パワハラについて

先頃、厚生労働省の専門家会議でパワハラについての報告書が公表された
というニュースを耳にした。


”パワーハラスメント (Power harassment) とは、
「業務の適正な範囲を超えて精神的・身体的苦痛を与えること」
日本語として定着したセクハラから作られた和製用語である。
会社などで、職権などの権力や地位、人間関係を背景にし、
人格と尊厳を傷つける言動を繰り返し行い、就労者の働く環境を悪化
させる、あるいは雇用不安を与える行為のこと。
取引先や顧客の自宅なども含む「仕事をする場所」における、実質的な
力関係、すなわち 職責、肩書き、人間関係を背景にした、業務上の合理性
や必要性がない言動によって、相手の人格や名誉を傷つける行為、仕事を
続けるうえでの支障を生じさせる行為のことである。”

と”Wikipedia”に記載されている。


先の報告書では、指導とパワハラの線引きが難しいとしながらも、優位な
立場にある者がそうでない者に対するパワハラ行為を６つに分類し具体的
に発表している。

　　＊暴行や傷害などの「身体的攻撃」
　　＊脅迫や侮辱、暴言などの「精神的攻撃」
　　＊隔離や無視などの「人間関係からの切り離し」
　　＊遂行不可能な行為の強制などの「過大な要求」
　　＊能力や経験とかけ離れた程度の仕事を命じるなどの「過小な要求」
　　＊私的なことに過度に立ち入る「個の侵害」


この様な大袈裟な事項ではなくても、近い出来事は日常生活に於いても
有り得る。
例えば町内会、趣味の世界等、小さくても人が集まれば何がしかの”会”が
存在する。と、どうしても人間関係や専門知識などで優位な立場とそうで
ない者との、本来はあるはずもない力関係が表面化したりする。
勘違いも甚だしい。。
過剰な指示や注意等の度が過ぎればパワハラにもなり兼ねない。
仕事上だけとは限らず、「パワハラ」を感じると折角のやる気を削いで
しまったり、周りをも白けさせてしまうのが落ちだ。
全ての発展は望むべくもないが、何事も気持ち良く和やかに進めたい
ものだ。