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いまの自分だったら…


  突然ですが、きょうは20年ほど前の「さぶ」に掲載された、僕の体験記を紹介させていただきます。
                         

 『今度の出逢いは…』     ロマンテイックサーティ

  新しいブレーンを求めて手紙を出し続けている私ですが、最近、回送のコーナーで体験したことを紹介させていただきます。
 県内の方で、年齢的にも体型的にも申し分なかったので、早速、親しみを込めて手紙をしたためました。待つこと1週間、届きました1通の手紙。東京を往復してのち、返信が1週間で届くとは感激しました。そして、綺麗な文字、簡潔な文章にひかれました。…でも、年齢にしては達筆すぎる文字がちょっと気になりました。さらに、同封されてい名刺の裏書を見て、もしやと思いました。昔、趣味の世界(文学の世界)で見覚えのある名前だったのです。早速調べてみたら、判明した生年月日が投稿と10歳以上も違うのです。すぐさま、年齢の偽りを正すべく、返信を書き綴りました。 「私の記憶に間違いがありますか?」…「偽った年齢で通せますか? 身も心も」。
 しかし、投函して3日後に届いた返事を見て、私は錯覚を起こしてしまいました。 「その人は同姓同名の身内であり、自分にとっては疎ましい赤の他人である。会ってみれば、別人であることが分かってもらえるはず」とあるのです。何が何だか分かりません。ダメでもともと、意を決して一度、会ってみることにしました。

 月曜日の夕方、現地へ出向き、相手方の近くから電話し、胸を踊らせながら待ち合わせていたのですが、その間も妙に落ち着いた年齢にふさわしくない電話の声に、少なからず疑問を抱きながら、10分ほど待ちました。すると、目の前に現われたヤング・カジュアル風の青年。こちらを確認し「△△さん?」「落ち着いた場所で食事でも、そこのホテルにくつろげるレストランが有りますから」、でも、目当てのレストランは休業でやむなく近くの居酒屋へと。そして、生ビールのジョッキで乾杯し、会話が始まりました。

 髪型、服装、身だしなみ、言われてみれば年齢に対応している!? でも、気になる昔の記憶。カウンターで肩を並べながら、その人に聞いてみました。 「同姓同名の人との本当の関係は、どういう間柄?」 「そうだなー、同一人物かな。昔の自分を捨てて私は生まれ変わったのですよ。あなたの指摘は、正しかったのです」、やはり…。謎は解けたから、あとは今日の目的が果たせるかどうかです。

 居酒屋で1時間半ほどくつろいだ後、お茶でもということで、喫茶店へ。そこで30分ほど、お互いの仕事の話など。……時計を気にしていると「明日は仕事でしょう。今日はこれくらいにしましょうか」と告げられ、特にどうしても抱かれたいとは思わなかったので「ありがとうございました」と、分かれて帰りました。

 その後、5日経ちましたが音信はありません。相手もあまり乗り気じゃなかったのかなと、ちょっぴり寂しい気もしましたが、やはり基本的についていけない部分があったので、諦めることができました。投稿メッセージにも「一緒にお酒でも飲みながらお話ししましょう」とあったけど、体を求めるといった節がなかったのが、今になってやっと読めました。皆さん、あまり年齢は偽らないようにしましょう。自分の幸せのためにも。

(編)みんな淋しくてたまらないんだろうね。でもそれで許してしまったら、もっと淋しいもんね。

                              
 
  こんな感じです。どう思われましたか。
  僕も50歳代後半に至り、これからどう生きていこうか迷ってますけど、この方のように生まれ変われないから、自分を殺して、仮面のままで生きていくしかないのかな、と思います。

  田舎でなかったら、違う生き方も有っただろうけど、もっと険しい条件だったりすると思えないこともないし。
  これでいいのさ、これでね。バンバンだよ。悔しいけど……。



 


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