は少ない。いいお父さんだね。
父フランソワさんが日本の恩義を感じてくれたというところに感謝申し上げたい。
どこの国籍でも良いじゃ。大坂なおみはまだまだ若いだからもっと強くなると思う。それが嬉しく、応援したい。
なんかスゴくいい話だなぁ。
アメリカの条件に対して、利のある方に動かなかったのがますます日本人らしい。
更に無名な頃からのヨネックスの援助も大きいと思います
なおみ選手個人を、応援してますよ。