岡崎の家、大工工事もそろそろ終盤。主庭の板塀と腰掛待合の工事にかかっています。

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工事中の板塀。土台の上に建てた柱の間に板を縦張り、その上のアキの部分には角材を45度振って取付ける、近隣地区でよく見かけるオーソドックスな板塀。

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洛中のお屋敷からやってきた加茂黒石の沓脱石の上に、濡れ縁の束が立ちました。何度みても良い石、かたちもこの庭にぴったりでした。雨に濡れるところを早く見てみたい。

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濡れ縁と腰掛待合。当初は幅一間の待合としていましたが、やはり五人お客さんを招くことも想定すると、一間半は必要。ということで、延長して濡れ縁と接続、L字の濡縁としました。

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大工さんが板を張ったばかりの腰掛待合に早速座らせてもらって、正客の視点を確認。もみじの枝振り、蹲踞や灯籠の位置、躙口までの距離、扁額の見え方、なかなか良さそうです(雨樋は仮のものです)。躙口横の隙間は水屋に通じていて、茶事の時はそこから亭主が手桶を持って蹲踞を清め、その後枝折戸を開けて、無言の一礼、迎付。着物を着た建築主さんの姿が眼に浮かぶようです。

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黒い板塀に紅葉の緑が映えます。赤く紅葉するのも楽しみ。