2010年11月13日
山のお便り
権現山(1143m)登頂記録 H.22.11.6
田谷 多見雄
7:27 高倉峠に着いた。昨夜は雨が降ったのか周りは全て濡れている。
高倉峠と書いてある石碑の所に駐車し山を見る。時々ガスってくるが
晴れ間もある。雨が降ったらその時点で中止や、とに角、いける所まで
行こう・・・と思い石碑の所から歩き始める。
下から見た時は登り易そうな笹だったがコイツが意外に曲者だった。
背丈ほどあり場所によっては2mぐらいの笹薮を掻き分けて登って行ったら、
アッという間に下半身はずぶ濡れになった。スパッツなど何の役にも立た
ない、それでも根気良くマイペースで登って行った。
30分後何とか稜線に着いた。この場所だけ少し広場になっている。
天気は回復し晴れて来た。ここまで来ると周りの景色が全て見え正面の
ピークがこれから登る権現山、左のピークは1047mだとすぐに分かる。
稜線まで登ればこっちのもの。
大した標高差は無く、多少時間は掛かるかも知れないが何とか行けるやろ・・
この場所から笹は太腿までの深さ(60cm)になったので、このまま山頂まで
行けるのではと思ったが、考えが甘かった。
200mくらい行くと再び背丈くらいになり悪戦苦闘して進むもペースは非常に
遅い。それでも1時間05分後なんとか1047mに着いた。1mくらいの広場が
ありここで小休止。おにぎり、パン、饅頭を食べながら山頂を見る。
天気はさらに晴れて来てもう雨の心配は無い。時間的にも十分余裕がある。
「まず行けるやろ・・・」と思った。
下って行くとなんと赤布があるではないか。赤布は非常に汚れており7〜8年
ほど経っていそうだ。確かに藪だがこの辺りまで来るとケモノ道らしき道が
ある。コルを過ぎ緩い登りになるとケモノ道は次第にハッキリしてきて踏み跡
程度の道では・・・と思うようになってきた。
やがて緩いピークに着いた。赤布はここまでに6回あり、このピークに着いた
時には「間違いなく行ける」と確信した。(1070mくらい)
稜線を登り切ると展望はさらに開け正面に大きな山が見えた。勘が正しければ
金草岳の筈。ここを右に曲がり(1110m)山頂へ向かう。
15分後ほんの少しだが更に右に曲がるとそこにも赤布があり、1分後、開けた
場所が目に入る。あっ、あそこが山頂やと近づくと正面に三角点。
「ヤ、ヤ、ヤッタ〜!登ったぞ〜」と思わず叫んだ。
誰もいないので何を言っても恥ずかしくない。
熊よけ用に持参した自転車のクラクションをパフッ、パフッ、パフッと何回も
何回も鳴らした。天気は快晴に近い。360度のパノラマ。
金草岳の遥か遠くの山は雪化粧しているように見えた。もしかして白山か。
周りをキョロキョロするが標識やテープなど何もない。三角点の左側の木に
桃色テープ2つ、赤布1つを付けた。
「ヤッタ〜、登ったぞ〜、権現山に登ったぞ〜!!」
88km・・・2時間05分 5:25→7:27
登山・・・2時間50分 7:41→10:32
下山・・・1時間45分 12:38→10:55
往復 5時間 個人難易度 難しい
田谷 多見雄
7:27 高倉峠に着いた。昨夜は雨が降ったのか周りは全て濡れている。
高倉峠と書いてある石碑の所に駐車し山を見る。時々ガスってくるが
晴れ間もある。雨が降ったらその時点で中止や、とに角、いける所まで
行こう・・・と思い石碑の所から歩き始める。
下から見た時は登り易そうな笹だったがコイツが意外に曲者だった。
背丈ほどあり場所によっては2mぐらいの笹薮を掻き分けて登って行ったら、
アッという間に下半身はずぶ濡れになった。スパッツなど何の役にも立た
ない、それでも根気良くマイペースで登って行った。
30分後何とか稜線に着いた。この場所だけ少し広場になっている。
天気は回復し晴れて来た。ここまで来ると周りの景色が全て見え正面の
ピークがこれから登る権現山、左のピークは1047mだとすぐに分かる。
稜線まで登ればこっちのもの。
大した標高差は無く、多少時間は掛かるかも知れないが何とか行けるやろ・・
この場所から笹は太腿までの深さ(60cm)になったので、このまま山頂まで
行けるのではと思ったが、考えが甘かった。
200mくらい行くと再び背丈くらいになり悪戦苦闘して進むもペースは非常に
遅い。それでも1時間05分後なんとか1047mに着いた。1mくらいの広場が
ありここで小休止。おにぎり、パン、饅頭を食べながら山頂を見る。
天気はさらに晴れて来てもう雨の心配は無い。時間的にも十分余裕がある。
「まず行けるやろ・・・」と思った。
下って行くとなんと赤布があるではないか。赤布は非常に汚れており7〜8年
ほど経っていそうだ。確かに藪だがこの辺りまで来るとケモノ道らしき道が
ある。コルを過ぎ緩い登りになるとケモノ道は次第にハッキリしてきて踏み跡
程度の道では・・・と思うようになってきた。
やがて緩いピークに着いた。赤布はここまでに6回あり、このピークに着いた
時には「間違いなく行ける」と確信した。(1070mくらい)
稜線を登り切ると展望はさらに開け正面に大きな山が見えた。勘が正しければ
金草岳の筈。ここを右に曲がり(1110m)山頂へ向かう。
15分後ほんの少しだが更に右に曲がるとそこにも赤布があり、1分後、開けた
場所が目に入る。あっ、あそこが山頂やと近づくと正面に三角点。
「ヤ、ヤ、ヤッタ〜!登ったぞ〜」と思わず叫んだ。
誰もいないので何を言っても恥ずかしくない。
熊よけ用に持参した自転車のクラクションをパフッ、パフッ、パフッと何回も
何回も鳴らした。天気は快晴に近い。360度のパノラマ。
金草岳の遥か遠くの山は雪化粧しているように見えた。もしかして白山か。
周りをキョロキョロするが標識やテープなど何もない。三角点の左側の木に
桃色テープ2つ、赤布1つを付けた。
「ヤッタ〜、登ったぞ〜、権現山に登ったぞ〜!!」
88km・・・2時間05分 5:25→7:27
登山・・・2時間50分 7:41→10:32
下山・・・1時間45分 12:38→10:55
往復 5時間 個人難易度 難しい