大徳寺孤篷庵の特別公開へ。連休明けの雨の平日で、客も少なめ。番号札をもらって、ガイドの方に解説していただきながら見学する。


写真撮影禁止なので、看板の写真より。以前忘筌を見学した時は、大勢の人でゆっくりみられなかったので、その時よりはゆったりと見られる。鴨居の付樋端、方丈側は黒塗り。点前座の丸柱は、側だけ面を取ってあるかと思っていましたが、よく見たら、四分ほどの45度の面もとってある。なぜ?釜蛭釘は下座向きで、裏千家表千家と同じ。武家流は点前座から見て手前に向くと聞いたんだけどなあ。

今回は直入軒と山雲床も見学できた。直入軒は小堀遠州が執務をしたり寝たりしたプライベート空間とのこと。八帖と六帖の続き間で、南側に縁側と庭が広がる気持ちのよい空間。六畳の違い棚、天袋の襖絵は松花堂昭乗。その前には向切の炉が切ってある。八帖の北側にある茶室、山雲床は「話尽山雲海月情」より「さんうんじょう」と読む。不昧公再建時に密庵を写したものですが、密庵床はなく、床の間横の違い棚もない。茶道口給仕口の四枚引違の腰付障子は遠州好みの二子桟(ふたごさん)ですが、腰の高さが密庵のものより低く、鴨居上には密庵にはない下地窓があけられている。中柱は真直ぐな北山小丸太で中杢の杉板が入る。こうした袖壁は、住宅にも上手に持ち込んでもよいのではと思う。貴人口越しには、布泉の手水鉢の本歌が見える。真ん中に穴が開いていて、サイフォンで水が湧き出るようになっている。刀掛石は珪化木(木化石)らしいが、これは見えず。山雲床が見れたら、次はやっぱり密庵が見たいなあ。