2006年08月23日 21:15

fa5edacd.jpgこの夏の初めに、
倉敷に住むある知り人が送ってきてくれたのが、
これ。

水色の小さな箱の蓋を開けると、
パステルカラーの涼しげな砂糖菓子――朝顔の花や葉っぱ、金魚、鮑や帆立貝などを象ってある――がびっしりと詰まっている。
それに金平糖も。

香川県の「ばいこう堂」というお菓子屋の干菓子だそうだが、
なかなか素敵な贈りものだね。


2006年08月21日 21:58

ad22114a.jpg

先日、福島県会津若松在住の友人が桃をひと箱送ってきてくれた。

というわけで、
我が家の冷蔵庫の野菜室が、大量の桃たちに一時的に占拠されていたのだが、
その最後の一個を食べたのが、今朝のこと。

ところで、桃は皮ごと食べるのが旨いね。
まあ、葡萄も林檎もだが。

――今ふと想い出したが、
「蟠桃」という名の、 francis bacon  が描いたような奇妙に扁平率の大きい中国の桃、
あれは桃の原種なんだろうか?

「水蜜桃」という品種もあるが、
こちらはきわめて nabokov 的な妄想を掻き立てるネーミングだね。
食べると逮捕されそうだ。


2006年08月19日 10:19

1f96c947.jpg曇天の下、淀川左岸の自転車道を通って枚方へ。

駅下の「キディランド」で、fred君と再会。
1990年の torquay 以来だ。
懐かしいね。

http://www.homepride.co.uk/

ところで、fred君の苗字は何だろう?
――やっぱり lennon かね。

2006年08月13日 22:32

8cb98dea.jpg私の数十年来の親友で、
現在は香港でかなりきわどいビジネスを営んでいる(自称)という男が来日。
枚方市駅界隈で久しぶりに食べかつ飲んだ。

午後六時に野村呼文堂で落ち合った私たちが、まず向かったのは、
枚方市駅から線路沿いに数分歩いたところにある蕎麦屋。
「天笑」という名の店だ。

注文したのは細切りそば(800円)。
それに生ビールと冷酒。
冷酒は「龍神」と「黒龍」を一合ずつ頼んだ。

――ちなみに、「黒龍」の酒蔵は福井県松岡にある。
松岡といえば、九頭竜川沿いにある長閑な町で(永平寺に近い)、
かつて私が、 g.loomis の8フィート6インチのロッドと、dardevle の1/2オンスのスプーンで、サクラマスを何本も釣り上げた(ような気がする)思い出の土地だ。

それはともかく、蕎麦は旨かった。
でも荒挽きにしたほうが良かったかな。
ただ、酒やビールに勝手に付いてくる小皿はいただけない。
再考して欲しいね。

その後、私たちはサンプラザビルの三階にある「飛騨」へ。
ここはその店名に似合わず、魚を得意とする居酒屋だ。
注文したのは、鯨のさえずりの刺身、鱸の刺身、鱚の天ぷら、茄子の田楽など。
酒は芋焼酎。

さえずりは筋肉繊維が太すぎる感じで、私の歯では噛めず。
火を通せば噛めるんだろうが。

この店で旧友は、声をひそめることもなく、
香港での数数の違法すれすれの活動や、非・倫理的行為を告白。
あいかわらず悪辣な男だ。

最後に訪れた店は、川原町にある焼き鳥屋「大助」。
雀を頼むが、品切れ(鳥インフルエンザの影響で、中国から入荷がないらしい)なので、
代わりに蛙の唐揚げを頼む。
鶏の笹身をさらに繊細にしたような癖のない味わい。
麦焼酎を痛飲。

彼と別れたのは午後十二時過ぎ。
別れ際に彼は、あと数日の滞在で日本を離れ、北朝鮮経由で香港に帰ると言っていた。
将軍相手の新しいビジネスの種でも見つけたのかな。

しかし楽しい数時間であった。
翌日は宿酔いでヘロヘロだったけどさ。


2006年08月11日 21:58

9e9e0fb0.jpg「ニック枚方店」で買ってきたかき氷器(598円)で、かき氷を作る。

パイレックスに削った氷の上に、
「ごく濃い目に淹れたアップルティに砂糖とミルクを加えてあらかじめ冷蔵庫でよく冷やしたもの」を、注いだ。
氷は粗め。
口の中に氷の粒が残り、それがゆっくりと融ける。
そこがまた涼しげで良い。
ホームメイドの素朴な味わいだ。

ちなみに、写真のスプーンは、
10年前に fulham road の the conran shop で購入したものだが、
それがどうした?



2006年08月08日 22:33

70c39aaa.jpg午前10時。
買い物用の白いミニヴェロで、
旧京阪国道を枚方方面に向かう。
牧野駅付近で右に折れ、穂谷川沿いに淀川へ。
淀川左岸の堤防上を伸びる自転車道を快走。

走りながらさまざまな虫たちと衝突しそうになる。
ノシメトンボ、アシナガバチ、ハナムグリ、それにアゲハチョウ。
やっぱり蜂は厭だね。
私はこれまでに5回、蜂に刺されたことがあるが、
その焼けつくような痛みは結構後を引く。
ヤツらの毒素は私の体内ではなかなか分解されないらしい。

その後、東南アジア的酷暑に辟易して方針を変更し、
御殿山近辺で下界に降りる。
そういえば田圃の澱んだ水路に亀が浮かんでいた。
甲羅が長い深緑色の藻に被われた、
おそらくはイシガメ。

京阪御殿山駅前のケスタ地形的踏切を渡り、
「パルセント」という名の小さなスーパーマーケットへ。
牛乳とチョコチップメロンパンを購入。
なるべく古い町並みと、陽の当たらぬ路地と、緩やかな上り坂を経由するようにして、
低速で紆余曲折しながら我が家に帰還。

昼飯はトマトとツナの冷製スパゲティ。

2006年08月05日 09:25

9b7bd742.jpg京阪モールくずは店2階の無印良品で、
「ワイドリブテレコ」の「クルーネックシャツ」を購入。
1995円。バーゲン品。
フィットしたシルエットが私好みなのだが、
長袖プラス厚手の生地で、今着るには少少暑い。
しばらくは屋根裏部屋の古い箪笥に仕舞っておこう。
秋口にはいい具合に熟成しているはずだ(笑)。

ところで驚いたのは、
夕方のくずは駅前の広場の制空権が、
数百羽のムクドリたちに完全に奪われていたことだ。
そのうえあの鳴き声の喧騒と、
白い自然落下物の膨大な量。
そのなかを肩をすくめて足早に通り過ぎるのは、
サンティアゴ・ナサールの兄弟たちや、
ティッピ・ヘドレンの姉妹たち。


2006年08月02日 15:48

3941a015.jpg「ブックオフ枚方くずは店」で、
ロバート・A・ハインラインの「夏への扉」を購入。
季節にふさわしい買い物だ。

この本を買うのは実は二度目なのだが(一度目は十年ほど前。だがその本は現在行方不明)、
なぜか一度も読み通したことがなかった。
タイトルに惹かれてまた買ってしまったが、
今度は読了できるだろうか。

今パラパラとページを捲ってみたが、
訳文があまり良くないね。

さて、ふと思いついて、
タイトルに「夏」が付いた本を本棚から掘りだして並べてみた。
私の記憶が正しければ、
他にも「夏子の冒険」や「おもいでの夏」や「美しい夏」などがあったはずだが、
なぜか見つからない。
どこへ消えたのか。


ちなみに、文庫本の下にあるのは、
デイヴィド・ホックニーの「カメラワークス」。
(david hockney: cameraworks)

2006年07月29日 22:43

9a3dd76d.jpg午前11時。
男山から樟葉駅に続くブールヴァードの長い坂を風を切って下り、
京阪電車の線路をくぐり抜けて旧京阪国道を枚方方面へ。
くずはゴルフ場の芝生が鮮やかなのは農薬のおかげか。

穂谷川の少し手前でバイク(自転車のことだよ)を停めて水を飲み、
ついでに近くの「カワセ牧野店」で買い物。
トマト、キュウリ、豆腐、納豆、卵、コロッケなど。
コロッケがひとつ25円とは。

狭くて冴えない店だが、結構混雑してたね。
時おり中国語が蝙蝠のようにしたたかに飛び交っていた。

しかし暑い。
頭上には研磨したジュラルミンのように輝く青空。

と思っていたら、午後2時過ぎには激しい雷雨。
これでやっと日本の雨季が明けそうだ。

2006年07月27日 18:44

865c9af6.jpg昨日、あまりに暑かったので、
枚方市駅のそばの氷屋へかき氷を食べに行った。
抹茶。250円。
ノスタルジックな味だ。
何年ぶりだろうね、かき氷を食べるのは。

ただし。
アルミのスプーンが小さすぎてグニャグニャ曲がってる。
店主?が事務所で吸うタバコの煙が表の客席に漂ってくる。
これらはまったくいただけない。

食べてる途中で氷を買いに来たおじさんがいた。
で、店主が冷凍室からモノリスのような大きな氷塊を出してきて、客の眼前で切り分けるのだが、
なかなか面白かったね。
10パーセントくらい鋸を入れるだけで、スパッと分割できるのだ。
氷にも「目」があるんだろうな。

――まあそれなりに楽しめました。


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加藤思何理 katou shikari

詩人にして自転車乗り、すなわちサドルの上の詩人。

北海道に生まれ、京都や大阪などで育つ。
北方のアボリジナルの血を引く日本国籍人。
シャクシャインの末裔とも稀代の散歩者・加藤匡介の血縁とも噂されるが、真偽は不明。

2008年に詩と思想新人賞、
2011年に更科源蔵文学賞を受賞。

著書に、
「孵化せよ、光」、
「すべての詩人は水夫である」。

通称は石清水ゲイリー。


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(c) katou shikari


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