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※2012年5月29日追記 最新第7巻が発売するそうです!

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この記事「妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス)」原作はおもしろくて深くて泣けるらしいを書いてから、原作のマンガを読みました。(ほかにも【コスプレ用?】「妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス)」の短い手袋、購入先。でもちょっと怪しい?アニメ「妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス)」の2期の始め方【ネタばれ注意】を書いてます。)

「妖狐×僕SS」(いぬぼくシークレットサービス)


 レンタルコミックが半額になっており、最新刊の6巻はまだレンタル開始しておらず、5巻まで読みました。

 正直、この前に書いた「いぬぼく」の記事から期待していたんですが、正直よくわかりませんでした。
 おもしろい?深い?泣ける?

 全然そんなんじゃねぇよ!って感じです。私はマンガ好きの友達にこれを勧められません。なにがそんなに評価されていたのか私にはさっぱりわかりません。
 唯一好きなキャラは、がしゃどくろのカルタですね。理由はかわいいから。
karuta

 好きなキャラにしてもこれぐらいしか語るところがない。(CV.花澤香奈はGJでした!)
 一緒に借りた「海月姫」のほうが全然面白かったです。(詳しくはこちら【感想】マンガ「海月姫」 ドレスを武器に立ちあがるクラゲオタク アニメ「ギルティクラウン」との共通性)(あれ、こっちもCV.花澤香奈……)

 ここまでは非常に抽象的ですいませんが、ここから【ネタバレ】を含みます。気をつけてください。

・次世代への唐突な流れ
 5巻まで読んで、一番がっかりさせられたのが、これ。4巻のラストで「第一章『prologue』完」となっており、いきなり何だよ!?って感じ。しかも、5巻で普通に転生して、普通の生活送ってるし。う~ん。
 よくテレビドラマでヒロインや主人公の親友が海外に行ったり、転勤したりする展開がある。主人公やその周辺の人間と距離と時間をおかせることで、関係のリセットをはかる狙いだ。しかも、そのキャラクターは主人公たちが知らない時間を生きるため、制作者サイドは都合よく成長させられるし、「あっちでいろいろあったんだな」でそのキャラクターの言動は全てカバーできる。まさに都合のいい展開だ。
 「いぬぼく」ではそれを全員にさせて、再結集させ、関係のリセットをはかった。4巻まで読ませといて、5巻目でそれ!?と読んでいるこっちはがっかりだった。しかも、特に成長させた感じもしない。
 前々から伏線として「転生」の文字があったが、こうまで簡単に転生してしまうとそのありがたみがない。つまり、「展開的にまずくなったら、もう一回やり直す」という手法が通用してしまうのだ。

その点では過去の改変を行い、それにより生じる齟齬を描いた「シュタインズ・ゲート」と似ている。
シュタインズ

 「シュタインズゲート」では過去を改変したり、過去へタイムスリップした際、主人公以外の人間は記憶を失ってしまう。だから、自分が知らないことがみんなの中で当たり前になっていたり、面倒くさいことがおこったり、意思の疎通がうまくいかない。そのため主人公の岡部は孤独を味わい、苦しみを1人で背負うことになる。しかし、それを愛・友情・信頼で乗り越えるところが面白かった。
 「いぬぼく」ではそれがない。基本的にみんな記憶を持って転生可能なため、「今回もヤバイからみんなでやり直そう!」が簡単にできる。しかも、先祖返りメンバー以外の人間がほとんど出てこず、そこに重要な人物もいない。各登場人物の人間関係が先祖返りメンバーで構成されているために、「シュタインズゲート」のような孤独があるはずもなく、誰が死んでも記憶はそのままだから「来世でまた会おう!」が可能なのである。
 凛々蝶の記憶がまだ戻らない記述があるが、それは双織が記憶の封印をしたから。つまり簡単に取り戻すことができる。
 死を恐れずに敵に立ち向かうことができるようになると、死のありがたみがない。つまり、この先「別離」という意味での悲しみを作りだすには、転生さえさせない「消滅」しかない。それは敵となっている「百鬼夜行」メンバーにも言える。同じ運命をたどるように設計されている先祖返りは、野放しにすればいつまでも悪さをし続ける。つまり、どうにか消滅させないといけない。今後は「どう消滅させる」かが焦点になるのではないだろうか。

・凛々蝶と双熾のなれそめ
 双熾は主人の蜻蛉の代わりに凛々蝶と文通をおこない、お互いに心を寄せ合うという展開だが、まぁ普通ですよね。特に感動もしませんでした。
 でも、双熾が様々な女性をその容姿で落としていき、実家での軟禁状態から脱するというのは難しい気がする。おそらくかなり古い体制の家のはずだから、決定権は男が持っているはず。女性を味方につけて、どうにかなるとは思えない。

あとはあまり書きたくなるようなこともありませんねぇ。
カルタはかわいかったですよ。あとは雪女の野バラの「メニアック」するポイントがおもしろいぐらいですからねぇ。
アニメでいい具合におもしろくなることを期待します。
(関連記事: アニメ「妖狐×僕SS(いぬぼくシークレットサービス)」の2期の始め方【ネタばれ注意】 )