ブログの写真はflickrという写真共有サイトを使っているのですが、私のアップロードした写真をよく見てくださっている人がいるなあ、と思って、その人の写真を見てみたら、驚いた!

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フランスの方のようなのですが、自ら茶室を作っていて、茶室だけでなく、蹲踞も作ったり、茶杓も美しく作っていたり、かわいい香合を作っていたり。障子や下地窓も自作していて、鍵畳の切断している写真も!素晴らしい仕事がしてあって、とってもセンスがよい。どんな方なんだろうと思っていたところ、「kyoto e ikimasu」のコメント。思い切ってメッセージを送ってみて、実際にお会いすることになりました!

場所は水辺の茶室で。建築主さんにご協力いただき、雨の中、二人のフランス人男性をお招きしました。同行してくださったステファンさんは、京都在住の写真家。通訳をしてくださり、とても楽しい時間を過ごさせていただいた。お話を伺ってみると、フランスで茶室を作っているティエリさんはグラフィックデザイナー。どうりでセンスがよいわけです。私のブログを見て茶室作りの参考にしてくださったようです。思わぬ地で、思わぬかたちでお役に立ててとても嬉しい。お茶は宗徧流を習われているとのこと、水辺の茶室の建築主さんに素敵なお道具をご用意いただき、茶室で薄茶一服を差しあげる。薄暗い茶室の中で、一期一会のお茶。遠く離れた地にいる人と、こうして出逢い、お茶を一緒にいただけることの不思議さ。茶の美は世界の美だ、と仰っていたのがとても印象的でした。


写真を撮るティエリさん。初めて会ったのに、なんだか前から友人だったかのように感じるのは、お茶が取り持つ縁だからでしょうか。次は是非フランスに行って、ティエリさんの茶室を見てみたい!


雨の水露地。雨粒が奏でる音楽を聞きながら。

ティエリさん、ステファンさん、Kさん有り難うございました!