出雲
2010年08月02日 00:52
旅のラストは、出雲大社です。
車を走らせて行くと、真っ白な大きな鳥居が見えて来ます。
駐車場がまだ先なので車でこの鳥居をくぐりました。
一の鳥居 日本一大きいそうです。
車を置いて、歩いて行くと、迫力のある木の鳥居が待っています。
さすがにこちらでは、誰かしら記念写真を撮っていて賑やかでした。
祓社があります。
知らぬうちに犯した心身のけがれを清めてくれる「祓社=はらいのやしろ」
小さいけれど、私自身は一番居心地が良かった場所でした
祓所で言えば・・・
宇佐神宮の祓所 ここもすばらしいです。
清める場所が心地よいのは、
それだけ自分が濁ってくすんでいる
四の鳥居
珍しい銅の鳥居です。
御修造しているため本殿は工事の塀で囲まれていて
仮拝殿のみのお参りでした。
さすが、縁結びの地だけあって、女性が多かったです。
出雲国には神有月と云うなり
10月には出雲に神々が集まる話があり
江戸時代の絵では、
沢山の神々が出雲に集まって、男女の縁を決める会議が描かれているそうです。
神話や歴史。
何が本当なのかさえわからないけど
確かにこうして建物として存在し
現生の人の手によって、守り続けられている事が素晴らしいですね

2010年07月17日 23:09
泊2日で出雲に行って来ました。
梅雨明けもしたようで、本格的に夏本番ですね。
しばらくブログも出雲の旅のブログになると思います
出雲に到着して1番に気になる場所、黄泉比良坂(ヨモツヒラサカ)に行って来ました。
神話の中で、
イザナギという男の神様とイザナミという女の神様がいて
大変仲の良い夫婦で、海・風・山など多くの神々を生んだそうです。
しかし、イザナミは火の神を生んだ時大やけどをして亡くなり黄泉の国という
亡くなった者の行く国へと旅立ちました。
イザナギは悲しみ、妻のイザナミに会いたくて黄泉の国を訪ねたのです。
イザナギは妻の眠る御殿の扉をたたき
「もう一度国を作るのを手伝って欲しいから戻って来ておくれ」と言うと
イザナミは
「私はすでに黄泉の国の食べ物を食べ、けがれてしまいました。
あなたがそこまで言うなら
黄泉の国の神たちと相談します。
ただし私がもう一度ここに来るまでは決して中に入ってはいけません」と答えます。
そして、いくら待ってもイザナミは出てこない。
とうとうイザナギは待ち切れずに扉を開けて入ってしまいました。
御殿に入ると身体が腐り果てた妻を見て、あまりの恐ろしさに逃げてしまったのです。
約束を破ったことに怒ったイザナミが、
女の鬼達に追いかけさせてイザナギの逃げ付いたところが黄泉比良坂でした。
そして、この千引石でイザナミが追ってくるとを塞いで、二度と行き来出来ないようにしました。
千引石はお墓のルーツとも言われているそうです。
黄泉比良坂伝説によると
この桃の木の桃を鬼に投げつけると鬼は逃げ帰っていったと書いてあります。
奥が深い神話です。怖いと感じれば怖い伝説だけど
私はイザナギとイザナミの深い愛の中での教えがたくさんあると思っています。
そして、この黄泉の国から禊祓いをして、天照大神、月読命、スサノオノミコトが生まれるのです。
黄泉比良坂が出雲の旅のスタートでした