岩 崎 建 築 研 究 室 ・ 日 誌

〜京都で数寄屋を学び、建築設計を考える〜

岩崎建築研究室

瀬戸内の海

打合せで瀬戸内の島へ。新幹線の駅から、バスに乗って島まで行く。

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船と造船所。

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まるで絵のように美しい景色。快晴の時も素晴らしかったが、曇天の海の色は思いもしなかった美しさ。毎日見ていても飽きない、というのがよくわかる。

三十日月

朝の散歩。大寒、款冬華(ふきのはなさく)。ふきのとうは、春一番に最も早く食べることができる山菜。「春の皿には苦みを盛れ」とも。冬ごもりから出てきた熊が、まず最初に口にするのも、このふきのとうなのだとか。

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夜明けの賀茂川。細い月。

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三十日月(みそかつき)と冬枯れの木々。

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明るくなってきた。

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日の出まぢか。

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朱の山の端。

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葵橋より。

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もう梅が咲いている。

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蝋梅。葉が残っている。

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今日の楓子。




石据え付け

芦屋の茶道具店の改修工事。今日は左官屋さんが石据え付け工事。

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加工された御影石を所定の位置にセットしてゆく。

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水屋下のバケツ置き場、わずか勾配をつけて設置中。

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御影石のバーナー仕上げ。

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店舗部分はカーペット敷き。

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こんな仕上がりになる予定。

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部屋の形が見えてくる。建築主さんと作り付けの机や棚の打ち合わせ。空間のヴォリュームが見えてきたところで、寸法を確認していただくことで、やっぱりこうしようか、という調整が可能になる。

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事務所部分はタイルカーペット。

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エアコンの冷媒管は無事、既存の穴を通過。

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室外機の準備万端。

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今日1日で石の設置は終了予定。来週には大工さんが作業場での仮組にかかります。

エアコン移設

芦屋の茶道具店の改修工事。今日は電気屋さんが現場でエアコンの移設等をしてくれる予定。

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JRの事故で少し到着が遅れた。現場に着くとすでエアコンは外されたところ。

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外されたエアコン。電気屋さん曰く、綺麗な状態でまだまだ充分使えます、とのこと。

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移設先の開口。なんとか梁は当たらずに済んだが、天井点検口は当初予定していた位置から変更してお願いした。

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天井裏の様子。梁下ギリギリでなく、少し余裕があって助かった。冷媒管、ドレンの配管を工事中。

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外壁に開けられた穴。増設するエアコンの冷媒管もなんとか入れられそう。

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今回は換気扇も一つ増設予定。既存のミニキッチンの換気扇の配管に、

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天井裏で分岐して、

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なんとか梁下を交わして、床の間へ。茶室部分はやはり念のため、換気扇があった方が良いだろうということで、静音タイプの換気扇を設置。天井の設置位置も電気屋さんと相談して決定。


墨跡窓

墨跡窓について名席の作例を見てみる。

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少庵の湘南亭。栗の床柱。障子の升目は二×四。上下は真ん中より少し上、前後は手前より。

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障子は角柄を伸ばして折釘ではなく、花蔓割足釘のような金物で吊っている。

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春草盧。障子の升目は二×四。上下は真ん中より少し下、前後は手前より。障子が床柱にくっつきそうなくらい。

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露滴庵。障子はなし。上下は上より、前後は手前より。

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燕庵。障子はなし。上下は上より、前後は手前より。下地窓の右から三番目、上から二番目のところに、花入掛の釘が打たれている。墨跡窓に花入れをかける趣向は織部の発想で、明かりをとるためというより、座敷に新しい景趣を作り出そうとした、とされる。

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燕庵の図面。壁の真ん中にするのではなく、手前側によせている。

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金地院八窓席。障子はなし。上下は上より、前後は手前より。

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直接外部に接する窓ではないが、点前座後ろの障子からの光が取り込まれる、とされる。

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金地院八窓席の図面。高さは畳から三尺六寸。大きさは縦一尺六寸、横一尺四寸。尺寸で表示するとすっきりとした数字、これで遠州が指示をしたのだろうと思う。

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一条恵観山荘、止観亭。障子の升目は三×五。上下は真ん中より少し下、前後は手前より。

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庭玉軒。下地に竹を混ぜ、そこに花入掛の釘を打っている。織部の花明窓と違い、採光不能な勝手側にあり、宗和はこれを好みにしていたらしい。

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庭玉軒の図面。上下は真ん中よりわずか上、前後はほぼ壁の真ん中か。

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淀看席。障子の升目は三×五。上下は真ん中より少し上、

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淀看席の図面。前後は手前より。

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聚光院閑隠席。障子の升目は二×四。上下は真ん中より少し上。

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聚光院閑隠席の図面。前後はほぼ真ん中。寸法をミリで書かれると細かな数字にあるが、障子の大きさは、一尺四寸×一尺七寸。

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密庵。障子の升目は三×六。低めでけんどんの納まり。

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密庵の図面。下地窓の大きさは、一尺八寸五分×二尺。

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成巽閣清香軒。下地窓は大きく、障子は外にかけられている。










タイルのサンプルと上框

近江の家、現場監理。最寄り駅から自転車で現場へ。

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暖冬であまり冷え込まず、自転車もそれほど苦ではないけど、遠くの山は冠雪。

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多分雪は例年よりずっと少ないのだと思う。京都でも、まだ一度も雪が降っていない。このまま冷え込まずに、ちゃんと花が咲くのだろうか、とも思う。

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今日は陶芸家のMさんの作ったタイルのサンプルを持参した。一昨日、Mさんがわざわざ我が家まで持ってきてくださった。

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呉須の釉薬。刷毛目を縦横にしたものと、

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一方向のもの。他に磁器のサンプルも作ってくださった。

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薪ストーブ廻りの床は柿釉のタイル。古色塗りの松の床板と並べて。

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ストーブ本体は、伊羅保のタイル。なかなかの存在感になりそうで楽しみ。

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今日も建築主さんがお昼をご用意してくださった。いつもありがとうございます。工事中の現場で食事ができるのは、当たり前ですが、工事中だけ。出来上がってからでは出来ないことので、良い思い出になるのではと思う。家づくりは過程が楽しい。存分に楽しんでいただく、そのお手伝いができればと思う。

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今日はビーフシチュー!市販のルーなどは使わず、二日煮込まれたとのこと。美味しく頂戴いたしました、ありがとうございました!

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枠材など準備が進んでいる。

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玄関の上がり框は栗。大工さんが岐阜の恵那まで行って入手してくれたもの。京都からすると岐阜は遠いイメージですが、滋賀県にとってはお隣の県。全国有数の林産地なので、滋賀の大工さんはよく岐阜に行くらしい。

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敷居はメルサワ。メルサワはフタバガキ科の広葉樹で、東南アジアからニューギアに分布。各地で名称が違い、マレーシア、インドネシアではメルサワ、フィリピンではパロサピス、ベトナムではベンベン、カンボジアではプジック、ニューギニアではアニソプテア、タイではクラバックと呼ばれるらしい。材は重硬で、敷居や造作材、家具材として使われる。

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栗の上がり框を取り付ける大工さん。

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取り付けられた框。床板や枠を置いてみる。すべて無垢材。マンションや建売の家、ハウスメーカーの家では、もう無垢材の造作材などはまず見られなくなってしまった。やはり無垢材はいいなあ、と改めて思う。

作業場打合せ

芦屋の二帖台目。作業場での打ち合わせ、建築主ご夫妻も来てくださることになった。

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栗の古材と床柱と、香節の廻縁。栗の柱は、湖北の古民家のもので、表面はいい味わいになっていましたが、中はしっかりしていました。

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良母の中柱。千家の場合、横木は竹にすることが多いと思いますが、今回の中柱の雰囲気、ご亭主の茶室と考えると、別の材の方が良いのでは、と考えていた。

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床框をとった古材の残りで、という手もありますし、桜や栗という候補も。

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もう一つの候補として、隠岐島の杉というのもあります、ということで、大工さんが、ちょっと削ってくれた。

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相当な樹齢なもので、目も詰まった良材。ご夫婦で相談されて、これを引木に使うことになりました。

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栗の床柱、あて丸太の相手柱、合掌梁の古材の床框。床の間の様子が見えてきた。

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あての節の処理も大工さんの腕の見せ所。

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こちらは、平天井の廻縁と竿の白竹。竹一本一本の形に合わせて加工されて、差込めば自立するほど、きっちりはまる。

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天井に使うのは、黒部のへぎ板。最近職人さんが亡くなられて入手が難しくなった貴重な材。

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和紙が裏打ちされている。

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こんな感じで天井が仕上がる予定。

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土台などはすでに墨付けが終わっていて、これから加工。

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ニッチの棚板には栃の板を。




外壁のサンプル2

近江の家、年明け最初の現場監理。

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左官屋さんが、追加でお願いした外壁のサンプルを作ってきてくれた。

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建築主さんのお好みの色に近づけることができたようで一安心。

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十時の一服には、建築主さんがおぜんざいを用意してくださった。珍しい白小豆のおぜんざい。見た目は違いますが、食べるとしっか甘いおぜんざい。

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近江孤篷庵のご住職が作られた柚餅子と大徳寺納豆もご馳走になりました。珍しいもの、貴重なものをありがとうございました!

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二階はボード張りも終わり、クロスを貼るだけになった。

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ボードの上に和紙クロスを貼る予定。

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キッチンの壁と天井はペンキ塗り。色を決定した。

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玄関と煙突の様子。

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自転車での帰り道、川沿いの桜並木にて。

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カワラヒワ。



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岩崎建築研究室
岩崎 泰

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