=その2=
http://blog.livedoor.jp/iwamoto_naoya/archives/51185007.html

①「払込金額」…会社法199条1項2号
②「現物出資財産の価額」…会社法199条1項3号
③「払込み又は給付を受けた財産の額」
  …会社法445条1項、会社計算規則13条の資本金等増加限度額

 ③は、甲社に裁量の余地はなく、会計慣行や会社計算規則によって算定される額です。
 多くの場合(企業結合会計基準等においてパーチェス法が適用される場面又は企業結合会計基準等の適用がない現物出資)、現物出資財産の「給付期日」における「時価」によって算定されることになります。

 
現物出資財産が、日々価額が変動する例えば上場株式だったとします。
 
物出資財産の価額を100万円(@1,000円×1,000株)と決議しましたが、給付期日における時価が120万円(@1,200円×1,000株)になっていた場合、増加する資本金の額はいずれの額とすることになるのでしょうか。

 
他の決議事項(会社法199条1項5号)である増加する資本金及び資本準備金に関する事項を固定額で決議していた場合、さらに取り扱いに悩んでしまうように感じます。

 
このように現物出資財産の時価が日々変動するような場合、「資本金等増加限度額に2分の1を乗じて得た額(1円未満の端数を切り上げる)を資本金の額とし、その余りは資本準備金とする。」というように文章で表現しておくことも必要だと思います。

おわり