2007年04月29日
山のドクター
登山中の事故の大半が不注意やミスによって起こると言っても
過言ではない。中でも事故とは言えないが、自分の不注意で受傷
するのが凍傷である。
1974年5月春山研修会で出会った金田正樹先生は整形外科医で、
今までに診察した凍傷患者数は800〜900人位と云われている。
勿論登山家であり、1973年には第�脅�RCCエベレスト登山隊Dr.
として参加。また1985年メキシコ地震、90年アフガン紛争、91年
湾岸戦争、96年バングラディシュ竜巻災害、02年イラク戦争等の
支援に当たり、これらを記録した著書に『災害ドクター世界を行く』
がある。
2007年3月に上梓した『感謝されない医者』（山と渓谷社）では、
金田先生が診た凍傷患者の4割近い300人ほどの手足の指を切ら
ざるを得なかったという話しの中に、「もっと自分の手足を大事に
しろよ」との切実な言葉がある。
5月13日（土）に東京に於いて、私達岳友が企画した
『感謝されない医者』の出版記念会を催すことになったが、
この折にみんなで金田先生に『感謝』をしようではないかという
主旨である。
過言ではない。中でも事故とは言えないが、自分の不注意で受傷
するのが凍傷である。
1974年5月春山研修会で出会った金田正樹先生は整形外科医で、
今までに診察した凍傷患者数は800〜900人位と云われている。
勿論登山家であり、1973年には第�脅�RCCエベレスト登山隊Dr.
として参加。また1985年メキシコ地震、90年アフガン紛争、91年
湾岸戦争、96年バングラディシュ竜巻災害、02年イラク戦争等の
支援に当たり、これらを記録した著書に『災害ドクター世界を行く』
がある。
2007年3月に上梓した『感謝されない医者』（山と渓谷社）では、
金田先生が診た凍傷患者の4割近い300人ほどの手足の指を切ら
ざるを得なかったという話しの中に、「もっと自分の手足を大事に
しろよ」との切実な言葉がある。
5月13日（土）に東京に於いて、私達岳友が企画した
『感謝されない医者』の出版記念会を催すことになったが、
この折にみんなで金田先生に『感謝』をしようではないかという
主旨である。
2007年04月24日
文登研
山スキー
冬山研修会での道具の主役は山スキーであった。
当初はアルペン・スキー板のメーカーが山スキーの板も製造しており
メーカーは沢山あったが、金具メーカーは僅か数社で、ジルブレッタ
ペツル、マーカー、スーマチック、チロリア、ビネッサ等であった。
特にワイヤーケーブル式のジルブッレタは日本の山スキー登山の歴史
を塗り替えたほどで、多くの人達に支持された。その理由は登山靴に
良くフィットしたからである。
山道具を知り尽くした人物との出会いは、やはり研修会であった。
道具の変遷の語り部、堀田弘司氏である。
氏は日本アルパインガイド協会の創立メンバーの一人であったが、
彼のガイド山行中での病死によりガイド界は重鎮を失ったのである。
冬山研修会での道具の主役は山スキーであった。
当初はアルペン・スキー板のメーカーが山スキーの板も製造しており
メーカーは沢山あったが、金具メーカーは僅か数社で、ジルブレッタ
ペツル、マーカー、スーマチック、チロリア、ビネッサ等であった。
特にワイヤーケーブル式のジルブッレタは日本の山スキー登山の歴史
を塗り替えたほどで、多くの人達に支持された。その理由は登山靴に
良くフィットしたからである。
山道具を知り尽くした人物との出会いは、やはり研修会であった。
道具の変遷の語り部、堀田弘司氏である。
氏は日本アルパインガイド協会の創立メンバーの一人であったが、
彼のガイド山行中での病死によりガイド界は重鎮を失ったのである。
2007年04月23日
ブログ再開
暫く休んでいたブログを本日より再開。
長年の酷使に耐えかねたか、ストライキを起こしていた身体。
今回は結構しつこい腰痛に悩まされた。
一番の薬は養生と安静。どっこい、そうは問屋が卸さない。
通院と検査で少々時間を費やすが、隠居生活はまだまだ先のことだ。
再び文登研
1974年3月大学山岳部リーダー冬山研修会
若林隆三先生の雪崩学を論理的に学ぶ機会に恵まれた。
この先生は、登山者の為の雪崩学を日本で最初に発信した方であり
現在も登山界に啓蒙をし続けている。
文登研は逸早く雪崩に対する研修方法を構築し、全国より参加して
来る研修生に雪崩学を伝えることになる。
”雪崩に遭遇したらどう対処するかは勿論大切ではあるが、遭遇し
ないためにはどうするのか”
この大きな課題の始まりであった。
･･･続く･･･
長年の酷使に耐えかねたか、ストライキを起こしていた身体。
今回は結構しつこい腰痛に悩まされた。
一番の薬は養生と安静。どっこい、そうは問屋が卸さない。
通院と検査で少々時間を費やすが、隠居生活はまだまだ先のことだ。
再び文登研
1974年3月大学山岳部リーダー冬山研修会
若林隆三先生の雪崩学を論理的に学ぶ機会に恵まれた。
この先生は、登山者の為の雪崩学を日本で最初に発信した方であり
現在も登山界に啓蒙をし続けている。
文登研は逸早く雪崩に対する研修方法を構築し、全国より参加して
来る研修生に雪崩学を伝えることになる。
”雪崩に遭遇したらどう対処するかは勿論大切ではあるが、遭遇し
ないためにはどうするのか”
この大きな課題の始まりであった。
･･･続く･･･
