那須旅行２〜那須動物王国編

さて、ちょっとおそめのお昼を食した我々が向かったのが、

「那須動物王国」

入場料は大人1800円ですが、14時過ぎると1000円になります。

まず行ったのが、企画展示の「ベビータウン」

その名の通り子どもたちがいます。

ここは別料金300円がかかります。


そしてここにいました！

アルパカのココアちゃんです！














最初はゲージに入ってて、しかも「手を入れないでください」ってシールが貼ってあった
ので

「触れないのかぁ」

と悄気ていたところ、飼育員のお姉さんがゲージを取っ払ってくれました。(いいのか？)

手からご飯を食べさせたり、なでなですることが出来ました。

ふわっふわなんです！

ウリ坊もいた。

ゴワゴワでした。



そしてお楽しみ(あたし個人の)

中型以上の犬のコーナー

それにしても日曜日で疲れてるんでしょうけど、犬達のこの怠惰具合と来たら！













皆ゴロゴロしてるよ！

そんなわけで触ってもこんな感じ。












ヨーゼフ(勝手にうちらが名付けた)に迫り来る魔の手。
動じないヨーゼフ。

そしてツレナイ男に無理やりべったりする情婦みたくなってるあたしの図。













この後園内バスで少し離れた家畜ファームに行きました。













猫型バス、クラクションが

「にゃーん」

なんですよ！

犬型もありましたが、「わんわん」と鳴きませんでした。

なぜ？


バス移動で、行った先で見たのはさらにアルパカ。

おそらくココアの親もいるのでしょう。

しかし皆離れたところにいます。












そこで、冗談半分であたしがホーミーの真似っ子をすると、なんと近付いてきました！











びっくり！

ホーミーとはモンゴルの伝統の歌い方で、二つの声を同時に出すのです。

この音、動物が安らぐんですってよ。

うちの芝居の音楽を作ってくれる鈴木光介氏の影響で、うちの劇団員で倍音(ホーミーも
その種)の練習をしていたのです。

いやーあたしのえせホーミーがこんなところで日の目を見ようとは。

もっとちゃんと出来るようになってラクダを泣かそう！

(ラクダ、涙流すらしいです)

ニンニクパワー！

お腹が減ったもんで何か作ろうと思い、冷蔵庫を開けました。

ふと目に入ったのは小さなタッパー。

少し前に作ったニンニクの味噌漬けです。

そろそろいいんじゃないか？と、そっとピンクのそれを取り出しました。

ふたを開ければプンと独特の匂い。

空腹のあたしは、匂いにつられるように、指先で味噌を掻き分け、それを摘みあげました。

それはまだ、乙女の踵のように白くすべすべしておりました。


――うん、まだ早かったな。


あたしはまた味噌の中にそれを埋め戻そうとしました。

しかし、空腹状態に、食欲をそそう芳しい香り。


ゴクリ。

――そうだな、味見だけでも。
ちょっとだけ。

あたしはさながら操られたように、その小さなかけらにそっと歯を立てました。

次の瞬間。

あたしが感じたのは爛れるような熱さ！

嚥下された白いかけらは、あたりを焼きながら食道をおりていきます。

あたしが戦国武将なら


「おのれ、謀りおったな、食事に何をっ…」


と叫びながらのたうち回っていたところでしょう。

あたしは戦国武将ではないので、叫びませんでしたけど。

やっと胃まで到着したらしいニンニクのかけらですが、凄まじい威力です。

今胃のどこらへんにあるのか、はっきり主張しています。

あたしは冷蔵庫の横にしゃがみ込んだまま動けなくなってしまいました。

突然異物が投下された胃の中は、なんとかそれを排除しようと、暴動がおこったかのように激しく波打っています。


――やばい、吐く。
胃の中空っぽだけど、吐く。


ぼんやりした頭で、あたしは立ち上がろうと、両手で体を支えました。


――吐く？
このあたしがか？
呑んでもないのに？
食べ物を？
食べ物を。

――そんなの、

――勿体ないではないか！


立ち上がってあたしが向かったのは、トイレではなくシンク。

水道を浄水に切替え、コップの水を飲み干しました。

――消化してやるっ！
消化して我が肉体の一部としてやるぞ、このヤロウ。


あたしは再び冷蔵庫を開け、材料を取り出すと猛烈な勢いで料理を始めました。

そう、食べ物でうめて、ニンニクパワーを薄めようという魂胆です。

それが功を奏したのかどうかはわかりませんが、とりあえずは吐気はやみました。

でも一日たった今でも、胃が痛いです。

そして臭い。

消化された翌日のニンニク臭ではなくて、まだ新鮮なニンニクの匂い。

すごいパワーです、ニンニク。

食い物一口でこんなに苦しむとは！

気分は「風と共に去りぬ」のスカーレットでした。

何もかもを失ったスカーレットは、絶望の淵に立たされながら、自分の家の裏の畑で蕪を発見し、それをがぶりとやるんです。

辛味と衝撃的な刺激。

スカーレットは、吐きながらも、自分の体が今こんなにも生きていることを実感し、


「明日になれば！」


と生きる希望を取り戻す、その名場面をきっと今ならやれると思いました。

もしあなたが、そのシーンの役作りに困ったら、ぜひ一度ニンニクを試して見て下さい。

何かが拓けるかもしれません。

那須旅行１〜お昼ごはん編

先日、一泊二日の那須旅行に行ってきました！

メンバーは小学校からの友人５人。

東京組二人は新幹線、岩手組三人は車で現地集合しました。

幸いにもこの日は好天！










それでも那須寒い！

あたしは東京組だったんですが、那須の涼しさを舐めてましたね。

予想のさらに上を行く寒さ。

皆さん、避暑地に遊びに行く時は厚手の羽織物を一枚余分に持って行きましょう！！！


まずお昼を食べたのはペニーレインというお店。

たたずまいもなんかかわいいの。

お店の中はビートルズグッズでいっぱい。

あたしはビタいち詳しくないのでその価値はわかりませんが。

ペンションとカフェレストランとパン屋さんが併設されてます。

ここでやっているパン屋さんのクリームパンは、テレビチャンピオンで優勝したんですって！

あたしたちはカフェの方でビーフシチューなどを食べました。








うまー！

チーズフォンデュも美味しそうでしたが、売り切れ出した。


続く。

携帯！

あたしと同じように腹が立っている方も多いと思うのですが。

携帯の変換に理不尽なものを感じます。

「あほ」を

「アフォ」

「ばか」を

「ヴァカ」

と変換するくせに

なんで「しこめ」や「ごえもん」は出てこないんじゃ！

かぶれよってからに！

五月大歌舞伎〜その４

しつこいようですが、歌舞伎の感想です。
３幕目の演目は「釣女(つりおんな)」
元々狂言の演目なんだそうで、舞台装置やセリフまわしも狂言ぽいです。

主な登場人物は
大名なにがしとその従者の太郎冠者。
この二人主従の関係でありながら冗談を言い合えるくらいとっても仲良し。
しかし二人ともいい齢なのに、これといった縁談がありません。
そこで二人は縁結びで有名なある恵比寿さんにお参りに行きます。
その帰り、二人は夢で恵比寿さんの啓示を受けたのでした。

というような筋です。
いやー、面白いです。
鳴神もそうでしたけど、古典で声出して笑うとは思いませんでしたよ。

以下ネタバレ。