いわきち周遊券

拙い文章と写真で綴る旅と列車の記録

韓国紀行

韓国旅行2〜鉄道博物館と市内観光

ソウルに戻ったのが15時過ぎ。
ここから首都圏電鉄で義王という駅に向かいます。 車内は物売りが多いこと・・自分で歌っているのであろうCDやら手袋やらを、まくしたてるようなしゃべりで売ってました。あとは病気したので寄付しろとマイクを持って車内で演説している物乞いもいました。乗客はみんなそしらぬ態度です。ただ寒かったせいか手袋だけは売れていました。

首都圏のど真ん中でのそんなやり取りを見て、まったく退屈せずに義王までの40分を楽しみました。

義王駅からあるいて10分程度行ったところに韓国の鉄道博物館があります。17時閉館のところに16時30分行ったかなりの駆け足になりましたが、一応一周してきました。

いろいろと展示物がありましたがキップ類の展示が非常に充実してました。とくに日本統治時代のものが多く、その内容は圧巻でした。 また、展示車両もさすがに多くみものでした。

ナロー

展示車両にはナローあり、

東武+東急?

日本製の日本のどこかで走っていそうな通勤車両があり、

485?

485系???あり、なかなかの充実ぶり。 (どうやら北朝鮮も485系もどきが「主体号」というのがいるようですが・・・それだけ485系が名車ということなんでしょうね)

大陸的キハ52

キハ52大陸サイズみたいなやつもいました。

500ウォンの入館料以上の充実です。今度はじっくりと行きたいものです。

王宮

翌日はかつての王宮にいってきました。いたるところに警備員が・・どうやら麻生首相が来ていたようでした。先月の博多といい旅行に行くと首相が来ています。

王宮の方々

入口には衛兵っぽい方々が!すぐに帰ってしまいました。中はただただ広いです。

大統領府

裏門から抜けると大統領府である青瓦台の目の前に。中に麻生首相はいたのでしょうか??

このあと、ミュージカルNANTAを見て帰路に着きました。初めての海外旅行、初めての韓国満喫しました。往復飛行機だとトータルコストは国内より安いぐらいでしょうし、近いうちにまた海外に出てみたいものです。



韓国鉄道旅行1〜DMZへ

産まれて28年、国内旅行に夢中で今まで海外旅行というものをしたことがなかったのですが、会社の先輩に導かれて、1月の3連休に初めて海外に行くことになりました。行先はお隣の国、韓国です。普通なら仁川空港へ飛行機でひとっ飛びでしょうが、そのまま行くのも面白くないということで、昔の人々と同じように船で行くことにしました。

とりあえず、博多まで新幹線、博多からはビートルに乗ります。

1コビーとカメリア

博多港で見たビートルはなんだか小ぶりで、隣に並ぶカメリアラインのでかいフェリーと比べると何とも心細く心配になってきます。
乗船してすぐ、高い波でとにかく揺れます。最初は大賑わいだった韓国の方々も荒波で次第に静かに・・袋を携えて神妙な面持ちになっている方が多くなり、私の同行の方も酔ってました。。。あいにく鈍感な私はさっぱり酔うこともなく無事釜山に到着しました。 迫りくる釜山の大きな港がユーラシア大陸に上陸する気分を盛り上げてくれます。

釜山からはKTXに乗ります。18両の編成ぎっしりに人が乗っており、賑わっています。フランスのTGVと同じくヨーロッパ風の車両なのでプッシュプルをする機関車の先頭以外は客車になっており非常に静かです。とはいえ、車内は新幹線に比べるとちょっと窮屈で窓位置もあっていません。いまいちです。残念ながら日が暮れていたので外ははっきりと見えませんでした。大陸上陸の高揚感はまだまだとっておきましょう。

2夜のソウル


おおよそ3時間30分でソウルに到着。まるでヨーロッパのような屋根の高い駅の低いホームに立つと、何ともいえない香辛料のような香りと肌がピリピリする感じが・・・
これが韓国なのかと妙に納得しました。その香りを凝縮したような地下鉄に乗り、明洞へ。ビビンバを食べて今日の宿、メトロホテルへもどります。初めての海外の夜が更けてゆきます。

3新型機関車


翌朝はさっそく写真を少し撮ります。

4セマウル


そして、京義線の都羅山行きのセマウル号に乗車します。

5サボ大活躍


韓国ではサボはいまだ現役!

6立派な椅子


特急のグリーン車のようで車内は快適そのもの。KTXの比ではありません。これで終点まで2000ウォンという安さですから驚きです。

この列車の行き先の都羅山というところは非武装中立地帯DMZの中です。

7イムジン川到着


セマウル号はゆっくりとしたスピードで一時間半ほど走り、途中の臨津江(イムジンガン)に到着します。ここでいったん全員下車し、軍人さんが列車内を確認、我々も所持品の検査をされます。この間に先のツアーの切符を買います。まったく日本語も英語も通じません。勢いで11,700ウォンを取られました。ふあんがのこります。。。そして、すべて終わり、25分ほどしたところで再び出発。

8有刺鉄線の先は


有刺鉄線の張り巡らされたものものしい景色になります。

10臨津江水清く


やがて列車はイムジン河を渡ります。この凍った大河がこの国の人々にとって、どのように映るのでしょうか・・・・

9壊れた橋げた


右にはかつての大日本帝国がひいた鉄路が朝鮮戦争によって破壊された姿が今でも生々しく残っています。

13あやしい貨車


非武装中立地帯に入りおよそ5分で都羅山に到着します。
謎の荷物車が一両ありました。これが定期的に北朝鮮へ行っていた客車なのでしょうか??

11都羅山



12ウェルカム?


駅は広いのですががらんどうで軍人さんも多いです。なんとなく写真を撮るのを控えてしまいます。


17観光バス


ここから観光バスに乗り、国境近くまで行けます。

15ドラ展望台


まずはトラ展望台へ。
ここからは北朝鮮の開城市を見ることができます。なんとも不自然な風景。だれもいなそうな立派な団地風の建物が見えます。なんだか生活の匂いがしません。 もちろん写真は撮れません。

次に第3トンネルに。ここは北朝鮮の工作員が韓国へと掘っていったトンネルです。腰をかがめないと頭がバコバコぶつかります。一往復したら腰が痛くなりました。

都羅山にもどり、お土産を少し買い込み、帰路につきます。都羅山からセマウルに一駅乗ります。

18帰りはトングン


19やっぱりサボ


臨津江でお昼ごはんにねぎうどん(ハングルでもネギウドン!)をたべ、ここからは一般に通勤ディーゼルカートングン列車に乗り換えます。車内は転換クロスシートで快適です。腹もくちて、ついついウトウト・・・15時ごろにソウルへ戻りました。

かかった費用は往復で4200ウォン、見学料が11700ウォンでした。
ソウル近郊のお手軽な日帰りコースかもしれません。
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